写真：泉 よしか
地図を見る春が来てゴールデンウィークが近づくと、ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」のネモフィラ畑があちこちのメディアで紹介されますが、埼玉県にもネモフィラの花畑が堪能できる国営の公園があります。
それは埼玉県比企郡滑川町にある「国営武蔵丘陵森林公園」。ここは全国でも最初に国営公園となったところで、304.0ヘクタールの広大な敷地にサイクリングコース、運動広場、日本一大きなエアートランポリン、渓流広場などが点在しています。
とても広いので入口も１ヵ所ではなく、南口、中央口、西口、北口と４ヵ所。鉄道の駅は東武東上線の「森林公園駅」が最も近く、公共交通機関を使う場合はそこから路線バスに乗りますが、ネモフィラを見るなら駅から一番近い「森林公園南口バス停」で下車せずに、「森林公園西口バス停」まで行きましょう。
写真：泉 よしか
地図を見る車で行かれる場合は元の駐車場に戻る必要がありますが、公共交通機関利用で春のお花畑めぐりをするなら、西口から入って南口から出るコースをオススメします。
足下は歩きやすい靴で。別に歩きにくい道はないのですが、とにかく一つの公園内と言うにはかなりの距離を歩くことになります。
写真：泉 よしか
地図を見るネモフィラ畑は西口を入ってすぐの西口ひろば花畑です。園内に矢印のついた表示板も立てられますので迷うことはないでしょう。
写真：泉 よしか
地図を見る一面のネモフィラ畑はまさに青い絨毯！ネモフィラはムラサキ科の植物で、和名では「ルリカラクサ」という綺麗な名前で呼ばれています。
写真：泉 よしか
地図を見る武蔵丘陵森林公園のネモフィラの見頃時期は、例年4月中旬から5月上旬です。まさにゴールデンウィークの時期にあたるのですが、2018年は暖かい日が続いているので4月前半には見頃を迎えてしまい、ゴールデンウィークまではもたない可能性が高いです。
写真：泉 よしか
地図を見るネモフィラと同じ時期に見頃を迎えるのはアイスランドポピー。シベリアが原産のケシ科の植物です。こちらの花畑があるのは中央口に近い運動広場花畑。
なお、写真は2017年の様子なので、2018年は少し花の色合いが異なる可能性があります。
写真：泉 よしか
地図を見る黄色やオレンジのひらひらとした花びらは、日差しを受けて明るく元気なイメージ。一面にアイスランドポピーの咲き乱れるお花畑は、まるで海外の高原リゾートみたいな雰囲気です。
写真：泉 よしか
地図を見る2018年はネモフィラ同様開花が早まり、既に4月初旬に見頃を迎えています。4月半ばまでに見に来た方が良さそうですね。
アイスランドポピーが咲き終えた後は、同じ場所でシャーレーポピーの花畑を見ることができます。シャーレーポピーの開花は例年5月中下旬となっています。
写真：泉 よしか
地図を見るこのほかにも、国営武蔵丘陵森林公園には沢山のビュースポットがあります。ネモフィラの咲く西口ひろば花畑から、アイスランドポピーの咲く運動広場花畑に行く途中で公園・庭園樹園にも寄ってみてください。ここにも季節ごとの花畑が作られます。
写真の花は2017年4〜5月に公園・庭園樹園のこもれび花畑を飾ったマメ科のルピナス。
写真：泉 よしか
地図を見るまたネモフィラやポピーのような派手さはありませんが、南口に近い野草コースも歩いてみてください。緑の中にひっそりと咲く可憐な花が見つかるかもしれません。まるで白いブラシのような写真の花は、ユリ科のシライトソウ。花期は5月上旬から中旬頃です。
春から初夏にかけて咲き乱れるたくさんの花を見に、ぜひ国営武蔵丘陵森林公園に足を運んでみてくださいね。
住所：埼玉県比企郡滑川町山田1920
電話番号：0493-57-2111
アクセス：東武東上線「森林公園」駅からバス17分
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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