写真:林 ぶんこ
地図を見るインスタ映えするピンクの教会として、近年人気急上昇の「タンディン教会」。
生地屋や仕立て屋が並ぶ3区タンディン地区のハイバーチュン通りに面しており、中心部の1区からはタクシーで10分程度。近くには庶民の台所タンディン市場があり、ゴチャゴチャした下町の風景の中に立つ鮮やかなピンクの教会は、遠くからでも目立ちます。
写真:林 ぶんこ
地図を見る聖母マリア教会に次いでホーチミン市で2番目に大きなタンディン教会は1876年に建立され、フランス建築様式の典型的な建物です。ローマとバロックが合わさったゴシック様式で建てられています。
教会の中庭には十字架を背負ったキリストがゴルゴダの丘へと進む場面を描いた一連のモニュメントと、ブラジルリオのコルコバードのミニチュア版のような両手を広げたキリスト像があり、こちらもフォトジェニックです。
写真:林 ぶんこ
地図を見るただし、そのあまりの人気ぶりで最近は入場が制限されてしまっており、お祈りを捧げるミサの時間しか観光客は教会内部へ入ることはできません。中庭を含め中に入りたい場合は、ミサの時間に合わせて訪れるようにしましょう。ミサの時間はホテルのフロントなどに言えば調べてくれます。
以前は教会内部もピンク色だったらしいのですが、訪れた時にはこのように白く塗り替えられていました。また、イースター(復活祭)の日だったためタマゴがモチーフの、かわいらしい飾りつけが風に揺れていました。
<タンディン教会 の基本情報>
住所:289 Hai Ba Trung, Ward 8, District 3, Ho Chi Minh city
アクセス:1区中心部よりタクシーで約10分
写真:林 ぶんこ
地図を見るホーチミン5区のチョロン(中華街)地区にある鮮やかな黄色の建物が、1902年に建てられたホーチミンの聖フランシスコ・ザビエル教会=チャタム教会です。
”チャタム”というのは、ベトナム語で”タム父さん”という意味で、この教会をつくった初代司祭、ピエール・ダッソー(Pierre d ’Assou)にちなんで名付けられました。
通常、教会内部は公開されていますので、のんびりと地元の人々に混じってお祈りをしたり、隣りの幼稚園施設で遊ぶ子供たちを眺めたりすることができます。
写真:林 ぶんこ
地図を見るヨーロッパの他の教会と同じように、ゴシック様式で1902年に建てられたこの教会ですが、中華街の教会らしくゴシックのとらえ方が広義的です。教会のあちこちに中華ゴシックと表現すればよいのか、チャタム教会独自のユニークな建築様式が見られます。
写真:林 ぶんこ
地図を見る教会前の通りには、教会と同色の黄色の高層マンションがそびえており、ランドマークになります。しかし、門の外にはチョロンの喧騒が広がり、周辺はあまり治安のよい場所ではないのでタクシーで訪れるのがおすすめです。
<チャタム教会( Cha Tam Church / Nha Tho Cha Tam)の基本情報>
住所:25 Hoc Lac, ward 14, District 05, Ho Chi Minh city
アクセス:1区中心部よりタクシーで約20分
写真:林 ぶんこ
地図を見るタンソンニャット国際空港近くのゴーバップ地区にある、シックな青(正確には青灰色)の外壁をもつハントンタイ教会。
ベトナム唯一のビザンチン様式のローマカトリック教会で、イタリアのラヴェンナにある教会をモデルに1924年に建てられました。
写真:林 ぶんこ
地図を見る大きな天井ドームを持つビザンチンスタイルの教会内部は、ここがベトナムということを忘れてしまうほど、重厚で美しいローマカトリックの装飾がほどこされています。
伝統的なローマカトリックの印象を与えるため、内装で使われているレンガは全てイタリアから輸入したものなのだそう。
祭壇の隣りには、ハントンタイ教会設立の功労者、デニス・レ・ファットァン(Denis Le Phat An)とアンナ・トラン・ティート( Anna Tran Thi Tho)夫妻の大きな白い大理石のお墓があります
写真:林 ぶんこ
地図を見るハントンタイ教会はホーチミン市内で一番美しい内部装飾を持つ教会ともいわれており、1区の中心部からは離れていますが、市民がデートがてら訪れたりする近年人気上昇中の必訪スポットです。そして、この教会の見どころはなんといっても教会内部にあるため、入場できる時間を確認してから訪れるようにしましょう。教会情報については、ホテルのフロントに聞けば調べてもらえます。
<ハントンタイ教会 (Hanh Thong Tay church)の基本情報>
住所:53/7B Quang Trung, Phuong 11, Go Vap District , Ho Chi Minh,
アクセス:タンソンニャット国際空港よりタクシーで約5分、1区中心部よりタクシーで約40分
写真:林 ぶんこ
地図を見る続いては、1区中心部からタクシーで25分ほどのところにあるバチョン教会。
バチョン(Ba Chuong)とはベトナム語で3つのベルという意味で、写真からも分かるようにこの教会の屋根、鐘楼部分には3つのベルがあり、それに由来しています。
写真:林 ぶんこ
地図を見るドミニコ教会とも呼ばれるバチョン教会の外装は、門扉から鮮やかな緑色に塗られ、外壁のタイルや窓に至るまで全て緑色で統一されています。
写真:林 ぶんこ
地図を見るそしてここの見どころは、黄色の中華的なチャタム教会とはまた違う、回教的なものも混じるような、不思議なオリエンタルムードただよう独特な装飾です。
ベトナムらしさが一番表現された教会と評する人もいるほど、さまざまなものが融合されており、カトリックの聖人の隣りにはこのような、日本の某高名推理作家を彷彿とさせるような、不思議な彫像があります。また、教会のドアは一組のドラゴンによって守られています。
<バチョン教会(Ba chuong church)の基本情報>
住所:190 Le Van Sy, Phuong 10, Phu Nhuan District, Ho Chi Minh,
アクセス:1区中心部よりタクシーで約25分
写真:林 ぶんこ
地図を見る最後に紹介するのは、教会ではありませんが、ヒンズー教寺院のスリタンディユッタパニ。
アクセス便利な1区の中心高島屋前にあり、アオザイをレンタルしての、インスタ映えするお出かけ写真撮影地として女子に人気のスポットです。
写真:林 ぶんこ
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写真:林 ぶんこ
地図を見る<スリタンディユッタパニ(Sri Thenday Yuttha Pani)の基本情報>
住所:66 Ton That Thiep, Ben Nghe, District 1, Ho Chi Minh,
アクセス:1区中心部高島屋向かい
ベトナム一の大都会ホーチミンには800万人を超える人々が住んでおり、その1割がキリスト教徒だと数えられています。そして、ホーチミン市内には80万人のキリスト教徒が通う、約200もの地域に根付いた教会があると言われています。
ローカル教会巡りはホーチミンに暮らす人々の普段の暮らしを垣間見ることができます。ミサの時間に訪れてドアを開けてもらったなら、ベトナム語が分からなくてもお祈りに参加してみましょう。周りの人々と心を通じ合わせることができますよ。
また、どの教会も敬虔な信者の方がお祈りを捧げている神聖な場所ということをお忘れなきよう、よい写真だけでなくよい思い出も持ち帰るようにしましょう。
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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