写真:成瀬 亜希子
地図を見るTBSや赤坂サカスなどエンタメの発信地として知られる東京・赤坂。戦後から昭和までは花柳界が栄えており、高級料亭やキャバレーが軒を連ねる大人の社交場でもありました。そんな赤坂の老舗料亭「島崎」の面影を残しながらモダンに改装されたのが、今回ご紹介するホステル「kaisu」です。
ホステルを立ち上げたのは、アメリカ留学時代に出会って世界中を旅してきたオーナーの鈴木さんと河津さん。物件探しの時にこちらの料亭を紹介され、東京のど真ん中という立地や料亭の雰囲気を活かせると思ったそうです。「kaisu」という名前には、旅する全ての人が会す場所になってほしいとの願いが込められています。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るホステルのラウンジは自然光がたっぷり差し込む明るい空間。料亭時代にあった柱や梁を活かした設計になっており、モダンなインテリアながらもどこか懐かしい雰囲気が漂います。窓際にあるソファーは座り心地も良く、のんびりと寛ぐことができます。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るラウンジの一角ではクリエイターとコラボした雑貨を販売。日本らしさを感じる手ぬぐいやミニワッペンはお土産にも良さそうですが、普段使いにもしたいかわいいアイテムです。
客室は男女兼用の6人部屋と14人部屋、女性専用の10人部屋、1〜2人泊まれる個室を揃えています。建物の構造上どの客室も天井が高くゆったり広々としているのが特長。ポッド型のベッドも一つ一つが大きいため海外のゲストも使いやすそうです。ベッドには布団、ハンガー、読書灯、コンセントの他、セーフティボックスが備え付けており貴重品の管理も安心です。
一人もしくは友人や家族だけで泊まりたい方は和室へ。料亭時代の柱や照明が使用されており、当時の雰囲気を最も感じられる一室です。海外のゲストだけではなく、赤坂の歴史や建物に興味がある方にとっても素敵なひとときを過ごせるのではないでしょうか。
ホステル内には清潔で広々としたトイレとシャワーを完備。女性専用の10人部屋には、すぐ隣に女性専用のものがありますので安心です。パウダールームは木の素材を活かしたナチュラルな雰囲気で、大きな鏡や洗面台がそれぞれ独立しているので使いやすいです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る1階のカフェバー「BAR & TABLE」は、海外のカフェを思わせるような空間が広がっています。店内ではハンドドリップのコーヒー、エスプレッソベースのカフェラテやカプチーノ、国内ブルワリー産のクラフトビールなどを提供。コーヒーやビールによく合うフードも充実しているのでちょっと小腹が空いた時にもぴったりです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る中央には「BAR & TABLE」を象徴するような大きなテーブルを設置。フリーWifiや電源コンセントを完備しているので、コーヒーを飲みながらパソコンでじっくり作業したい時にも便利です。夜はクラフトビールを片手に海外のゲストと交流してみてはいかがでしょうか?
また定期的にクリエイターの写真やイラストなどの作品が展示されており、ギャラリーとしての一面も。「Kaisu」に宿泊したのが縁で、作品を展示することになったクリエイターもいるそうです。カフェなのでゆったり寛ぎながらアートを鑑賞できるのも良いですね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るカフェラテはエスプレッソのほろ苦さとミルクの甘みが絶妙。キレイなラテアートも描かれており、飲むのがもったいない!と思ってしまうほどです。大きめサイズのマグカップで提供されるので、カフェでゆっくり寛ぎたい時にもおすすめです。
カフェバー「BAR & TABLE」に面した庭にも注目。美しい緑があふれる中に飛び石や水鉢などが設置されており、日本庭園のような風情を感じさせます。外に出ることもできるので天気の良い日は思いっきりリラックスできそうです。
2015年にオープンして4年目を迎える「Kaisu」。最初は海外のゲストが中心でしたが、現在はワークショップや就活で訪れる日本人も増えたようです。カフェバーには地元の人も多く、まさに様々な人々が会す場所となっています。今後は地域のつながりによるコラボも考えているとのことで、さらに発展しそうですね!
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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