クラビ滞在のメインとなるアオナンビーチから約20キロ離れた場所に「タムスア寺」はあります。タクシーのチャーターかレンタルバイクで行くのが一般的です。
クラビは田舎町のため、車やバイクの通行量はそれほど多くありません。運転に自信のある人は、バイクで向かってみてはいかがでしょうか。異国の地で、風を切って走るバイクは開放感抜群でとっても気持ちがいいですよ。もちろん、安全運転は必須です。
敷地内には中国式のお寺やタイ様式の仏塔、タイガーケイブと呼ばれる洞窟などがあり、仏像や虎の置物が祭られています。
コンビニのようなお土産屋さんも敷地内にあるので、お水の追加が必要な人は、ここで必ず購入してから山頂を目指しましょう。
日本のお寺と違い、タイのお寺はとっても派手。仏像はもちろん、木の葉っぱまでも金色で装飾しています。
1970年頃まで近くに虎がいたことから、タイガーケイブテンプル（虎の洞窟寺院）とも呼ばれている「タムスア寺」。
現在、本物の虎はいませんが、敷地内のいたるところに虎の置物があり、撮影スポットとして人気を集めています。
タムスア寺最大の見所は階段を上った山頂です。ここからは、今までのゆるーい雰囲気とは一変し、厳しい修行のような試練が待っています。
サンダルで来ている欧米人が多いですが、歩きやすいスニーカーは必須です。また、野生のサルがたくさんいますので、持ち物を取られないように注意しましょう。
山頂へ行くためには、1272段ある階段をひたすら上ります。しかも、とても急で、階段の幅が狭く、一段一段の高さもあるため、日本の階段とは比べものにならないほどの負荷がかかります。
普段、運動をしていない人にとってはかなりきつい道のりとなることは間違いありません。きっと、何度かあきらめたくなること必至のつらさです。
暑さも体力を消耗させるので、水分補給をまめにとり、無理せず休みながら上りましょう。
休みながら上り続け、約50分で山頂に到着。ここからは、靴を脱いで素足で上がらなくてはなりません。
下界から隔離されたような、とても静かで神聖な空気が流れる山頂。中央に黄金のブッダが鎮座し、その周りには黄金の仏塔や小さな仏像、5本首の邪神ナーガなどが祭られています。
山頂にある展望台からは、下界を見守るように鎮座する黄金のブッダと、クラビの大自然を一望することができます。
山頂にある手すりはとても低く、腰の高さほどしかありません。手すりの下は崖なので、落ちないように注意しましょう。
1272段を上った人だけが見ることのできる絶景は感動ものです。
ぜひ、クラビに来たなら「タムスア寺」の階段上りにチャレンジしてみてください。一見の価値ありですよ！
住所：Wat Tham Sua Krabi Noi, Muang Krabi, Krabi, 81000
アクセス：アオナンビーチから車で約30分。クラビ空港から車で約10分
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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