写真:万葉 りえ
地図を見る日本で3番目に国立公園に指定され、また「日本の名峰ランキング」でも3位に選ばれている大山。この美しい山峰を眺めたり登ったり、雄大な自然を楽しむために毎年多くの人が訪れます。
今回ご紹介する木谷沢渓流があるのは、大山山頂の南側に位置する場所です。
写真:万葉 りえ
地図を見る大山と言っても、その山裾はかなり広くそれぞれに違った魅力を持っています。北側の方は古の山岳信仰の聖地で、大山(だいせん)寺をはじめとしてパワースポットが点在します。また南東側の蒜山(ひるぜん)高原には白樺の林もあり、ジャージー牛が育てられ高原リゾートを楽しむにはおすすめの場所。
そして、鍵掛峠をはじめとして大山南壁の絶景を望める場所にあるのが、奥大山のエリアです。ここの豊かなブナの森から清冽な水が流れ出し、恵みをもたらしているのです。
写真:万葉 りえ
地図を見る大山は「神の居ます山」といわれて自然が守られ、さらに山岳信仰の霊場として入山が厳しく制限されてきました。そのおかげでブナの森が守られてきたという歴史を持っています。ですから、一口にブナの森といっても、大山のブナの森は西日本最大級の規模になっているのです。
写真:万葉 りえ
地図を見る湧水ポイントが各所にあり、名水王国とも言われている大山。山裾をめぐるように大山環状道路(45号線)を御机から鍵掛峠の方向へ車で走っていくと、右手に奥大山スキー場が見えてきます。この駐車場のそばで奥大山の源水が湧きだしています。
そしてスキー場とは反対側の、「こんな場所に!」と思うほど近い場所に木谷沢渓流が待っています。渓流側にも駐車場があるので、安全に駐車したら木立へと入ってみましょう。小道を進めば道路沿いの喧騒は消えてゆき、渓流の水の音が聞こえ始めます。
写真:万葉 りえ
地図を見る鳥取県は西日本ですが、日本海に面しているので冬期は大変降雪が多い場所です。その雪解けの水か地中深くしみこみ、土壌で濾過されて再び地上へと出てくるのです。それも、豊かな大地で長い時間をかけて濾過されている間に、自然のミネラルをたっぷりと含ませて…。
写真:万葉 りえ
地図を見るご紹介した木谷沢渓流と同じ江府町(こうふちょう)にあるのが「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」です。入場は無料で、予約をすれば水を育んで自然を大切にする環境共生型の工場の見学ができます。また小学3〜6年生とその保護者であれば、森の探検や清流での川遊びなど自然を体感できるプログラム(予約制)も用意されています。
渓流の水を飲むことはできないので、木谷沢渓流で自然に浸るとともに、柔らかな口当たりの美味しい水はこちらで楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真:万葉 りえ
地図を見る渓流へと進み出したとたん、木々の間からこぼれてくる陽光やせせらぎの音に包まれて思わず深呼吸したくなる木谷沢渓流。それぞれの季節ごとに、違う美しさを感じさせてくれるでしょう。
住所:鳥取県江府町
電話番号:0859-75-2211(江府町役場)
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
万葉 りえ
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