青銅器など文物の宝庫!中国三大博物館の一つ「上海博物館」

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青銅器など文物の宝庫!中国三大博物館の一つ「上海博物館」

青銅器など文物の宝庫!中国三大博物館の一つ「上海博物館」

更新日:2018/04/17 17:59

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員
上海を代表する博物館といえば、上海博物館を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。上海博物館は故宮博物館、南京博物館とあわせて中国三大博物館に数えられているほど。事実、収蔵品は青銅器から仏教美術、陶磁器、民族衣装など多岐にわたっており、数千前より連綿と続いて来た中国文化の豊かさを学ぶことができます。しかも、入館料は無料!今回は上海博物館とその収蔵品の数々をご紹介しましょう。
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中国三大博物館の一つ!青銅器を模して造られた上海博物館

中国三大博物館の一つ!青銅器を模して造られた上海博物館

写真:乾口 達司

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上海博物館は上海市黄浦区にある博物館。上海市の中心部に広がる人民広場の一角に位置しています。1996年に完成した現在の建物は古代中国の文物として知られる青銅器の鼎(かなえ)を模しており、その点でも中国の博物館にふさわしい建造物であることがわかります。

中国三大博物館の一つ!青銅器を模して造られた上海博物館

写真:乾口 達司

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館内の総延べ床面積は39,600平方メートルにおよびます。建物は4階建て。各階、部門ごとに展示室が設けられており、それぞれの階はエスカレーターや階段で結ばれています。1階のエントランスホールにはガイダンススペースもあり、日本語のパンフレットも置かれているので、それを手に館内をめぐりましょう。

中国三大博物館の一つ!青銅器を模して造られた上海博物館

写真:乾口 達司

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広い館内ゆえ、館内には飲食スペースも設けられています。ケーキなども販売されているため、休憩にはこちらをご利用ください。

必見!世界屈指の逸品を揃える「中国古代青銅館」

必見!世界屈指の逸品を揃える「中国古代青銅館」

写真:乾口 達司

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上海博物館の収蔵品のなかでもっとも知られているのは、1階の「中国古代青銅館」に陳列されている青銅器の数々。上海博物館では、常時、夏・商(殷)から漢代において製造された青銅器が数百点展示されており、世界屈指の規模を誇っています。

鉄器にとって代わられるまで、青銅器は金属製品の中心として古代の中国文化を支えていました。当初は小さく、その種類もさほど多くはありませんでしたが、商代に入ると、次第に多種多様な形態をとるようになります。それとともに、その表面には「饕餮文(とうてつもん)」と呼ばれる独特の模様がつけられます。写真のように、一人ではとても持ち上げけられないような大きなものまで出現しており、青銅器がいかに重要視されていたかがうかがえます。

必見!世界屈指の逸品を揃える「中国古代青銅館」

写真:乾口 達司

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こちらは牛をかたどった青銅器。食器をかたどった青銅器が多いなか、こういった動物をモチーフにしたものも登場しました。

必見!世界屈指の逸品を揃える「中国古代青銅館」

写真:乾口 達司

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変わったところでは、写真の青銅器を挙げることができます。これ、いったい何だと思いますか?実は青銅製の枕なのです。もちろん、実用的なものではありませんが、中国の青銅器がいかに多種多様であるか、ここからもおわかりいただけるでしょう。

中国の仏教文化や葬送儀礼を学ぶ!仏像や俑

中国の仏教文化や葬送儀礼を学ぶ!仏像や俑

写真:乾口 達司

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中国といえば、東アジアにおける仏教文化の一大拠点でもありました。そのことは空海や最澄が中国に渡り、仏教を学んだことからもわかります。「中国古代彫塑館」には、ご覧のような仏像が多数陳列されています。こちらの石造は北魏時代のもの。日本では、飛鳥時代に作られた伝来当初の仏像の多くが北魏様式にならっており、私たち日本人にとっては、仏教のルーツというべき仏像であるといえます。

中国の仏教文化や葬送儀礼を学ぶ!仏像や俑

写真:乾口 達司

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この風変わりなものは何!?驚かれる方もいらっしゃるでしょうが、これは「鎮墓獣(ちんぼじゅう)」と呼ばれているもの。お墓の入口に置かれ、魔除けとしての役割をになっていました。中国における葬送儀礼を学ぶのに格好の逸品です。

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景徳鎮をはじめとする陶磁器の名品の数々

景徳鎮をはじめとする陶磁器の名品の数々

写真:乾口 達司

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中国といえば、数々の陶磁器を忘れるわけにはまいりません。特に上海と同じ揚子江の南側には景徳鎮(けいとくちん)という焼き物の産地があり、陶磁器愛好家垂涎の名品を数多く生み出しています。写真は景徳鎮窯で焼かれた壺。明代の作で、中国人には縁起の良い動物とされる竜が描かれています。

景徳鎮をはじめとする陶磁器の名品の数々

写真:乾口 達司

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こちらは磁州で焼かれた壺で、一般には磁州窯と呼ばれています。表面には雁が描かれているのが、おわかりいただけるでしょう。一口に中国の焼き物といっても、あれだけ広大な地域を有しているだけあり、その土地土地で採れる土も違えば、製法も異なります。もちろん時代の違いもありますが、その多様性こそ中国の文化の特徴といえるでしょう。

中国ならではの玉器や多民族国家としての中国を伝える民族衣装や仮面の数々

中国ならではの玉器や多民族国家としての中国を伝える民族衣装や仮面の数々

写真:乾口 達司

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こちらは「中国古代玉器館」に展示されている玉器(ぎょくき)。仮面のように並べられているのには意味があり、これらの玉は死者の鼻や耳、口などの穴をふさぐために使われました。穴をふさぐという行為には、死者に魔物がとりつかないようにといった願いが込められており、中国人がいかに古くから玉器を神聖なものとしてあつかっていたかがうかがえます。

中国ならではの玉器や多民族国家としての中国を伝える民族衣装や仮面の数々

写真:乾口 達司

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一方、こちらは「中国少数民族工芸館」に陳列されている民族衣装の数々。中国にはたくさんの少数民族が暮らしており、こちらでは代表的な民族衣装も展示されています。

中国ならではの玉器や多民族国家としての中国を伝える民族衣装や仮面の数々

写真:乾口 達司

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しかし、展示物は民族衣装だけではありません。ご覧のような神面も展示されています。こちらの神面はチベット族のもの。多民族国家としての中国を学ぶのに格好の展示物ですよ。

いかがでしたか?上海博物館がいかに大きく、さまざまな文物をあつかった博物館であるか、おわかりいただけたでしょうか。もちろん、今回紹介したのは、展示物のごく一部であり、ほかにも書画や貨幣などをあつかった部屋もあります。上海市のなかでももっともにぎわう地区に位置しているため、アクセスも快適です。上海博物館で中国文化の真髄に触れてみてください。

上海博物館の基本情報

住所:中華人民共和国上海市黄浦区人民大道201号
電話番号:+86-21-6372-3500
アクセス:上海軌道交通1号線・2号線・8号線「人民広場駅」より徒歩5分

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/30 訪問

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