古墳大国・群馬!古代ロマンを満喫する歴史散歩に出かけよう

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古墳大国・群馬!古代ロマンを満喫する歴史散歩に出かけよう

古墳大国・群馬!古代ロマンを満喫する歴史散歩に出かけよう

更新日:2018/04/13 12:46

Aya Hasegawaのプロフィール写真 Aya Hasegawa フリーランスライター、編集者

「グンマー」の愛称や、漫画「お前はまだグンマを知らない」の映画化、アニメ化でなにかと話題の群馬県が、実は古墳大国だということをご存知ですか。群馬県教委の古墳総合調査によれば、県内には2434基の古墳が現存。全国屈指の古墳集積地帯では、子どもたちが古墳で遊ぶのも日常の風景です。東京から新幹線で約1時間。在来線の快速でも1時間足らずで行ける群馬に、歴史散歩に出かけてみませんか。

古代碑「上野三碑」で7〜8世紀にタイムスリップ

古代碑「上野三碑」で7〜8世紀にタイムスリップ

写真:Aya Hasegawa

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群馬県教育委員会が、2002年から5年の歳月をかけて行った、大規模な古墳調査によれば、県内古墳の総数は13,249基。うち2,423基(部分的なものも含む)が現存することがわかりました。

古代、上野国(かみつけのくに)と呼ばれ、東国の交通の要衝で戦略物資である馬の産地でもあった群馬は、全国有数でも有数、東日本では千葉県に次いで古墳の多い地域。数だけではなく、「卑弥呼の鏡」ともいわれる「三角縁神獣鏡」が多くの古墳で副葬されているなど、その内容も充実しています。そんな群馬県には、「古代ロマン」に触れられる場所がたくさんありますよ!

群馬県高崎市には、7〜8世紀にかけて建てられた、3つの古代碑「上野三碑(こうずけさんぴ)」が現存しています。「それってすごいの?」と思われるかもしれませんが、平安時代より古い石碑は日本に18例だけ。それが高崎市の直径3kmほどのエリアにあるというのはもはや奇跡のようなもの。2017年10月には、ユネスコが管理する「世界の記憶」に登録されました。

古代碑「上野三碑」で7〜8世紀にタイムスリップ

写真:Aya Hasegawa

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3つの石碑は、それぞれ「多胡碑(たごひ)」「山上碑(やまのうえひ)」「金井沢碑(かないざわひ)」といいます。「多胡碑」は、711年に新しく多胡郡(たごのこおり)がつくられたことを記念して建てられたもの。681年、天武天皇の時代に建てられた「山上碑」は、完全な形を残す石碑としては日本最古のもので、僧侶になった息子が母親のことを思い、建てた石碑です。726年に建てられた「金井沢碑」の、112にも及ぶ文字には、三家(みやけ)氏という一族が、天地に誓い、仏に仕えることが書かれています。

前述したように、「上野三碑」は直径3kmほどのエリアに点在しています。金井沢碑と山上碑は山を挟んで建っていますし、ウォーキングがてら徒歩でめぐるのもいいですが、「上野三碑めぐりバス」も運行されており、こちらを利用すると、効率的にめぐることができますよ。なお、「多胡碑」のある「多胡碑記念館」には、三碑のレプリカが並んで展示されているので、くわしい解説を見たり、大きさの比較をすることができます。

そんなわけで、群馬県はこのところ「上野三碑」推し。ヤマピー、タゴピー、カナピーなんてゆるキャラもデビューしていますよ。そして、その子たちがけっこうかわいかったりするんです。ぜひお見知りおきを。

<多胡碑記念館の基本情報>
住所:高崎市吉井町池1085
電話番号:027-387-4928
開館時間:9:30〜17:00(受付は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
入館料:大人200円、大学生100円、高校生以下・65歳以上無料
アクセス:上信電鉄吉井駅から徒歩約30分。または、よしいバス東谷・西吉井線「多胡碑記念館前」下車(日祝・年末年始は運休)

大きな石室がのぞける史跡公園「綿貫観音山古墳」

大きな石室がのぞける史跡公園「綿貫観音山古墳」

写真:Aya Hasegawa

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高崎市の「綿貫観音山古墳」は、群馬の古墳文化を肌で感じることができるスポットのひとつ。全長97m、高さ9mの前方後円墳で、6世紀後半に築造されたもの。誰が眠っていたかは定かではありませんが、地元の豪族の王の墓ではないかと考えられています。復元整備が行われ、1981年に県内初の史跡公園として公開。古墳の上に登ることもできます。

大きな石室がのぞける史跡公園「綿貫観音山古墳」

写真:Aya Hasegawa

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「綿貫観音山古墳」では、死者が葬られていた、横穴式石室をのぞくことができます。1400年前の石壁の中には静謐な空気が流れ、いったいどんな人が眠っていたのかと想像力がかきたてられます。

大きな石室がのぞける史跡公園「綿貫観音山古墳」

提供元:(公財)群馬県観光物産国際協会

http://gunma-dc.net/地図を見る

なお、「綿貫観音山古墳」から1kmほど南にある「群馬県立歴史博物館」には、古墳の出土品の一部も展示されています。「綿貫観音山古墳」からは、中国や朝鮮半島などの外国で作られたものも見つかっていて、群馬と中国、朝鮮半島を行き来していた、豪族の存在をうかがいしることができます。

<綿貫観音山古墳の基本情報>
住所:高崎市綿貫1752
電話番号:027-347-1134(史跡観音山古墳管理事務所)
アクセス:高崎市内循環バスぐるりん「綿貫団地南」下車、徒歩約5分

はにわの魅力に開眼!「上毛野はにわの里公園」

はにわの魅力に開眼!「上毛野はにわの里公園」

写真:Aya Hasegawa

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「上毛野(かみつけの)はにわの里公園」は、気軽に古墳時代を体感できるスポット。はにわや古墳について学べる「かみつけの里博物館」があり、博物館の北側には、5世紀に作られた全長96mの前方後円墳「八幡塚古墳」が、西側には、全長108mの大きな前方後円墳「二子山古墳」と「薬師塚古墳」があります。広々とした敷地は公園になっていて、地元の人々にとっては格好の散歩コース。

また、敷地内の「はにわ工房」や「はにわ窯」ではハニワの製作体験もでき(要予約)、幼稚園や小学生の遠足や社会科見学のスポットでもあります。

はにわの魅力に開眼!「上毛野はにわの里公園」

写真:Aya Hasegawa

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1500年前の世界を再現した「かみつけの里博物館」は、古墳好きには堪えられない博物館。5世紀の榛名山東南麓の様子を復元されていたり、八幡塚古墳の築造時の様子を表現した模型があったりと、その精巧さとおもしろさについ見入ってしまいます。

なんといってもハイライトはさまざまな種類のはにわの展示。ヒト型はもちろん、馬や猪、鹿など動物のものまで、バラエティ豊富なはにわが一堂に会しています。

はにわの魅力に開眼!「上毛野はにわの里公園」

写真:Aya Hasegawa

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売店で売られているはにわ関連グッズも、ぜひチェックを。良心的な価格で、ちょっぴりキッチュでかわいらしいものづくしですよ。

<上毛野はにわの里公園の基本情報>
住所:高崎市保渡田町2000-1
電話番号:027-373-2461(群馬支所建設課)
アクセス:高崎駅より、群馬バスしんとう温泉・榛東村役場行きにて「秋葉前」下車、徒歩約5分。または市内循環バスぐるりん大八木線・北高先回り(帰りは中尾先回り)にて「井出町西」下車、徒歩約10分

古墳大国・群馬の体験のすすめ

古墳時代は、近畿地方が政治や文化の中心でしたが、交通のかなめであった群馬地域では、ヤマト王権と連携した大きな勢力がかたちづくれ、仏教や文字文化が早くから発達。経済的にも文化的にも東日本をリードする存在でした。そんな群馬県には、古代ロマンを感じられる場所がいくつもあり、今回、ご紹介したのは、群馬の歴史スポットのほんの一部にすぎません。悠久の歴史を感じに、古墳大国・群馬の探検に出かけてみませんか。

なお、群馬の古墳を満喫するなら、「ぐんま古墳探訪」アプリの入手を。前述の群馬県教育委員会による調査をもとに、整備・復元された「八幡塚古墳」(高崎市保戸田町)、「観音山古墳」(高崎市綿貫町)、東日本最大の古墳「天神山古墳」(太田市内が島町)など、県内の古墳90か所が登録されています。エリア、形状などで検索できるほか、周遊ルートを作ることもできますよ。群馬県のホームページからダウンロードが可能です。

2018年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:群馬県観光物産国際協会

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/09 訪問

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