新緑と葵祭の色彩がまぶしい!葵祭巡行の日の京都「下鴨神社」

| 京都府

| 旅の専門家がお届けする観光情報

新緑と葵祭の色彩がまぶしい!葵祭巡行の日の京都「下鴨神社」

新緑と葵祭の色彩がまぶしい!葵祭巡行の日の京都「下鴨神社」

更新日:2018/04/12 18:15

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

葵祭は京都三大祭(葵祭、時代祭、祇園祭)のひとつで、平安時代以来、1200年の歴史を持ちます。京都でも古い歴史を持つ下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、毎年5月初旬から儀式が執り行われ、5月15日には祭りのハイライトの路頭の儀として、平安貴族の衣装を着た行列が京都御苑から下鴨神社経由で上賀茂神社まで、市内を巡行します。

今回は、有料観覧席が設けられる下鴨神社での色彩豊かな風景を紹介します。

葵祭

葵祭

写真:島野 佳幸

地図を見る

葵祭は古くは賀茂祭と称し、平安中期の貴族の間では、単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名でした。その賀茂祭が「葵祭」と呼ばれるようになったのは、江戸時代の元禄期に祭が再興されてのち、当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車(御所車)、勅使、供奉者の衣冠、牛馬にいたるまで、すべて葵(フタバアオイ)の葉で飾るようになった頃から。

葵祭は、5月3日の流鏑馬神事、4日の斎王代御禊(みそぎ)の儀、5日の武射神事、12日の御蔭祭などがあって、5月15日(雨天順延)の当日に、路頭の儀(ろとうのぎ)、社頭の儀が行われます。

葵祭の一番の見どころは路頭の儀(巡行行列)で、勅使をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など、平安貴族そのままの姿で列をつくり、大勢の見学者が待ち構える京都市内約8Kmを巡行します。

葵祭

写真:島野 佳幸

地図を見る

行列は朝10時半に京都御所の建礼門前を出発し、御苑の堺町御門を出て、市内の丸太町通、河原町通を通り、下鴨神社には、11時半過ぎに到着します。下鴨神社で、社頭の儀が執り行われ、その後、午後14時20分に下鴨神社を出発し、北大路通を西に向かい、賀茂川沿いに北に上がり上賀茂神社に15時半頃に到着します。

祭りの主役の「斎王代」は、十二単姿で腰興(およよ)に乗って登場し、初夏の京都市内を巡行します。

京都御苑から出発して下鴨神社へ

京都御苑から出発して下鴨神社へ

写真:島野 佳幸

地図を見る

路頭の儀(巡行行列)は、5月15日に、総勢511名、馬36頭、牛4頭、牛車2基の行列をつくり、京都御苑内の京都御所建札門前から朝10時半出発します。行列は御苑内に設えられた観客席の中の砂利道を通り、御苑内をまっすぐ南に進み、堺町御門を出て、丸太町通を東に進み、河原町交差点から河原町通を北に上がって下鴨神社に向かいます。

行列は「本列」と「斎王代列」に分かれていて、「本列」は、第一列の行列を先導する騎馬隊の「乗尻(のりじり)」から始まり、第二列の藤の花で飾られた「牛車(ぎっしゃ)」などが続きます。第四列では、大きな傘の上に色鮮やかな花々が飾られた「風流傘」から、女人列とも呼ばれる華やかな「斎王代列」へと続いていきます。

京都御苑から出発して下鴨神社へ

写真:島野 佳幸

地図を見る

最初の目的地の下鴨神社では、参道に有料観覧席が設けられて、大勢の見学者が巡行行列を待ち構えます。

下鴨神社の本列

下鴨神社の本列

写真:島野 佳幸

地図を見る

下鴨神社は「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に指定されていて、紅葉景色などで名高い原生林の「糺の森」なども含む広大な境内を持つ神社です。

葵祭路頭の儀の5月15日、巡行の最初の目的地のこの下鴨神社では、新緑の緑鮮やかな景色が広がっています。10時半に京都御苑を出発した巡行行列は、下鴨神社には11時半過ぎに、本列先頭の「乗尻」がまず到着し、大勢の見学者が待つ参道を進みます。

下鴨神社の本列

写真:島野 佳幸

地図を見る

牛車は、藤の花で飾られた大きな御所車で、ぎしぎしと音を立てて目の前を進むさまは、迫力があります。

下鴨神社の本列

写真:島野 佳幸

地図を見る

平安時代の貴族衣装の乗り手が騎乗した馬が新緑の参道を進む姿は、勇ましいです。

下鴨神社の斎王代列

下鴨神社の斎王代列

写真:島野 佳幸

地図を見る

先頭の「乗尻」が通過した後、様々な平安装束の行列が続き、約40分ほどで、腰興(およよ)に乗った「斎王代」が登場します。「斎王代列」は女人列といわれ、市民女性から毎年選ばれる「斎王代」を中心にした列です。この列は、女人の華やかな衣装が下鴨神社の新緑の輝きの中に映えるので、見ごたえ充分です。

下鴨神社の斎王代列

写真:島野 佳幸

地図を見る

供奉者にかつがれた輿に乗って「斎王代」は、十二単(じゅうにひとえ)の衣装で、登場します。葵祭のきらびやかな衣装姿、風流傘、牛車などの巡行は約1時間ほどで、目の前を通り過ぎていきます。

風流傘も、新緑も色鮮やかだ

風流傘も、新緑も色鮮やかだ

写真:島野 佳幸

地図を見る

路頭の儀の中で披露される風流傘(ふりゅうがさ)は色鮮やかで、新緑下鴨神社の中では一層引き立って見えます。

風流傘も、新緑も色鮮やかだ

写真:島野 佳幸

地図を見る

風流傘は、大きな傘に紺布を張り、錦の帽総(もこうふさ)などをかけわたした上に、あふれんばかりに造花を飾りつけたもので、行列では、はかまに同じ造花をつけた取物舎人(とりものとねり)4人が2人ずつ交代で持って進みます。

風流傘も、新緑も色鮮やかだ

写真:島野 佳幸

地図を見る

GWの連休が終わり、初夏の気候になっている5月15日は、京都市内は新緑の風景が広がっています。

この葵祭の行列が行われる「京都御苑」、「下鴨神社」は広大な敷地に数多くの木々が植えられていて、市民の散歩道にもなっています。また、「賀茂川」の両岸に植えられている木々も緑色に輝く季節です、川岸には下流から上流まで散策路が整備されています。葵祭の色彩を堪能したあとは、市内を散策して、新緑風景も楽しんでいってください。

下鴨神社の基本情報

【正式名称】賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)【通称名称】下鴨神社
住所:京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号:075-781-0010
アクセス:京阪電車「出町柳」駅下車徒歩約10分 、京都市バス「下鴨神社前」下車徒歩約5分

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/05/16−2017/05/15 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルジェイピーで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -