敷き詰められた芝生の緑が美しい敷地に、縁取りが金色で飾られた白く巨大な仏塔があります。建設されたのは1956年のこと。その後、何度かの改修や拡張工事が行われ、現在の姿となりました。
正面に建つ仏塔の高さは57メートルで幅は17メートル。出入り口付近の人と比較してみれば、いかに巨大かが感じられることでしょう。
建設年は仏教が説かれてから2500年を記念した1956年ですが、釈迦はご存知インドであり、その意味を込めてワット・プラタート・ノン・ブアはインド様式を取り入れました。
インドと言えばブッダガヤが有名ですが、その大菩提寺を参考にして建立されただけあって、黄金の縁取りを除けば雰囲気はとても似ています。
一歩内部に入ると、そこは圧倒される黄金色の世界。
ピラミッド型でありながら吹き抜けとなっており、どの面をみても黄金色が大迫力で迫ってくるのでは。
なお、タイのお寺で本堂に入る場合、手前で靴を脱ぐのは当然の事となります。特に明記されていない寺院も多くありますので、忘れないようにしましょう。
ワット・プラタート・ノン・ブアの仏像は、タイの一般的な寺院の仏像と比較して際立ってインド風の雰囲気となります。
螺髪(らほつ)が黒髪というのも、極めて珍しいと言えるでしょう。
ちなみに螺髪とは、三十二相八十種好の一つである毛上向相(もうじょうこうそう)と言われる特長で、丸まった髪の毛のことをさしています。
仏塔内では各方向に仏陀が向けられており、これがさらなる神々しさを作りだしていると言えるでしょう。
仏塔の中央部に仏陀が集中しており、参拝者はその周囲を歩くことが出来ます。
様々な角度から仏陀の尊顔を、そして仏塔内部を心静かに歩きましょう。
仏像の後ろにある丸い放射状の光は後光(御光、光背、背光とも)ですが、この形状も国によって異なります。しかしながらその意味するところは同じで、仏の神秘的な力を表現しているのです。
ウボンラーチャターニーは「ろうそく祭」が行われる地域で、蝋細工も有名なことでも知られています。ワット・プラタート・ノン・ブアの境内では、2か所で蝋細工の見事な像を見ることが出来ます。
隣接するお堂の中も覗いてみましょう。規模は小さいもののこちらにも黄金の仏像が並んでいます。涅槃仏を最上段とした様子ですが、その雰囲気はタイの一般的なお寺と同じです。
タイでは子供たちが短期間の出家をし、修行する習慣があります。タイミングが合えば、子供たちに出会えるかも知れませんが子供とはいえ修行の身。一定の距離を持ち、立場を尊重してあげるよう心掛けて下さい。
最後にその他の観光地のご案内です。蓄光を使った幻想的な寺院「ワットシリントーンワララーム」の美しさは必見。「パーテム国立公園」には見事なきのこ岩と4000年前の壁画あり、足を運びたいところ。詳細は以下の関連MEMOにリンク設定していますので、ぜひご覧のうえ、観光の参考としてください。
住所:Thamma Withi Rd. | Nai Muang Subdistrict, Ubon Ratchathani 34000
電話:+66-97-207-7377
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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