中世 騎士の館 ポルトガル「ホテル レアル D オビドス」

中世 騎士の館 ポルトガル「ホテル レアル D オビドス」

更新日:2018/10/05 10:23

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア
青や黄色に彩られるかわいらしい家々が建ち並び、ポルトガル一美しい村とも称えられる「オビドス」。城壁に囲まれる小さな村は、リスボンから長距離バスで1時間ほどの場所にあります。
城門のひとつから目と鼻の先にある「ホテル レアル D オビドス」。そのテーマは、中世の面影を今に残すオビドスに相応しい「中世と騎士」。高級感あふれるインテリアと絶好のロケーションが自慢のブティックホテルです。

「中世と騎士」のエッセンスが随所にちりばめられた客室

「中世と騎士」のエッセンスが随所にちりばめられた客室

写真:Lady Masala

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「Hotel Real D’Obidos(ホテル レアル D オビドス)」は、リスボン発着の長距離バス停留所から徒歩で約5分、目の前には城門のひとつが見えるという便利なロケーションにある4つ星ホテル。14世紀の市営住宅を改装してつくられた建物は、オビドスの旗にも使われている黄色と清潔な白で彩られています。6月から9月までは、城壁を見渡すことができる屋外プールを利用することもできます。

歴史あるオビドスに相応しく、ホテルのテーマは「中世と騎士」。その時代のコスチュームに身を包んだフレンドリーなスタッフが出迎えてくれます。手渡される客室の鍵は、ずっしりと重たいアンティーク風。その鍵で中世へとつづく扉を開けてみましょう。

「中世と騎士」のエッセンスが随所にちりばめられた客室

写真:Lady Masala

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ゆったりとしたベッド、大きく収納に便利なワードローブ、使い勝手のよいドレッサーは、どれもずっしりと重厚で高級感があります。キャンドル風の照明や中世をイメージしたタペストリーが品よくディスプレーされ、貴族の館に招待されたかのような贅沢な気分を味わうことができるでしょう。

ウェルカムスイーツとして、ベッドの上にはかわいらしいチョコレートが置いてあります。毎年3月にチョコレートフェスティバルが開催されるオビドスに相応しいスイートな心遣いといえるでしょう。

「中世と騎士」のエッセンスが随所にちりばめられた客室

写真:Lady Masala

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客室フロアの随所には、アンティーク家具や中世の剣や盾、甲冑などのオブジェを上品に設えたちょっとした空間があります。ポルトガルの名産品をさりげなく見せる工夫もなされているディスプレーは、各フロアで異なり、どれも甲乙つけがたい美しさ。ホテル内でその空間を見つけたなら、しばし鑑賞してみてください。

神秘的な香り 高級感あふれる「アメニティー」

神秘的な香り 高級感あふれる「アメニティー」

写真:Lady Masala

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使い勝手がよく、広々としたバスルームにはアメニティーも充実。扉を開けて真っ先に目に入るのは、ポプリが入ったバスケットにかわいらしく盛られた石けん、ボディーソープ、シャンプーとシャワーキャップのセット。

正教会やカトリック教会のミサで使用されるお香を思わせるムスクと樹皮が混ざり合ったような上品で神秘的な香りが心地よく、充実したバスタイムを約束してくれるでしょう。

神秘的な香り 高級感あふれる「アメニティー」

写真:Lady Masala

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備え付けのタオルには、ホテルのエンブレムが刺繍されています。見た目にも美しく高級感のあるバスタオルやハンドタオルは、1階のギフトショップで購入することができます。シンプルなデザインで、お土産にもぴったり。旅の思い出にいかがでしょうか。

「ラウンジ」騎士が控える寛ぎの空間

「ラウンジ」騎士が控える寛ぎの空間

写真:Lady Masala

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フロント横にある宿泊客が自由に使うことができるラウンジには、静かで落ち着いた雰囲気が漂います。広くはありませんが、色をおさえた上品なインテリアに思わずうっとり。甲冑に身を包んだ騎士が控え、ゲストを静かに見守っているかのようです。

「ラウンジ」騎士が控える寛ぎの空間

写真:Lady Masala

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読書をしたり、テレビを見たりして思い思いに寛ぐことができるのはもちろん、バーやカフェとして利用することもできます。アンティークキャビネットには、洋酒がぎっしりと並び、注文すれば好みのカクテルを作ってもらえます。キャビネットの上にディスプレーされているさまざまな形の兜にも注目してください。

「ラウンジ」騎士が控える寛ぎの空間

写真:Lady Masala

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秋から春先にかけては、暖炉に火が入ります。ぱちぱちと静かな音を立てて燃える火はいかにも暖かく、なんともいえない趣があります。オビドスの小路を歩いていると、家々から突き出る青や黄色に彩られた煙突が目に入るでしょう。そこから煙が上がっていたなら、それは暖炉が使われているサインです。

「騎士の食卓」へようこそ

「騎士の食卓」へようこそ

写真:Lady Masala

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早起きして朝食ビュッフェに行きましょう。席に着くとすぐに、ほんのりと温かいパスティス・デ・ナタ(エッグタルト)が席まで運ばれます。メイドさんの明るい笑顔と気の利いたサービスで、朝から元気がわいてきます。

クロワッサンやシナモンロール、アップルパイやパウンドケーキなど、パンと焼き菓子の種類が充実しています。ヨーロッパでは、朝食代わりに朝から甘い物を食べる習慣があるので、コーヒーや紅茶とともにケーキを味わってみるのもよいでしょう。少しずつたくさんの種類を試すことができるのもうれしいところ。

「騎士の食卓」へようこそ

写真:Lady Masala

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ケーキやデザートが載せられているプレートには、野菜や果物、ハーブを使って花模様のデコレーションがほどこされています。そのかわいらしさと、細やかな演出に思わずほっこり。

オビドスのメインストリート、土産物店が軒を連ねる「ディレイタ通り」でよく見かけるのは、サクランボをアグアルデンテというブランデーに漬けてつくったリキュール酒「ジンジャ」。朝食では、それと同種のサクランボジャムを味わうことができます。甘すぎず、ほんのりと酸味のあるジャムは、パンだけでなくプレーンなパウントケーキにもよく合います。

「騎士の食卓」へようこそ

写真:Lady Masala

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ハムやチーズなどのコールドミール、パンやケーキは、騎士たちの食卓に並べられています。真ん中は玉座。両隣にはお付きの騎士たちが控えているのでしょうか。

宿泊客は、王家から食べ物を分け与えられ、食事をともにする栄誉を賜っているかのようです。そのような物語を感じるダイニングルームでいただく朝食ビュッフェ。朝からおいしい物をしっかりと食べて、充実した1日を過ごしたいものです。

テーマは中世と騎士「ホテル レアル D オビドス」

中世の面影を今に残し、ポルトガル一美しいともいわれるオビドス。首都リスボンから長距離バスでおよそ1時間という便利な立地条件から、日帰りで訪れる観光客に人気の場所です。

しかし、短い時間では見逃してしまう風景もあるでしょう。時間が許すのであればぜひとも1泊して、昼と夜とで異なるオビドスの全景を満喫してください。その際には、中世と騎士をテーマにした中世の館「ホテル レアル D オビドス」に宿泊してみてはいかがでしょうか。

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

※関連MEMOには「オビドス」で訪れることのできる施設を紹介した記事を掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/18−2018/03/19 訪問

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