上海から新幹線で約30分！蘇州の旅・観光おすすめ７選

更新日：2018/04/20 10:28

マルコ・ポーロが「東洋のベニス」と讃えた水郷、蘇州。上海から新幹線で約30分という手軽さもあり、人気上昇中の観光地です。都市化の進む上海と比較すると、蘇州は古きよき時代を今に残す街。水路にそよぐ柳、行きかう小舟。たおやかな女性のようなノスタルジックな風景は、旅ならでは。世界遺産も多く美しい庭園や歴史の詰まった建物、町並み。まだ見ぬ中国を発見にいきませんか？

王道･世界遺産「留園」「盤門」

写真：天草野黒猫

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蘇州には中国4大庭園中2つの庭園「拙政園」「留園」があり、共に世界遺産です。「留園」は広すぎず見所がぎゅっと凝縮されている庭園。当時の高官、徐泰時が名工を招き贅を尽くした庭です。有名なのは高さ約6.5ｍ北宋時代の花石綱の奇岩、冠雲峰。どの角度からみても見ごたえのある姿は圧巻です。

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四つの特色が違う建物や景観を楽しめる「留園」。特に注目したいのが、各エリアを繋ぐ繊細な格子窓や花窓（漏窓）をあしらった曲廊の趣き、差し込むやわらかな光。影が作り出す、独特の模様。わびさびにも通じる日本人好みの庭園です。

＜留園基本情報＞
住所：蘇州市留園路338号
アクセス：地下鉄1号･石路下車 1号出口徒歩約10分
入園料：45元（6月、11月～3月）／55元（4・5月、7～10月）

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中国の世界遺産で「北で万里の雄大さを見、南で盤門の麗しさを見る」と称された水陸城門遺跡「盤門」。「瑞光塔」や「呉門橋」など、蘇州らしい風景が存分に楽しめる場所でもあります。また、早朝は気功や太極拳を行う人々にも出会えます。ゆっくり時間をとっての散策がおすすめ！

＜盤門景区基本情報＞
住所：蘇州市姑蘇区東大街49号
アクセス：地下鉄4号･南門下車徒歩約10分
蘇州駅からタクシーで約20分
入園料：40元

東洋のピサの斜塔！「虎丘」

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蘇州中心地から少し外れてはいますが春秋時代の呉王、闔閭(こうりょ)の墓「虎丘」もおすすめ。バスという手段もありますが、船も風情があります。山塘河の入口や、盤門景区の胥門の近くが船着き場です。

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「到蘇州不遊虎丘者乃憾事也」（蘇州に来て虎丘を訪れないのは遺憾な事だ）と北宋の詩人、蘇東坡が読んだ「虎丘」。

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丘の上には「東洋のピサの斜塔」と呼ばれる雲岩寺塔。高さ47.5ｍで、北西に15度傾いています。959年に建てられ、なんと1,000年以上立っているのです。長い歴史を見てきた斜塔、会いにいってみませんか？

＜虎丘基本情報＞
住所：蘇州市虎丘山門内8号
アクセス：游1、游2バス「虎丘首末」
入場料:60元（6月、11月～3月）／80元（4・5月、7～10月）

手仕事の美「蘇州刺繍研究所」

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蘇州は中国有数のシルクの生産地。そして、その薄いシルクの刺繍技術は「蘇繍」と呼ばれ有名です。「蘇州刺繍研究所」は両面刺繍など高い技術の伝統継承のため、設立された国営施設。
※展示作品のうちの一部に、写真撮影不可のものあり。

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蘇州でも選りすぐりの職人が集められた「蘇州刺繍研究所」。工房の見学が可能です。1つの作品に1年程かかる物もあるとか。環秀山荘の敷地内にあり、中庭なども美しい。手仕事の技に感動しますよ。

＜蘇州刺繍研究所基本情報＞
住所：蘇州市景徳路272号
アクセス：地下鉄1号･養育巷下車 4号出口徒歩約12分
入場料：無料