写真:羽田 さえ
地図を見る銀座の街中に突然あらわれる、灯籠が連なる路地。この狭い路地の先が豊岩稲荷神社です。ご祭神は稲荷神、またの名を倉稲魂命(うかのみたまのみこと)といいます。
お稲荷さんといえば朱色の鳥居がずらりと並んでいることが多いものですが、ここには鳥居はありません。その一方で周辺の壁があざやかな朱色に塗られており、独特の風情があります。
写真:羽田 さえ
地図を見る路地の奥、ビルの間に貼りつくように稲荷神がまつられています。周囲はとても静かで、心落ち着く雰囲気。都会の喧騒が近くにあることを忘れてしまうかも。
写真:羽田 さえ
地図を見る豊岩稲荷神社の歴史は古く、創建された年代は分かっていません。江戸時代初期からこの地にあり、防火と縁結びの神様として広く信仰を集めて来たと言われています。昭和になると歌舞伎役者の市川羽左衛門をはじめ、多くの芸能関係者が参詣に訪れるようになりました。現在では縁結びに効くパワースポットとして名を知られ、東京女子旅の隠れた人気観光スポットになっています。
写真:羽田 さえ
地図を見る中央にお賽銭箱を挟んでちょこんと座っているのは、狛犬ではなく二匹のキツネ。前掛けには赤いバンダナが巻かれています。稲荷神の使いとされるキツネたちが守る扉の奥が、豊岩稲荷神社のお社。通常は扉が閉じられており、祭礼の時などに開放されます。お賽銭箱は扉の手前にありますが、透明のフタがかけられています。持ち上げてからお賽銭を入れましょう。
写真:羽田 さえ
地図を見るかたわらに目を移すと小さな祭壇があり、油揚げなどのお供えものが置かれていることも。豊岩稲荷神社が今なお多くの人に信仰されている証しです。銀座七丁目町会の守り神として、近隣の人たちが日々お参りする神社でもあります。
写真:羽田 さえ
地図を見る豊岩稲荷神社を訪れる時に要注意なのが、入口の分かりにくさです。二箇所ありますが、見落としてしまいそうな石柱が立っているのみ!比較的神社らしい雰囲気を感じられるのが、金春通り側の入口です。
写真:羽田 さえ
地図を見るもう一方は花椿通り側にあります。ビルの間の細いすきまが参道ですが、入口からは神社の様子は見えません。ちょっと不安になるかもしれませんが、思いきって進みましょう。何度か角を曲がった先に、豊岩稲荷神社が現れます。
写真:羽田 さえ
地図を見るお参りを終えたら、さらに奥へ行ってみましょう。迷宮のような細い路地は、神社の奥にも続いています。ちょっとした探検気分で進んでいくと、突き当たりは行き止まりではなく、近隣のビル内のカフェへつながっています。
写真:羽田 さえ
地図を見る路地は人間どうしがすれ違うのがやっと、というほどの幅。近隣で働く人やお参りに来た人に出会うこともあるので、道をふさがないよう注意してくださいね。
写真:羽田 さえ
地図を見る見落としてしまいそうな銀座の路地裏に、ひっそりとまつられた豊岩稲荷神社。中央区の観光協会ウェブサイトでも紹介されている「銀座八丁神社めぐり」のひとつに数えられています。銀座八丁神社めぐりは、銀座三越の屋上にある「銀座出世地蔵尊」や歌舞伎座の敷地内にまつられた「歌舞伎稲荷大明神」など、銀座らしいお参りスポットばかり。すべて徒歩で回れる範囲にあるので、コンプリートを目指すのも楽しいですよ。
住所:東京都中央区銀座7丁目8
営業時間:24時間参拝可能
アクセス:銀座7丁目交差点より徒歩約1分
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/10更新)
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