遊びながら学べる鉄道遺産!秋田県「小坂鉄道レールパーク」

| 秋田県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

遊びながら学べる鉄道遺産!秋田県「小坂鉄道レールパーク」

遊びながら学べる鉄道遺産!秋田県「小坂鉄道レールパーク」

更新日:2018/07/20 17:48

佐藤 らなこのプロフィール写真 佐藤 らなこ 総合旅行業務取扱管理者

秋田県鹿角郡小坂町の鉱山発展のもと、物資や人の輸送のために大きな役割を担った小坂鉄道。惜しまれながらも平成21(2009)年に廃線となりましたが、旧小坂駅の構内設備や線路をそのまま活かし、鉄道のテーマパークとして蘇りました。
現在ここでは、保管されている貴重な車両の見学やトロッコなどの乗り物体験ができます。鉄道に詳しくなくても楽しめる「小坂鉄道レールパーク」へ大人も子どももみんなで出発進行!

ワクワクが始まる!旧小坂駅の駅舎で明治にタイムスリップ

ワクワクが始まる!旧小坂駅の駅舎で明治にタイムスリップ

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

「小坂鉄道レールパーク」の受付は旧小坂駅の駅舎の中。ここから鉄道を楽しむ1日が始まります。明治42(1909)年の小坂鉄道開業当時の姿に改修された駅舎の中に入ると、一気にタイムスリップ!鉄道のテーマパークに来たはずなのに、あれ?電車に乗りにきたんだっけ?と錯覚してしまうかもしれません。

ワクワクが始まる!旧小坂駅の駅舎で明治にタイムスリップ

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

「小坂鉄道レールパーク」の入場券は硬券(厚紙でできた切符)です。入場すると係の方がこれに鋏を入れてくれます。今となっては珍しい硬券に、なんだかワクワクしちゃいませんか。

紙が硬いので切れたり、しわができたりすることなく、家に持ち帰っても入場券の形状はそのまま。日付も印字できるので、素敵な旅の思い出のひとつとして保管するのにも最適です。

ワクワクが始まる!旧小坂駅の駅舎で明治にタイムスリップ

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

「小坂鉄道レールパーク」はとても見晴らしがいいです。ホームや構内の通路から奥の方に目を向けると、どこまでもどこまでも続く線路。今にも電車が走ってきそうに思えます。

あのブルートレインも!懐かしの列車が並ぶ車両展示場

あのブルートレインも!懐かしの列車が並ぶ車両展示場

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

駅舎と同じ並びには車両展示場があります。写真は旧小坂鉄道の11号蒸気機関車です。大正15(1926)年から昭和37(1962)年まで旅客や貨物の輸送に使われていたものです。

その他にはオープンデッキの貴賓客車の展示もあります。これは大正10(1921)年に秩父宮、高松宮両殿下が小坂町にいらした際に使われた客車です。白と水色の塗装やデザインがレトロでかわいい木造客車は、女性の心もくすぐりそうです。

あのブルートレインも!懐かしの列車が並ぶ車両展示場

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

そしてこちら!青森=上野間を44年間走り続けたブルートレイン「寝台特急あけぼの」も展示されています。平成26(2014)年に運行が終了し、JR東日本から譲渡された「あけぼの」はここで大切に保管されてピカピカに輝いています。

あのブルートレインも!懐かしの列車が並ぶ車両展示場

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

保管されている「あけぼの」の車両のうち、2段式の開放B寝台は見学することができます。過去に実際乗車したことがある方は懐かしさを、初めて見る方は新鮮さを感じることでしょう。上段や下段のシートに座ってみたり、寝転んでみたり、カーテンを閉めてみたりすれば、ちょっとした旅行気分を味わえます。

「小坂鉄道レールパーク」では、この「あけぼの」に宿泊することもできます。宿泊できるのはA寝台個室とB寝台個室です。宿泊は金曜・土曜・休前日のみ。詳細は公式サイトをご覧ください。

車両を間近で見られる!登録有形文化財の機関車庫

車両を間近で見られる!登録有形文化財の機関車庫

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

さて、次は機関車庫に行ってみましょう。車庫内には、様々な車両や機械、備品が保管されています。鉄道好きな方にとってはたまらない施設です。この機関車庫と駅舎は国の登録有形文化財に登録されています。

車両を間近で見られる!登録有形文化財の機関車庫

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

ここでは保管されている車両をすぐ近くで見ることができます。前から後ろからあらゆる角度からじっくりと眺めてみてください。

このディーゼル機関車は、運転席に座ることができます。高い位置から見下ろす気分は最高!大人でもついはしゃいでしまいそうになります。

車両を間近で見られる!登録有形文化財の機関車庫

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

こちらは昭和10(1935)年製造のラッセル車。実際に動かせるものとして日本に現存する4台のうちの1台です。雪をかき分け、線路脇によせるという働きをします。車両本体には動力がなく、機関車に押されて動く車両です。ディーゼル機関車もラッセル車も実にカッコいいです!

乗り物体験もできる!線路の上で爽快な風を感じよう

乗り物体験もできる!線路の上で爽快な風を感じよう

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

「小坂鉄道レールパーク」は見るだけの場所ではありません!レールバイクやトロッコなどに乗車する体験メニューも用意されています。実際に使われていた線路の上を走る気持ち良さを味わってみませんか。

入園料とは別に以下の代金がかかります。
レールバイクは、大人500円、小・中学生250円
観光トロッコは、大人300円、小・中学生150円
いずれも幼児(保護者同伴限定)は無料です。
体験時間は10:00〜16:00(毎週火・水曜を除く)で、最終乗車は15:45です。

乗り物体験もできる!線路の上で爽快な風を感じよう

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

レールの上を手でこいで走るタイプの「テトロ」もあります。こちらは料金はかからず、小さなお子様でも遊びながら楽しめます。手でこいで進むというのもなかなか面白いものです。

乗り物体験もできる!線路の上で爽快な風を感じよう

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

「小坂鉄道レールパーク」では、本格的な運転体験もできます。なんと、写真のディーゼル機関車(事前申込み要・料金別途)を動かすことができるんです!体験というより運転士になるための研修の域かと思うほどの内容なので、運転士になる夢を持ったことがある方にとってはとても貴重な体験となりそうです。

高校生を除く18歳以上が対象ではありますが、興味のある方はぜひお申込みを!申込み方法や費用など詳細は公式サイトにてご確認ください。

近代化産業遺産がのこる小坂町の歴史にひたろう!

近代化産業遺産がのこる小坂町の歴史にひたろう!

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

鉱山の発展と共に栄えた小坂町には、日本の産業の近代化に貢献した「近代化産業遺産」がいくつものこっています。「小坂鉄道レールパーク」とあわせてぜひ一緒にまわりましょう。

「小坂鉄道レールパーク」から徒歩約10分の「小坂鉱山事務所」もそのひとつ。明治38年に鉱山発展のシンボルとして建設されました。美しく華やかなルネッサンス風の建物は、西洋の文化や技術が取り入れられた当時の様子を窺い知ることができます。レンタルドレスもあるので、写真映えスポットとしてもおすすめです。

<小坂鉱山事務所の基本情報>
住所:秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古館48-2
電話番号:0186-29-5522
営業時間:9:00〜17:00

近代化産業遺産がのこる小坂町の歴史にひたろう!

写真:佐藤 らなこ

地図を見る

「小坂鉄道レールパーク」から徒歩約5分の「康楽館」は、小坂鉱山で働く従業員や家族が観劇を楽しむための施設として明治43年に建てられました。国重要文化財に指定されているこの芝居小屋は、現在もお芝居を鑑賞することができます。施設内を見学するだけでも充分価値がある施設です。

<康楽館の基本情報>
住所:秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字松ノ下2番地
電話番号:0186-29-3732
営業時間:9:00〜17:00 
※冬期(12〜3月)常打芝居休演

小坂鉄道レールパークの基本情報

住所:秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9(旧・小坂駅)
電話番号:0186-25-8890
アクセス:<車利用の場合> 東北道小坂ICより車で約3分
<公共交通機関利用の場合> 鹿角花輪駅または十和田南駅から路線バスで約25〜45分、バス停小坂小学校前下車、徒歩約2分 

営業時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
※火曜・水曜は園内の乗り物運行お休み
※冬期(12〜3月)閉園期間あり
入園料:大人(高校生以上)500円、子ども(小・中学生)250円

※「小坂鉄道レールパーク」と「康楽館」と「小坂鉱山事務所」の入場がセットになったお得な三館共通券もあります。

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/23 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -