通年無料の一般公開となりました!今こそ行きたい京都御所

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通年無料の一般公開となりました!今こそ行きたい京都御所

通年無料の一般公開となりました!今こそ行きたい京都御所

更新日:2016/09/02 14:37

ぐれい サクミのプロフィール写真 ぐれい サクミ 通訳ガイド、アイルランドガイド

以前までは前もっての申し込みがなければ参観できなかった京都御所。春と秋の2回、参観自由の一般公開がありましたが、5日間ほどと短くその期間に観光客が殺到していました。しかし、2016年7月26日から通年申し込み不要の無料公開となったのです!
かつでは日程などが合わずなかなか訪れる機会のなかったあなた、ぜひ京都御所へ行ってみませんか!?

天皇のお住まいは玄関からして荘厳なスケール

天皇のお住まいは玄関からして荘厳なスケール

写真:ぐれい サクミ

平安遷都から明治になるまでの1075年間、京都に都があったのは皆さまの知るところ。天皇のお住まいももちろん京都にありました。それが「京都御所」です。

参観希望者に通年公開されることになりましたのは、清所門(せいしょもん)から出入りするルート。個人差はありますが、1時間もあればじっくり見てまわれます。

主な見所は、以下の順になります。
◇清所門(せいしょもん)
ここで手荷物チェックを受けます。
混雑時は並びますので大きな荷物は中が見やすいようにされると良いでしょう。当然ですが危険物の持ち込みは厳禁です。

1 御車寄(おくるまよせ)… 天皇の許可を得た者が正式に参内する玄関。
私達は玄関を見学するだけで、実際に上がれるわけではありません。
写真はこの 御車寄(おくるまよせ)です

2 諸大夫の間(しょだいぶのま)… 玄関を入ったものが待機する部屋。格の高い順に「虎の間」、「鶴の間」、「桜の間」と呼ばれる三室が東から並んでいます。

3 新御車寄(しんみくるまよせ)… 1の御車寄(おくるまよせ)から50mほど離れたところにあります。
大正天皇の即位の際に自動車で付けることができるよう新築された玄関。

4 建礼門(けんれいもん)… 京都御所の正門。
現在も天皇皇后及び外国元首級のみが通ることのできる格式高い門。

もっとも格式の高い正殿「紫宸殿(ししんでん)」

もっとも格式の高い正殿「紫宸殿(ししんでん)」

写真:ぐれい サクミ

5 紫宸殿(ししんでん)
写真の奥に見えるのが、正殿の紫宸殿(ししんでん)です。

ここで明治、大正、昭和天皇の即位式が行われました。この写真では少し見えにくいですが、中央に天皇の御座「高御座(たかみくら)」、その東に皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれています。御座とは、君主が公式に座る座具、つまりお椅子。
現在の高御座と御帳台は大正天皇の即位礼に造られたもので、今上陛下の即位礼の際には東京に運ばれて使用されました。

建物の前面にはおひな様でよく飾られる木、東側に「左近の桜」、西側に「右近の橘」が植えられています。

気候によって差はありますが、3月末頃にはこの「左近の桜」が見ごろです。

日常の生活の場とされた「清涼殿」(せいりょうでん)

日常の生活の場とされた「清涼殿」(せいりょうでん)

写真:ぐれい サクミ

6 清涼殿(せいりょうでん)… 現在の「清涼殿」は1790年に建築され平安時代のものよりも小さくなっていますが、元々日常生活を過ごされる御殿だったため、内部はふすまなどによる間仕切りが多くなっています。

この写真、中央に見える白いものはご休憩の御帳台、その前に置かれている厚畳は昼御座(ひのまおし)という、天皇がお座りになる、座椅子のようなもの。
ここで天皇がゆっくりと座っておられたのでしょうか。

7 小御所(こごしょ)… 諸種の儀式が行われたところ。
なにより有名なのが、慶応3年(1867年)王政復古の大号令が発せられた日の夜「小御所会議」が行われたのがここです。

8 御池庭(おいけにわ)… 池を中心とした回遊式庭園
ザ・日本という味わいが凝縮された庭園で、特に外国人観光客には大人気の写真スポット。ぜひ皆さまも訪れた際にはパノラマで写真を撮っていただきたい所です。

9 蹴鞠(けまり)の庭 … 現在でも国賓来日の際などには「蹴鞠」が行われます。

10 御学問所(おがくもんじょ)… 歌会など学芸に関する行事や、臣下との対面に用いられたところ。

11 御内庭(ごないてい)… 土橋や石橋を架けた庭で、奥に茶室を構えています。

12 御常御殿(おつねごてん)… 京都御所の中で最も大きな建物。清涼殿から独立して建てられ、室町時代以降に天皇の日常の生活の場として使われた御殿です。明治天皇も東京へ遷るまでこの御殿に住んでおられました。

以上を見学し、清所門(せいしょもん)から退出。

春は梅、桃、桜の花々が、秋は紅葉が楽しめます。

春は梅、桃、桜の花々が、秋は紅葉が楽しめます。

写真:ぐれい サクミ

清所門(せいしょもん)を出て、100メートルほど京都御苑内を南に下がったところに、梅林、桃林があります。数百本の赤や白の梅や桃はとても見ごたえがあり圧倒的な美しさ。早咲の桜である出水のしだれ桜、御所の北には旧近衛邸の糸桜が有名です。必ず訪れて頂きたいところです!

秋季は、紅葉が鮮やか。清所門(せいしょもん)を出て右手、大きなイチョウの下は落ち葉の絨毯が例年きれいです。また春とは違った空気感を楽しめます。

京都御所の美しい外壁にはご注意を!

京都御所の美しい外壁にはご注意を!

写真:ぐれい サクミ

御所を見学し終え、御苑内を散策される方々に一点、ご注意があります。外壁に設置された、赤外線のセンサーです。以前は落書きがひどかったようですが、現在は全面修復され大変きれいになり、壁際にセンサーが設置されるようになりました。壁に近づくとこのセンサーがすぐさま作動し、とんでもなく大きなブザー音と「大切な文化財です!」というアナウンスが御苑内に鳴り響きます。恥ずかしい思いもしたりするのでご注意ください。歩きつかれてちょっと腰かけようかと、間違っても壁側へまたいだりしないでくださいね。
近づかないことをおススメします(笑)。

京都御所の通年公開まとめ

土日、祝日を含め一年を通して申込手続不要で京都御所に参観できます。午前9時〜午後5時。お休み日は月曜、年末年始(12月28日から1月4日)、行事の日。

各地から団体のバスツアーなどありますが個人で行かれる方は、電車なら地下鉄烏丸線が便利。最寄の今出川駅から出入り口の清所門(せいしょもん)までは徒歩5分程度です。
年に2回しかなかった一般公開時の混み具合と比べると、通年無料公開となり、拝観しやすくなりました。しかし人物の入らない建物だけの京都御所を写真に収めたい場合は、9時の開門の先頭で入られることをおススメします。朝一の京都御所はまた格別美しい写真が撮れるでしょう。
閉門は午後17時(最終入場は午後4時20分)なので、ゆっくり観たい方は遅くとも4時くらいまでには到着されることをお勧めします。秋冬期間は,日没時刻を考慮して閉門時間を繰上げ予定だそうなので宮内庁のWebサイトなどご確認ください。

御所はとても広く、それでいて格式高い場所のため管理や警備が行き届いており、そこはかとなく凛とした空気が常に漂っています。他の神社仏閣などの名所では全く味わえないところで一見の価値がありますよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/02/26 訪問

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