クスコ郊外を馬で巡るには、町のツアー会社に申し込む方法と、現地を直接訪れる方法があります。
町のツアー会社に申し込む場合、前日もしくは当日の午前中までにツアー会社を訪れます。そこでツアーを申し込み、中心地からタクシーで約20分ほどのサクサイワマン遺跡近くの乗馬場所まで連れて行ってもらいます。
直接自身で訪れる場合、サクサイワマン遺跡の入場口まで行き、そこで地図とパンフレットを持った客引きの方に話しかけましょう。するとツアー内容と値段を教えてくれます。そして乗馬場所までタクシーで約10分、そこからツアーが始まります。
どちらもツアーの内容は同じですが、直接訪れる場合は客引きのおじさまを見つけ、話しかけ、交渉するというRPGのような面白い体験ができるでしょう。
時期やツアー会社、内容によって変わりますが、町でツアー会社に申し込む場合は130ソルから200ソル(約4300円から6700円)で、タンボマチャイ、ケンコー、サクサイワマン、プカ・プカラの4つの遺跡を巡るチケットが付いているものがほとんどです。
現地で交渉すると40ソルから70ソル(約1300円から2300円)でサクサイワマンの外周を巡るツアーになります。
いよいよお馬で出発すると、そこはクスコの町中からは想像できない大自然!馬の高い目線でそよ風に吹かれながら見る牧歌的な風景は、心を和やかにさせてくれます。
ガイドさんが馬の誘導をしてくれたり、遺跡の観光をしている間に馬を見ていてくれるので、ゆったりとしたペースで乗馬が楽しめます。
インカ帝国の遺跡は太陽と月が対になっており、太陽の神殿はクスコの町中に、月の神殿はクスコ郊外にあります。自然の岩をくり抜いて創られた神殿で、中はまるで迷路のよう。
何箇所も入り口があり、細い通路を通り進みます。満月の夜になると中の祭壇に光が射し込む構造になっており、インカの時代にはそこで儀式が行われていたとされています。
地中深くまで繋がる隙間や、自分がどこにいるのか分からないほど入り組んだ内部を歩いていると、古代の歴史の中に迷い込んだような感覚になります。冒険をしているようなミステリアスな月の神殿をたっぷりと楽しみましょう!
インカの時代に建てられたとされるサクサイワマン遺跡。要塞であった説や儀式や祭事の場所であった説などがありますが、いまだに何のためにどうやって創られたのか謎の遺跡です。インカの人々がクスコの町をピューマのかたちに設計した時に、頭の部分になるのがこのサクサイワマン。石が隙間なく精巧に積み上げられ、中には推定300トンを超える石の塊もあるという迫力の遺跡です。
馬のツアーが終わり、馬を降りてサクサイワマン遺跡の入場口に戻る時に外周を見学できるのですが、インカの思想である天上、地上、地下を表した見事な3段の石組みの全体像を見ることができます。
また、毎年6月24日に行われるインティ・ライミ、太陽の祭典が行われる舞台でもあり、この日はたくさんの人で賑わいます。
サクサイワマン遺跡のすぐ横にあるのがこの白い巨大なキリスト像です。クスコの町を一望できる高台に立っており、絶好の写真スポットとなっています。
すり鉢状の地形に、びっしりと赤瓦の屋根が敷き詰められたクスコの町はまさに絶景!中心地のアルマス広場もよく見えます。標高が高く空気が乾いているため、景色もよりくっきりと、雲の上から町を眺めているような気分になることでしょう。
この景色だけでも見たい!という人でも、アルマス広場からタクシーで20分ほどでキリスト像の展望台まで行けるため、到着日や出発日など時間のない時でも観光することができます。
お馬に揺られて自然を漫喫し、絶景や古代遺跡を巡れる面白いツアー。クスコへ訪れた際には是非、パカパカとインカの風を感じてみてください!
住所:クスコ市街から西へ約2キロ
アクセス:アルマス広場から車で10分、徒歩30分
入場時間:7:00〜17:30
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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