「いぶすき秀水園」は、鹿児島県指宿市にある砂むし風呂で有名な指宿温泉に宿を構えています。
指宿市は薩摩半島南部に位置し、近くには薩摩富士と呼ばれる開聞岳、武家屋敷群が美しい知覧などの観光スポットにも恵まれています。
「いぶすき秀水園」は昭和38年の創業。元々は“鹿児島の水”とも呼ぶべき焼酎の製造会社を経営されていた館主が、自身の別荘を増改築して宿をはじめたのがきっかけとの事。元が別荘だった事もあり、館内は落ち着きのある空間となっています。
お宿の玄関を入ると、仲居さんが正座をしてお出迎え。チェックインまでの間、フロントの前にあるラウンジスペースに案内されます。館内は落ち着きのあるお香の香りが漂い、気持ちをリラックスさせてくれます。ラウンジスペースの前には枯山水の日本庭園がひろがり、今度は視覚を楽しませてくれる事でしょう。
ラウンジでチェックイン待ちの間、またはお部屋に入った後にお抹茶をサービスしてくれます。少しでも寛いでほしいという心遣いが感じられてくる事でしょう。
ラウンジでの提供であれば、お抹茶を頂きつつ心ゆくまで眼前の日本庭園を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ラウンジの横には、館主が趣味で集めたという近代日本で活躍した偉人直筆の書が展示されています。薩摩出身で“維新の三傑”と呼ばれた西郷隆盛(南州)や、現在でいう首相にあたる初代内務卿を務めた大久保利通、日露戦争でロシアのバルチック艦隊を破った東郷平八郎などの書も。
歴史に想いを馳せながら、ラウンジで偉人達の書を楽しんでみてはいかがでしょうか。
階段に設置されている柱時計は87年前の製造との事。現在も当時と変わらずに時を刻み続けています。
客室は和風の造りとなっており、落ち着きのある佇まいとなっています。お部屋は10帖からとなっており、ゆったり寛ぐ事が可能です。お部屋には担当の客室係りの方がついてくれるので、滞在中に何か困った事があれば相談してみるのも良いでしょう。
たまには喧騒を忘れて、お部屋でゆっくりされてみてはいかがでしょうか。
もちろん温泉だって外せません。指宿温泉はどこを掘ってもお湯が湧くと呼ばれるほど、豊富な湯量の温泉です。泉質は塩化物泉、新陳代謝を促進しデトックス効果があると言われています。
「いぶすき秀水園」では、大浴場や露天風呂の他に指宿温泉の代名詞とも言える“砂むし”が体験出来る砂足湯と言った珍しいものも。また、砂むしを全身で体験されたい方は、宿から徒歩3〜4分の所に有名な「砂むし会館 砂楽」があるので本場の砂むしを体験してみるのも良いでしょう。「砂むし会館 砂楽」の入浴券はフロントでも取り扱っています。
「いぶすき秀水園」の最大のおすすめは何と言ってもお料理。プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選の料理部門で34年連続1位に輝いているのも納得のお宿です。
お料理は季節感も感じられ、味覚のみならず目でも楽しませてくれる逸品が並びます。また、郷土食もふんだんに取り入れられており、きびなごのお造りや鹿児島名物の黒豚を使った柔らか煮など、薩摩ならではの味覚を楽しめる事も特徴。あわびの素味噌焼き等も手が込んでおり、お箸を運べばきっと笑顔になる事でしょう。
朝食もしっかりとしたお料理が楽しめます。献立も優しい味付けのとろろや煮付けなど、目覚めの朝には嬉しい逸品が並びます。椀物は薩摩汁と呉汁が供され、まさに至れり尽くせり。朝からしっかりと食事を摂れば、きっとこの後の旅行も楽しめる事でしょう。
お料理とおもてなしの名宿「いぶすき秀水園」はいかがでしたか?
「いぶすき秀水園」に逗留すれば、細やかなおもてなしと季節感ある美味しいお料理にきっと心もお腹も満たされる事でしょう。シーズンや人数にもよりますが、18,000円前後で宿泊出来る時期もあるので、宿泊サイト等でご確認を。
大切な方とのご旅行に、ちょっとだけ贅沢をして名宿での価値ある時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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