写真:フルリーナ YOC
地図を見る福島県南会津下郷町の「大内宿」は、会津城下と下野の国(日光市今市)を結ぶ会津西街道に位置する宿場町。今でも茅葺屋根の家屋が建ち並ぶ美しい町並みは、多くの観光客の目を楽しませています。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る町並みはどこを撮ってもフォトジェニックで、お気に入りのアングルを探すのも楽しい町。この写真は「大内宿町並み展示館」の中からのショット。展示館には、当時の生活の道具や、茅葺屋根の葺き替えの様子などが再現されています。
<大内宿町並み展示館の基本情報>
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本8
電話:0241-68-2657
営業時間:9時〜16時半
写真:フルリーナ YOC
地図を見る大内宿は、そぞろ歩きの楽しい町。茅葺の家々は様々な商店になっており、店先には可愛らしい小物や美味しいものが並びます。こちらのお店に並ぶのは、いろいろ野菜のちりめん飾りと、可愛い飾りお手玉。大内宿名物「ネギそば」のネギも!
写真:フルリーナ YOC
地図を見る大内宿名物と言えば、ネギまるごと1本を箸代わりに使って食べるそば。そのネギそばを求め集まるお客さんで、いつも賑わっているのが「三澤屋」。雑誌やテレビでも多数紹介されている有名店・三澤屋のネギそばは「高遠そば」。これは信州高遠藩で育った殿さまが会津藩主になり伝わった食し方で、つゆは水ではなく大根おろし汁を使って作ります。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る添えられた長ネギは薬味をかねて箸がわりに使います。お椀を口のそばに持って来て、上手に食べてくださいね。ネギはガブッと大量に噛むと、口の中がネギの辛さと匂いだらけになってしまうので、ちびちび薬味程度に噛みながら食べるのが美味しく食べるコツ。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちらの椀物は「こづゆ」。干貝柱を素材とした汁物で、江戸時代後期から会津藩の祝膳料理として広まり、現在でも正月や冠婚葬祭などハレの席で、必ず出される郷土料理です。「三澤屋」のこづゆは、具だくさんでボリュームたっぷり。
<三澤屋の基本情報>
住所:福島県南会津郡下郷町大内山本26−1
電話:0241-68-2927
営業時間:午前10時〜午後4時30分
定休日 : 無休(1月4日〜1月7日は休業)
写真:フルリーナ YOC
地図を見る築400年以上の風情あるお座敷で、美味しいネギそばが味わえるのは「本家玉屋」。後白河天皇の第二王子以仁王が草鞋を脱がれたという家柄です。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る玉屋のネギそばは「祝言そば」。山菜が乗ったそばに、ワサビを添えていただきます。上品な香りで喉越しも良く、とても美味しくいただけます。こちらもネギを箸代わりに。ネギは、絶品の自家製蕎麦味噌をつけて食べても美味しい!
大内宿には、他にもたくさんネギそばを出すお店があります。ネギそばの一本ネギは持ち帰り可能ですので、全部食べなくても大丈夫。少しずつかじりながら楽しんでくださいね。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る本家玉屋には「古代米いなり」「古代米おにぎり」「古代米カレー」「黒米揚げ餅もち」など、珍しい古代米のメニューも! こちらの写真は古代米いなりと、黒米揚げもち。古代米が、甘いお揚げに包まれている美味しい一品です。珍しい「黒米揚げもち」は、油で揚げた香ばしいお餅と大根おろしのハーモニーが最高。
また、本家玉屋には絶品と評判の「黒米入りきんつば」もあります。福島の“きんつば”はいわゆる「今川焼」。外はカリッと中はモチモチで、評判にたがわぬ美味しさです。
<本家玉屋の基本情報>
住所:福島県南会津郡下郷町大内山本3
電話:0241-68-2946
営業時間:8時30分〜17時
定休日:木曜日
写真:フルリーナ YOC
地図を見る大内宿の和スイーツと言えば「栃餅」。栃の実は縄文時代から食されていましたが、強い苦みがありそのままでは食べられません。様々な灰汁抜きの工程を、一週間以上も手間暇をかけて、美味しい栃餅ができ上がります。
大内宿名物の「栃餅」は、山形屋・みなとや・こめや・三澤屋などで楽しめます。モチモチと伸びの良い餅でありながら、独特の歯ごたえを持つ栃餅。ぜひお試しを!(写真は「そば処こめや」の栃餅)。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちらは「そば処こめや」の店先で売っている、美味しい「いももち」と「そば団子」。いももちは、もちっとした食感と醤油の香ばしさ魅力。そば団子は、米粉とは違った食感と蕎麦の香りを楽しめます。
「そば処こめや」は、もちろん蕎麦もオススメ。コシの強いそばに自家栽培の餅米でついた餅をこんがり揚げ、大根おろしをたっぷり乗せた「おろし揚げ餅そば」が最高に美味しいですよ!
<そば処こめやの基本情>
住所:福島県南会津郡下郷町大内山本16
電話:0241-68-2926
営業時間:8時半〜16時半
定休日:無休(12月10日から3月中旬は不定休)
こちらも大内宿名物、味処みなとやの「しんごろう」。五平餅にも似た「しんごろう」は、 半つきにしたご飯をにぎって串に刺し、エゴマで作る甘味噌「じゅうねん味噌」を塗って炭火で焼いた郷土料理。香ばしい香りとフワフワの食感がたまらない美味しさです。
実は、栃木県塩原町にもジウネ(エゴマ)味噌を使った「しんごろう」とそっくりな「甚五焼き」があります。こちらも郷土に伝わる伝統の味。どちらの町も会津西街道沿いの町で、じゅうねん・ジウネ、しんごろう・甚吾、という関連性も興味深いですね。
<味処みなとやの基本情報>
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内宿字山本34
電話:0241-68-2933
営業時間:9時半〜17時
定休日:無休(12月から3月は要予約)
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちら大内宿で評判のカフェ「分家玉や」。レトロでお洒落な空間で、女性パティシエさんが作る美味しいケーキがいただけます。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちらの写真はブルーベリーのチーズケーキ。大内宿産のブルーベリーの爽やかな酸味と、甘さ控えめの濃厚チーズケーキの相性がバッチリの一品。他にも旬の素材を使った美味しいスイーツを楽しめます。パウンドケーキなどの持ち帰り用スイーツもあるのでお楽しみに!
なお、「分家玉や」は美味しいランチも評判ですが、現在は予約のみとなっています。ランチが食べたい方は3日前までに電話で予約を入れてくださいね。
<分家玉屋の基本情報>
住所:福島県南会津郡下郷町大内権現上358
電話:0241-68-2948
営業時間:10時〜17時
定休日:不定休(日曜営業)
写真:フルリーナ YOC
地図を見るお腹一杯食べ歩いたら、腹ごなしに大内宿の絶景スポットへ!町並みの一番奥から階段を登って行くと大内宿を一望できる場所に出ます。まるで映画のロケ地のような風景ですが、この町並みは地元の方々が長い年月、守り通してきたもの。
茅葺の葺き替え、古民家の修復など大変なことも多いけれど、大内宿の景観を未来に引き継ぐために、住民憲章を作り「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を守り景観の保存に取り組んています。
<大内宿の基本情報>
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本
アクセス:会津鉄道湯野上温泉駅から車で15分。乗り合いタクシー、季節限定の路線バスあり
南会津・下郷町は大内宿の他にも観光ポイントが多数。川沿いに断崖がそそり立つ「塔のへつり」、湯量豊富な「湯野上温泉」、天然記念物「中山風穴地特殊植物群落」等もありますので、ぜひゆっくり南会津の旅を満喫してくださいね。
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