最初にご紹介するのは、伊豆市土肥地区。土肥は、江戸時代に金山で栄えた西伊豆最大の温泉地。夏になると、土肥海水浴場に現れるのが、こちらの「土肥温泉丸」です。
土肥温泉丸は、使われなくなった漁船に温泉が注がれた温泉船。全長6m・幅1.8m程の大きさの船に、温泉が惜しげもなく注がれていて、天然湯が楽しめる贅沢なお風呂です。波が打ち寄せる海岸で入れる最高の温泉処で、海岸の3ケ所に計6基設置され、海水浴で冷えた体を温めるのにも最適。船体には、ちゃんと温泉分析書も提示されているんですよ。
土肥海水浴場では、土肥温泉丸の他に、「遊らぶ湯〜」も設置されています。こちらは、直径10mの半円形をした温泉プールで、水深が浅く、小さなお子様が遊ぶのに打って付け! 遊びながら温泉も一緒に楽しめて一石二鳥。いずれも、海水浴シーズン限定で登場するので、海水浴と併せて楽しんでみて下さいね。
<土肥海水浴場の基本情報>
住所:静岡県伊豆市土肥
電話番号:0558-98-1212(伊豆市観光協会土肥支部)
開設期間:7月中旬〜8月下旬
利用時間:9時〜17時
アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」より東海バス「土肥松崎行き」で約50分。「土肥温泉」で下車。
こちらは、西伊豆町のお隣にある松崎町岩地地区の岩地海水浴場です。岩地地区は、松崎町の中心部から約4kmほど南下した場所にある小さな集落です。
岩地海水浴場は、岬に挟まれた静かな入江になっていて、白砂とエメラルドグリーンの海が美しく、かつては東洋のコートダジュールと称したほど、海が綺麗な場所なのです。その海岸に現れるのが、この「ダジュール岩地」です。
「ダジュール岩地」は、廃船をそのまま利用した船型の無料温泉です。かけ流しの天然湯が楽しめ、砂浜の真ん中に設置されているので、海を一望できますよ。青い海を望みながら、青空の下で入る温泉はとにかく気持ち良い限り!水着のまま是非どうぞ。
<岩地海水浴場の基本情報>
住所:静岡県賀茂郡松崎町岩地
電話:0558-42-0745(松崎町観光協会)
開設期間:5月〜9月末まで(予定)
利用時間:24時間
アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」より東海バス「松崎行き」で約1時間45分。松崎バスターミナルから約20分「岩地バス停」下車。
岩地地区から岬を隔てたお隣にある松崎町石部地区では「平六地蔵露天風呂」がお勧め。
石部海水浴場から少し離れた場所にありますが、磯の香りに包まれながら、のんびりゆったり湯あみができますよ。地元の人達が石を積み上げて造った湯船で、石がゴツゴツしていて、少しワイルド感がある野趣豊かな露天風呂です。こちらも、要水着着用で料金は無料です。
<平六地蔵露天風呂の基本情報>
住所:静岡県賀茂郡松崎町石部666
電話番号:0558-42-0745(松崎町観光協会)
開設期間:5月〜10月末まで(予定)
利用時間:日中
アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」より東海バス「松崎行き」で約1時間45分。松崎バスターミナルから約25分「石部温泉バス停」下車。
こちらは、松崎町雲見地区の「赤井浜露天風呂」です。赤井浜露天風呂は、先ほどご紹介した石部地区から国道136号線を南へ向かった国道沿いにあります。
国道沿いと言っても、海沿いの山を下った場所にあり、道を下って現れるのは露天風呂ではなく、こちらの建物です。この建物が更衣室になっていて、こちらで水着に着替えてから、露天風呂へ向かいましょう。
更衣室を抜けると広がっているのが、こちらの赤井浜露天風呂。海とほぼ同じ海抜にあるので、海と一体化したかのような素晴らしい景色です。お湯は天然湯を使用し、常に湧きたての湯が注がれ、浴槽の縁に目をやれば、ジャーと音を立てながら流れ出ています。一目見ただけで、かけ流しだということが解る上質な温泉です。
開放感も抜群で、周囲は切り立った崖に囲まれ、秘湯とも言える雰囲気。大海原を目の前に潮風香る絶景を見ながら、無料で入れるお風呂なんて、滅多にありません!
<赤井浜露天風呂の基本情報>
住所:静岡県賀茂郡松崎町雲見赤井浜
電話番号:0558-45-0844(雲見温泉観光協会)
開設期間:6月〜9月末まで
利用時間:日中
アクセス:東海バス「バス停赤井浜」から徒歩3分。
最後に雲見地区では、海すれすれに設けられた足湯もあるのです。こちらは、雲見海岸にある「渚の足湯」で、足湯と言っても大人が数人は入浴できるような大きさ。足湯にしては、もったいないような広々とした贅沢な温泉です。
冬場は、外気により温泉の温度が低下するため利用はできません。青い海と隔たりがなくどこまでの続く鮮やかな青色。海に浮かぶ牛着岩など、ここならではの独特の地形もお見逃しなく。また、天気が良ければ富士山を見ながら足湯ができますよ。
<渚の足湯の基本情報>
住所:静岡県賀茂郡松崎町雲見
電話番号:0558-45-0844(雲見温泉観光協会)
開設期間:4月〜10月まで
利用時間:日中
アクセス:東海バス「バス停雲見浜」下車。徒歩約2分。
ご紹介した露天風呂以外に、西伊豆町では海抜20mの断崖にある「沢田公園露天風呂」もあります。また、リアス式海岸が美しい風光明媚な堂ヶ島温泉のホテルでは、打ち寄せる波に手が届きそうなくらい海の近くに設けられた眺め抜群なお風呂もあるので、季節を問わず入ることができますよ。
ご紹介したお風呂は、いずれも季節限定。アメニティーはないので、水着の他にタオルやバスタオルなども忘れずに持参しよう。太陽の日差しが心地良い季節に、雄大な海を目の前に入るお風呂は、特別で最高!
海辺で入るお風呂は、波から出るマイナスイオンでリラクジェーション効果や海洋浴効果も手伝って、健康増進効果にも良いです。海辺にある無料の天然湯に身を沈ませて、是非リフレッシュされてみては如何でしょうか?
2018年5月現在の情報です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。
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