リーズナブルに楽しめる!京都一人旅なら民泊がおすすめ

| 京都府

| 旅の専門家がお届けする観光情報

リーズナブルに楽しめる!京都一人旅なら民泊がおすすめ

リーズナブルに楽しめる!京都一人旅なら民泊がおすすめ

更新日:2018/04/23 16:02

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家、古墳ナビゲーター

京都は、ホテル不足でリーズナブルな宿が少なく、思うように滞在できないというのが実情。そこで注目されるのが民泊です。外国人ばかりに京都の民泊を利用させる手はありません。一人旅でも民泊なら良いロケーションで最適な大きさの部屋に安価に宿泊できます。そこで京都の民泊体験を通して、京都らしい人気観光地に加えて静かな穴場スポットを歩く欲張りな観光プランを楽しみました。

嵐山から京都観光をはじめる

嵐山から京都観光をはじめる

写真:菊池 模糊

地図を見る

筆者は京都市生まれですが、現在は大阪在住なので、最近は京都へは日帰りでしか行ったことがありません。これは、京都には安価な宿が少ないという事情があるから。まして一人旅ですとさらにホテル代が割高になります。

できれば宿泊してゆっくり朝や夜の京都も楽しみたいもの。そこで、今回は民泊を利用して、一人旅ならではの自由さを生かして、京都の人気観光スポットと穴場を楽しむ粋な一泊二日の旅にチャレンジしてみました。

大阪から阪急電車に乗って桂で乗り換え嵐山に到着。第一日目は嵐山方面から観光をはじめます。平日というのに人が多いです。

嵐山から京都観光をはじめる

写真:菊池 模糊

地図を見る

和の風情を求めて、メインストリートを北へ。左へ折れて野宮神社から竹林の道へ向かいました。ところが、このコースは団体の定番スポットらしく外国人観光客でごったがえしていました。昔の記憶にある静かな場所は喧騒の中にありました。

嵐山から京都観光をはじめる

写真:菊池 模糊

地図を見る

そこで、少しでも人の少ない穴場をと、北へ向かい落柿舎に至りました。ここまで来ると静寂が支配しとても良い雰囲気でした。落柿舎は向井去来が別荘として使用した草庵で、師匠の芭蕉はここを3度も訪れ『嵯峨日記』を執筆しました。ここから北の嵯峨野一帯は人も少なく落ち着いて京都を楽しめます。

御室仁和寺へ

御室仁和寺へ

写真:菊池 模糊

地図を見る

嵯峨野の和の雰囲気を満喫して、嵐山の中心街へ戻ります。嵐電の嵐山駅は「はんなりほっこりスクエア」としてオシャレに整備されており、昼食や休憩に最適です。赤い床机に腰かけて簡単な昼食をとった後は、嵐電に乗って帷子ノ辻駅で乗り換え御室仁和寺へ向かいます。

御室仁和寺へ

写真:菊池 模糊

地図を見る

仁和寺は、桓武天皇の曽孫である光孝天皇が勅願し、子の宇多天皇が888年に完成させた大寺院。皇族の子弟が入る寺として格式を誇りました。近世には、旧皇居の紫宸殿や清涼殿が移築され、現在も見学することができるので御殿に入場し庭園も見学しました。

京都の遅咲き桜の名所「御室の桜」としても知られ、黄緑色の桜「御衣黄」や上品な八重桜「一葉」も咲いていました。

御室仁和寺へ

写真:菊池 模糊

地図を見る

仁和寺周辺の穴場としては光孝天皇陵があります。仁和寺を勅願した光孝天皇は、仁和寺のすぐ近くの住宅街の中にある御陵に眠っています。ここは観光客は全くおらず、ひっそりとした場所でした。

東山の民泊宿へ

東山の民泊宿へ

写真:菊池 模糊

地図を見る

Airbnbを通じて予約した民泊は東山にあるので、仁和寺の門の前から59番線のバスに乗って一気に四条京阪前に到着。そして、おなじみの円山公園の枝垂れ桜に挨拶してから、清水への道を歩きます。八坂神社南楼門から真っすぐ南へ八坂の塔へ至り、そこから左へ道なりに二年坂を登ります。

このあたりは非常に観光客が多く清水の舞台は何度も経験済みなので、今回は清水寺の穴場への訪問です。三年坂のきつい階段の手前を左に折れ、裏道を登ります。清水寺の大講堂前を過ぎると目的の千体石仏群がありました。

この石仏たちは、かつて京都の各町内にあったものですが、明治の廃仏毀釈の際に、難を逃れて寺に運び込まれたもの。ここは表の清水寺のラッシュアワー状態と違って、静かに祈ることができるスポットです。

東山の民泊宿へ

写真:菊池 模糊

地図を見る

午後3時を過ぎたら民泊宿へチェックイン。今回の宿は、清水寺と京阪清水五条駅の中間という観光に絶妙なロケーションが魅力です。一人旅なので一軒家は大きすぎ、マンション形式の宿に決めました。

メールボックスの中にキーボックスがあり、両方を指示された暗証番号で開けると、部屋のキーがあります。誰にも顔を合わせずに無事にチェックインすることが出来ました。部屋はまさに小綺麗なワンルームマンション。清潔で景色も良好です。

東山の民泊宿へ

写真:菊池 模糊

地図を見る

布団は二つ用意されており無理すれば、3人くらいまで利用可能かなと感じました。小さな台所には鍋や食器はもちろん、電磁調理器、電子レンジ、電気ポット、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、掃除機もあり長期滞在でも快適に過ごせそう。ポケットWiFiや40インチTVも完備で退屈しません。タオル、ドライヤー、シャンプー、ボディソープはありますが、歯ブラシ髭剃りなどの洗面用具はありません。

夜と早朝の京都を楽しむ

夜と早朝の京都を楽しむ

写真:菊池 模糊

地図を見る

宿で休憩してから、カメラひとつ抱えて身軽に町へくりだします。近辺には高級料亭からコンビニまであり、お好みに応じて夕食が可能。もちろん材料を買い込んで調理というのもあり。筆者は一人旅の気楽さを満喫すべく、おばんざい料理と京漬物をテイクアウトして、京都らしい晩御飯を宿で食べました。

もちろん東山に宿泊するのですから、夜遅くまで京都を楽しまなければ。京都の夜といえば、やはり祇園界隈。夜の灯のともった風情のある京都の繁華街はフォトジェニックで素敵。ただ、やはり花見小路は人が多く、先斗町に至っては外国人だらけで非常に混雑していました。

夜と早朝の京都を楽しむ

写真:菊池 模糊

地図を見る

人疲れしたので近辺の穴場を探します。オススメは、建仁寺の南に隣接した摩利支尊天堂で夜もライトアップされています。ここは狛猪(こまいのしし)が特徴で、境内には五組もありました。一人の外国人観光客がめずらしそうに見学していただけで、夜の静寂に包まれて穏やかな時間を過ごせました。

夜と早朝の京都を楽しむ

写真:菊池 模糊

地図を見る

そして2日目。観光しやすい場所に宿泊したのですから早朝散歩も楽しみます。まだ団体観光客が来ない早朝こそ、人気スポットを独占できるのです。

今回は宿の近くの建仁寺、六道珍皇寺、六波羅蜜寺などを回りました。中でも、建仁寺の牡丹はとても素晴らしく、世話されていたお坊さんに聞くと今年は一週間以上早いそうで、ちょうど満開でした。

三十三間堂など七条近辺を観光する

三十三間堂など七条近辺を観光する

写真:菊池 模糊

地図を見る

早朝散歩を終え宿に帰り、簡単な朝食を済ませて10時にチェックアウト。ゴミは分別さえしておけば宿のゴミ箱に入れておいて良いのとのこと。とても気楽に過ごせました。

今日は全部徒歩で回ります。まずは南へ歩き豊国神社です。大坂の陣にきっかけとなった方広寺の跡地に建てられたもので、唐門は伏見城の遺構と伝えられる国宝。豊国神社の横には例のいわくつきの方広寺の梵鐘もあり、その奥の小道を行くと豊国神社の裏側の穴場スポットである大仏殿跡の公園に出ます。秀吉と秀頼の夢の跡ですね。

三十三間堂など七条近辺を観光する

写真:菊池 模糊

地図を見る

豊国神社の南へ歩くと京都国立博物館があります。ここは建物が見事で、ちょうど池大雅特別展をやっており、天衣無縫の旅の画家の絵を満喫しました。ここで昼を過ぎたのでカフェで軽食をとります。

次は向かい側の三十三間堂。1001体の千手観音と二十八部衆の立像が安置されており全て国宝で圧巻。少年時代以来とはいえ、その迫力に改めて感動です。ここも外国人観光客だらけでしたが、皆さん静かに見学されており、意外と落ち着いた雰囲気です。

三十三間堂の後は、その向かいに並ぶ寺院も見学。養源院と法住寺ですが、穴場はその両寺院の間の細い道の奥にある後白河天皇法住寺陵です。平安時代末期から鎌倉時代にかけて大活躍し三十三間堂造営のきっかけもなした後白河法皇はここに眠っています。

三十三間堂など七条近辺を観光する

写真:菊池 模糊

地図を見る

次は七条大橋を渡り西に進みます。河原町七条の交差点を北へ折れると左側に渉成園 (枳殻邸)が見えてきます。ここが最後の穴場スポットで、都会のオアシスのようです。東本願寺の飛び地境内の庭園で国の名勝に指定されています。観光客が少ないので、ゆっくりと見学を楽しみました。

後は南へ下ればJR京都駅はすぐ。夕刻の京都タワーを見ながら古都に別れを告げました

民泊利用で京都観光自由自在!

今回は一人旅ならではの自由さを生かして、穴場スポットを多く回ってみました。多人数で行く場合はやはり有名観光地を回らねばならないので、京都の場合、観光客が多くて疲れます。1〜2人の旅ならば、気軽に希望に近い立地での民泊利用というのが、新しい京都体験のあり方として最適なように感じました。

京都の民泊は合理的な考え方をする外国人の利用が主流です。少人数なら今回紹介したマンションタイプ、大人数なら古民家の一軒家貸切タイプが最適。外国人は実に上手く民泊を利用して京都を歩き回っています。われわれ日本人こそ言葉が通じるわけですから、有名観光スポットから穴場まで見どころ豊富な京都を存分に楽しめるはずです。ぜひ民泊を利用して新たな京都を発見してください。

2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:Airbnb

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/04/16−2018/04/17 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルジェイピーで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -