火山に温泉、世界一の夕日も!ギリシャ・サントリーニを一日冒険

火山に温泉、世界一の夕日も!ギリシャ・サントリーニを一日冒険

更新日:2018/06/17 14:15

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト
紺碧のエーゲ海に浮かぶギリシャのサントリーニ島。ヨーロッパのみならず、世界中の旅行者の憧れの地です。白い街並みなどロマンチックで風光明媚な土地柄が有名なサントリーニですが、実はカルデラ火山で成り立っており、現在も活動する火山口や海中の硫黄温泉など、冒険がたっぷり楽しめる島。世界一と名高い夕陽をも船上から鑑賞できる、サントリーニ島での一日冒険ツアーについてご紹介します!

ツアー参加し、港から船で出発しよう

ツアー参加し、港から船で出発しよう

写真:橘 凛

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サントリーニの火山や温泉に行ったり世界一の夕日を鑑賞するには、移動手段として船が必須となります。様々な現地催行会社がパッケージ商品として売り出しているので、便利な1日ツアーに申し込むのがおすすめです。日本からネット申込もできますが、間に合わなかった場合は滞在先のホテルや旅行会社に問い合わせてみましょう。ツアーの空き状況次第では前日申込も可能です。

ツアー参加し、港から船で出発しよう

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当日は、ツアーにもよりますが、サントリーニ島で最も大きな街フィラ(Fira)からも比較的近い、オールドポート(Old Port)に午前中の時間帯に集合であることが多いでしょう。ツアーの途中で海水温泉に入るので、服の下に水着を着て、荷物にバスタオル持参で行きましょう。しばらく船に乗って振り返ると、溶岩で出来たサントリーニ島の上にまるで降り積もる雪のようと形容されるフィラの白い街並みが見えてきます。

火山口までのウォーキングはちょっとした登山

火山口までのウォーキングはちょっとした登山

写真:橘 凛

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出航後、約30分で対岸にある無人の火山島であるネアカネミ島(Nea Kameni)に到着します。島の入り口で入場料を支払い、ここから火山口を目指しての登り道のウォーキングです。

火山口までのウォーキングはちょっとした登山

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火山口までの道のりはかなり長く、砕けた溶岩の砂利道が延々と続きます。ビーチサンダルよりは、スニーカーや歩きやすいサンダルで出かけた方が良いでしょう。また、ギリシャの日差しは、特に夏季はとても強いので、日よけ帽子など紫外線対策をお忘れなく。

火山口までのウォーキングはちょっとした登山

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火山口は島内にいくつかあり、それぞれとても見応えがあります。噴火口に近づくと、硫黄の匂いが強く漂い、小規模な噴煙も見られます。優雅なリゾート地に見えるサントリーニ島ですが、現在も活動する火山島なのだということを深く実感できるはずです。1956年には大噴火が起こり、島の集落の大部分が崩壊する惨事があったのです。サントリーニ島とそこに生きる人々が厳しい自然と共生してきたという一面を知ることができる貴重な体験となるでしょう。

海中にある硫黄温泉に向かって、思い切ってダイブ!

海中にある硫黄温泉に向かって、思い切ってダイブ!

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火山見学が終わり次第、島の入り口まで戻り、次はお隣のパレアカメニ島(Palea Kameni)を目指します。この島沿岸が、珍しい海水温泉となっているのです。船で近付いていくと、立ち込める硫黄の刺激臭をうっすらと感じ、赤茶色に染まった水面が見えてきます。

海中にある硫黄温泉に向かって、思い切ってダイブ!

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船は、海水温泉から数十メートルほど離れたところで停泊します。ここからは船からはしごを降りて海中に飛び込み、各自が泳いで行く必要があります。停泊するあたりの海はかなり深く、そして水温は冷たいのでご注意!水泳に自信のある方もない方も、安全のために必ず浮き輪や浮きポールをスタッフから受け取って飛び込むようにしてください。温泉の方に向かって泳いでいくと、ゆっくりじわじわと水温が温かくなっていく不思議な感覚が味わえます。

海中にある硫黄温泉に向かって、思い切ってダイブ!

写真:橘 凛

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温泉になっているあたりは、足がつくほど浅瀬になります。水温も温かく、自然が生み出した天然温泉を堪能しましょう。写真のように、海底には泥がたっぷりと沈殿しています。この辺りは海水全体が赤茶けて濁った色をしているため、海中の視界がとても悪いのですが、ゴツゴツした岩がところどころあるので、怪我しないようにゆっくりと足を進めてください。また、硫黄温泉のため、水着に色素沈着してしまうことがありますので、淡い色の水着は避けたほうが無難です。
頃合いを見て集合がかかりますので、また各自で船の方まで泳いで戻ります。

船上から眺める世界一の夕陽は忘れられないひとときに

船上から眺める世界一の夕陽は忘れられないひとときに

写真:橘 凛

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その後、ツアーの内容にもよりますが、船上でビュッフェ式の夕食が振る舞われます。火山口へのちょっとした登山や、硫黄温泉での遊泳で、お腹はきっとペコペコのはず!ギリシャ風サラダやヨーグルト、チキンなどの地元食材を海の上でいただく食事は格別です。

船上から眺める世界一の夕陽は忘れられないひとときに

写真:橘 凛

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夕食後、クルージングを楽しんでいるうちに日没の時間が迫ってきます。サントリーニ島での夕日といえば、北部にある集落イアからが最も有名ですが、船上から眺める真っ赤な太陽が大海原に沈んでいく様子も、サントリーニ滞在中に是非一度は見ていただきたい絶景です。

船上から眺める世界一の夕陽は忘れられないひとときに

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夕日は沈み始めると、意外にそのスピードが早いものです。記念写真を撮るのを忘れずに、ロマンチックな時間をお過ごしください。

盛り上がる船内で楽しみながら帰路につく

盛り上がる船内で楽しみながら帰路につく

写真:橘 凛

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日が暮れると、船内にはクラブ調の音楽が流れ、ダンスパーティーのような騒ぎとなります。世界中から来ている旅行客と一緒に踊ったり交流したり、または甲板の上でだんだん暗くなっていく風景を眺めたり。クルージングの最後まで、めくるめく楽しい時間が過ぎていきます。

盛り上がる船内で楽しみながら帰路につく

写真:橘 凛

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その後、船はゆっくりと最初の集合場所に戻っていきます。船が港に到着次第、解散となります。ツアーによってはホテルまでの送迎サービスがありますので、帰り道が不安な方は事前に確認しておくと良いでしょう。

盛り上がる船内で楽しみながら帰路につく

写真:橘 凛

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以上、サントリーニ本島とはまた違ったスリルと冒険が楽しめる、盛りだくさんの1日ツアーはいかがでしょうか。きっと、記憶にずっと残る、素晴らしい体験となることでしょう。

ギリシャ・サントリーニ島での火山ツアーの基本情報

アクセス:サントリーニ島のフィラ(Fira)中心街から徒歩約30分のオールドポート(Old Port)から毎日出航。季節・天候により出航状況に変更がある場合があります。

2017年8月現在の情報です。最新の情報は現地催行会社、滞在先ホテルなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/18 訪問

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