写真:村松 佐保
地図を見る宇宙船のようなデザインの『ホタルナ』。シルバーメタリックの流線型がとてもお洒落。船内のデザインもこれまでの水上バスとかなり趣が異なります。
乗船場所は浅草、日の出桟橋、お台場海浜公園と複数ありまが、今回筆者は浅草から乗船しました。目の前にそびえ立つスカイツリーを眺めながらの出発です。心地よい揺れに身を任せながら、移りゆく東京の景色が楽しめます。
船内に流れるアナウンスは、銀河鉄道999のキャラクター。名所や旧跡の案内に耳を傾けると、江戸から東京へと変遷してきた歴史の重みがうかがわれます。
『ホタルナ』という名前は、“月が輝く夜に神秘な輝きを放つ蛍が隅田川を舞う”ホタルとルナ(月の女神LUNA(ラテン語))を合わせた「ホタル月」が由来です。(東京観光汽船HPより)
都内を巡る旅を計画するとき、隅田川を走る『ホタルナ』も仲間に加えてみてはいかがですか。ちょっぴりスパイスが効いた旅が楽しめることでしょう。
『ホタルナ』の船内はとても広々としています。景色は窓からだけではなく、ガラス張りの天井からも眺めることができます。見上げると空が広がっているっていいですね。とても開放感があります。
船内には喫茶やトイレも完備しています。喫茶には、ホタルナ限定ジェラート「エスプレッソミルフィーユ」も味わうことができます。ミルフィーユのサクサク感にエスプレッソの大人の苦みとバニラのコラボレーションが癖になりそう!
船の揺れも少ないので、場所を変えながら流れる街の景色を楽しむことができます。
吾妻橋、駒形橋、厩橋、清洲橋・・・いくつもの橋をくぐります。色も形も違う橋。耳に心地よく入ってくるアナウンスから、歩んできた橋の歴史を知ることもできます。橋の裏側が見えるっておもしろいですね。新鮮さを感じます。
目に入ってくる景色も東京港に向けて少しずつ変化していきます。
写真:村松 佐保
地図を見る永代橋を通り抜けると「展望ルーフデッキ」に上がることができます。何といってもこの開放感がたまりません。潮の香りに身を包まれながら眺める景色は最高です。
聖路加ガーデン、浜離宮、レインボーブリッジなど都会の景色を楽しんでいるうちに、真正面にお台場の近代的なビル群が目に入ってきます。
あっという間の60分!四季の自然をたっぷり味わうことができる隅田川の水上散歩を、ぜひお楽しみください。
切符:当日購入のほか、乗船日の1ヶ月から3日前までネットから予約することもできます。
料金:大人:1,520円、小学生:910円、幼児(1歳から):300円
※当日券を購入する場合は、発船時刻より30分ほど前に行かれることをおすすめします。
運行経路や時刻表は、下部[MEMO]の東京観光汽船 ホタルナHPでご確認ください。
ホタルナとよく似た「ヒミコ」という船も走っています。やはり松本零士氏がホタルナより8年ほど前に手掛けたものですが、屋上デッキはありません。
写真:村松 佐保
地図を見るホタルナから下船すると目の前にはお台場ビーチが広がっています。800メートルほど続く人工の砂浜。まさに東京リゾート。白い砂は神々が集う伝説の島「神津島」(伊豆諸島)から運ばれてきました。
穏やかな入り江に広がる砂浜に緑に包まれた台場公園が続いています。また近くにあるフジテレビやショッピングモールなど、近代的な景観も同時に楽しめ、臨海副都心エリアの中心部として進化し続けています。
展望デッキやスカイウォーク(遊歩道)から眺めるコントラストが素晴らしい!真っ青な海、白いレインボーブリッジ、また遠慮がちに見える赤い東京タワーなどが、一枚の絵となって訪れる人たちを魅了します。
波打ち際で群れをなして泳ぐかわいいユリカモメを見ながら、台場公園まで歩いてみてください。湾に突き出た、周囲が石垣で囲まれたこんもりとした公園です。
江戸幕府が黒船来襲に備えて築いた砲台跡で、現在はこの公園だけが開放されています。
お台場一帯を見渡せるとっておきの場所です!
写真:村松 佐保
地図を見る「スカイウォーク」から間近に見える『自由の女神』。1998年4月から1999年1月までの間、遠く離れたパリからはるばる海を渡ってお台場海浜公園に設置されました。日本におけるフランス年を記念して、世界初の海外公開となりました。
レインボーブリッジに映える優雅な姿が、訪れる人たちの心を掴んで離しませんでした。フランスへの帰国が近づくと、復刻像再建の声が高まって、2000年12月に「お台場の自由の女神」が実現しました。
日仏両国の多大な協力のもとに完成したレプリカ『自由の女神』は、今では未来型リゾート施設お台場のシンボルとなっています。
遊歩道を散歩しながら、凛と立つ『自由の女神』に、シャッターを切ってみませんか!
クルージング船『ホタルナ』で訪れた『お台場海浜公園』はいかがでしたでしょうか。
波に揺られながら眺める東京の街。一味違った発見に喜びを感じることでしょう。
心が和む自然と近代化されたビル群が融合したお台場海浜公園。リゾート気分とともに、ショッピングやグルメなど人気の施設も存分に満喫してください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
村松 佐保
大自然に惹かれて、東京から群馬県の嬬恋村に移住しました。私の住まいは村の南部で、長野県寄りの標高の高い地域です。周囲には豊かな自然が広がり、四季の移り変わりを肌で感じる日々を送っています。鴬のさえずり…
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