写真:Mayumi Kawai
地図を見る中国雲南省北西部、世界遺産・麗江古城の背後にそびえる玉龍雪山。少数民族ナシ族が古来神の山として崇め、最高峰5,596m、氷河や万年雪を冠する13の連峰は、世界遺産「雲南の三江併流保護区」の一つに位置付けられています。
また、中国が認定する景勝地最高ランクの「国家5A級」の称号を得た、国お墨付きの絶景スポットになっています。
その壮麗な玉龍雪山をバックに静かにたたずむのが「藍月谷(Lanyue gu、英語名Blue Moon Valley)」です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るどこまでも澄み切ったエメラルドグリーンの湖面に三日月が影を落とす姿が、イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンの小説『失われた地平線(Lost Horizon)』に登場する蒼い月の谷に似ていることから「藍月谷」の名がついたと言われています。
まるで天女が舞い降りたかのようなため息漏れる絶景の湖。このまま額に入れて持ち帰りたいほどの美しい風景は「小九寨溝」とも称され、連日多くの中国人観光客が詰めかけています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る玉龍雪山東麓から流れ込む氷河の雪解け水を源流に、白い大理石と石灰石が川床に堆積した藍月谷の湖は、陽の光が差し込むことでどこまでも碧く澄み渡り、またミルキーブルーに輝いて息を呑む美しさです。
藍月谷は全長1kmほどの小さなエリアで、1つの石灰棚と「玉液湖」「鏡潭湖」「藍月湖」「聴濤湖」の4つの湖から構成されています。写真は「白水台」という石灰棚ですが、実は人工的に作られたものです。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る立ち枯れた木々がミルキーブルーの湖面に映えるフォトジェニックな光景が見られるのは「藍月湖」。北海道美瑛の青い池にどことなく雰囲気が似ていますね。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るクライマックスの「聴濤湖」では、ダイナミックな玉龍雪山をバックに、繊細で優美な滝を鑑賞することができます。この目を見張る大パノラマ、ぜひ現地でお楽しみください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る藍月谷では、この美しさをバックにウェディング・フォトを撮るのが中国人カップルの間でブームです。谷のあちこちでいくつものカップルが撮影している姿はなかなか見ものです。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る観光地では今や定番のご当地動物との記念撮影。このヤク(水牛)は、玉龍雪山に伝わる愛の楽園「玉龍第三国」へ河を渡るために利用されたという伝説にあやかっています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る中国の観光地では定番のご当地少数民族の衣装レンタル。これを着て記念撮影するサービスは、自撮りが大好きな中国人にも大好評です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る藍月谷は狭いエリアながらも標高3,000m超と富士山に近い標高。そのため高山病と極端な体力消耗に注意が必要です。時間が許せば、園内をゆっくり徒歩で散策も可能ですが、必要に応じて遊覧バスの利用をおすすめします(乗車料金50元)。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るエリア内の遊歩道は整備がとても行き届き、安心して散策ができます。アップダウンは比較的少なく、小さなお子さんからお年寄りまで気軽に楽しむことができます。ただし、標高が高く日差しが強いため、日焼け対策と防寒対策には気を付けてください。
提供元:Raini Svensson via flickr
https://flic.kr/p/j56MEo玉龍雪山景区は、氷河雪山の寒帯から山麓の亜熱帯まで豊かな動植生の分布が特徴で、その姿は「氷河博物館」と称されるほどです。藍月谷の周辺には、雲杉の原生林と高原芝生が広がる「雲杉坪」や緑の絨毯と高山植物が咲き誇る「甘海子」など、森林浴やハイキングが楽しめるスポットもあります。特に「雲杉坪」は伝説の愛の楽園「玉龍第三国」への入口があるとして人気が高いスポットです。
想像を絶するダイナミックな大パノラマの絶景と心あらわれる湖と大自然を満喫しに雲南省麗江を訪れてみませんか。
住所:中国雲南省麗江市玉龍納西(ナシ)自治県玉龍雪山景区内
電話:+86-888-5131068
営業時間:7:00〜18:00(チケット売場は16:00まで)
アクセス:公共交通機関を利用する場合、麗江古城から7路バスで所要約1時間。ただし、帰りのバスをつかまえるのが困難なため、一般的には現地ツアー参加やタクシー貸切りでの訪問がおすすめ。
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/11更新)
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