写真:東郷 カオル
地図を見る金沢の風景の一つとして有名な主計町茶屋街。「かずえまちちゃやがい」と読みます。ここは、ひがし茶屋街・西茶屋街と並び、金沢三茶屋街の一つ。川沿いには料亭や茶屋、宿屋が立ち並び、風情ある町並みを構成しています。
すぐ近くにあるひがし茶屋街に比べるとひっそりしていますが、こちらの雰囲気のほうがが好きという人も多くいます。
特に夕暮れ時の雰囲気が、一層の旅情を誘います。
古い町並みですが、もちろん今でも宿泊できる旅館もありますので、ここで宿泊して茶屋街の夜の雰囲気を味わうのも素敵です。
写真:東郷 カオル
地図を見る主計茶屋街の路地を歩いてみましょう。
一歩足を踏み入れると、光と影が交差した印象深い町並みに入り込むことができます。
なんでもない路地にも、道の真ん中に桜が大きく枝を張り、両側の建物の窓にその美しい姿を映しています。
道の真ん中に生えている桜を、邪魔とは思わずに、風景に取り込んでしまうことも、この町並みが旅人から愛されている秘訣かもしれませんね。
格子戸の小道を散策していると、突然道の奥に神社へと続く階段があったり、ちょっとタイムスリップしたような錯覚に陥る、どこか懐かしい風景に出会えます。
写真:東郷 カオル
地図を見るひがし茶屋街の奥にある宇多須神社。金沢城から鬼門の方角にあたり、前田利家公を祀っています。
金沢城や兼六園、主計茶屋など、桜の名所が多い金沢の中にあっては観光客がわざわざ桜を見に足を運ぶことは少ないかもしれませんが、春には境内一面が見事なまでに桜で溢れます。
古い街並みが美しい、ひがし茶屋街を散策していた観光客が一部流れてはきますが、どちらかというと地元の人々で賑わっている神社のようです。
旅先で道に迷ってたどり着いた先が、こんな綺麗な桜で溢れる神社だったら素敵ですね!
写真:東郷 カオル
地図を見る実はこちらも「桜」なのです。
お抹茶と季節の和菓子がいただける「寒村庵」というお茶処で出されたお菓子で、「桜」という銘。
確かにピンクの部分が桜の花びらで、あんこが桜の木の色にも見えますね。お菓子は季節によって変わります。
この「寒村庵」は、ひがし茶屋街にある1820年に建てられたお茶屋「志摩」の中にあり、庭を見ながらゆっくりとお茶を楽しむことができます。
志摩は1820年の建設以来、手を加えられることなく、江戸時代の様子をそのままに残す建物として重要文化財として登録されていて、ひがし茶屋街を訪れる観光客は必ずと言っていいほど立ち寄る場所。
兼六園や金沢城と並び、最も金沢らしい場所の一つと言えるのではないでしょうか。
金沢の森八というお店には日本三銘菓とされる「長生殿」というお菓子があります。
森八の本店には茶寮と金沢菓子木型美術館が併設されていますので、金沢のお菓子を知るには最適な施設です。
ひがし茶屋街から金沢城・兼六園方面へ向かう途中にありますので、桜を探す途中で、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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(2023/12/6更新)
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