写真:Mayumi Kawai
地図を見る中国雲南省麗江市の背後にそびえる玉龍雪山。この地に住む少数民族納西(ナシ)族が古くから神の山として崇め、厳しい入山規制を敷いたことにより未だ未踏の処女峰でもあります。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る最高峰の標高は5,596m、南北に約35km、東西に約13km、13の峰から成る万年雪の山脈には、北半球でもっとも赤道に近いといわれる氷河が横たわり、その姿が天空に飛翔する銀の龍に似ているところからこの名がついたと言われています。
そんな玉龍雪山風景区は、世界遺産「雲南の三江併流保護区」の一角であり、さらに中国が認定する最高ランク「国家5A級」を与えられた超絶景スポットなのです。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る秀麗かつダイナミックな玉龍雪山はどこから見てもフォトジェニック!絵はがきにしたくなるような美しい風景をお好みなら「藍月谷」がおすすめ。藍月谷については関連メモにリンクした記事も併せてご覧ください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る最高峰5,596mを誇る玉龍雪山。その山頂付近にある氷河公園へ向かうロープウェー乗り場は驚異の3,356m!つまりこの時点で図らずも富士山8合目付近に立っていることになります。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る玉龍雪山のロープウェイは全長2,968m、終着駅の4,506mまで標高差1,150mを10分ほどで一気に昇ります。ロープウェイの標高としてはベネズエラに次ぐ世界第2位の高さを誇っています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る玉龍雪山は、山麓の亜熱帯から高原・原生林の温帯、氷河を有する寒帯へと気候が変化していくのも特徴で、それに応じて豊かな植生が広がっています。ロープウェイからその様子を是非眺めてみてください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るロープウェイの終着点は4,506m。なんと、富士山頂(3,376m)を軽く超えてしまいました。労せずしてこんな標高まで来られてしまうことに驚愕しつつ、肌に刺さるような氷点下の寒さと動悸・息切れなど高山病の洗礼が徐々にからだを襲ってきます。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るロープウェイ乗り場から約170m先にある氷河展望台まで整備の行き届いた遊歩道が設けられています。ほんの短い距離ですが、標高4,000mを超えると空気は地上の約半分ですから想像以上に体力を奪われます。ここからは体調と相談しながら、ゆっくりと歩を進めていきましょう。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る中国人観光客の多くが高山病対策に携帯用酸素ボンベを購入しています。ただしこれは気休め程度なので、むしろマメな水分補給と深呼吸を心掛けることが重要です。また、高山登山にはダイアモックスという高山病予防薬の服用もおすすめです。そのほか、糖質・炭酸補給も効果的と言われ、玉龍雪山ではスニッカーズやチョコレート、レッドブルがよく売れています(効き目はあくまでも個人差がありますのでご注意を)。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るそうして辿り着いた標高4,680mの氷河展望台。こんなとんでもない標高に軽装で気軽に訪れることができる事実も驚きですが、それ以上に眼前に迫る大迫力の玉龍雪山、眼下に広がる氷河の海がもう言葉を失います。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る襲い来る高山病と闘いながら、辿り着いた者だけが得ることができるこの大パノラマ!もう寒さと疲労と感動で震え上がります。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る氷河展望台には到達記念にメダルを刻印してくれるサービスもあります。是非記念に一枚いかがですか。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る美しい玉龍雪山を舞台背景に見立て、一大ショーに仕上げた「印象麗江」が玉龍雪山風景区入口に存在します。中国映画界の巨匠かつ北京オリンピック開幕式の総指揮を執った張芸謀(チャン・イーモウ)監督プロデュースで、真っ赤な大地に見立てた巨大屋外ステージに少数民族の村人500人と馬100頭を総動員した壮大なショーが楽しめます。
提供元:CEphoto, Uwe Aranas via Wikimedia
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lijiang_Yu…約1時間に渡り繰り広げられる民族舞踊や歌のショー。圧倒的な風景とスケールに魅了されること間違いありません。なお、舞台照明を一切使用しないショーのため、日中(午前・午後各1回)だけの公演となります。
わたしたちの常識からは考えられない標高で氷河を気軽に見ることができてしまう玉龍雪山。この非現実的で刺激的な絶景を味わいに、今度麗江まで訪れてみませんか。
住所:中国雲南省麗江市玉龍納西(ナシ)自治県玉龍雪山景区内
電話:+86-888-5131068
営業時間:7:00〜18:00(チケット売場は16:00まで)
アクセス:公共交通機関を利用する場合、麗江古城から7路バスで所要約1時間。ただし、帰りのバスをつかまえるのが困難なため、一般的には現地ツアー参加やタクシー貸切りでの訪問がおすすめ。
2018年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/5更新)
- 広告 -