写真:中島 誠子
地図を見る川越八幡宮はあと15年で創祀1000年を迎える、歴史ある神社です。川越八幡宮を創祀したのは当時の有名武士、源頼信。長元の乱で武蔵国(現在の埼玉県あたり)を長い間なかなか鎮圧できなかったのですが、現在の川越八幡宮の地で必勝を祈願したところ、三日三夜で敵陣を鎮圧できたそうです。
源頼信は勝利を神様のお力と信じ、八幡神社を創祀するに至ったと言われております。以後、川越の歴代城主、城代にも篤く崇拝され、川越を守る守護神として地元の人々から深く愛されてきました。今でもなお、地元の人のみならず、関東一円からも参拝に来られる方がたくさんいます。
八幡神社は全国に約1万5千社もあり、川越八幡宮はその八幡神社の総本社「九州の宇佐八幡宮」から勧請されたと伝えられます。そのため建立当時、神社は九州の方角(東)を向いていましたが、江戸時代の参勤交代の際、川越の道を守る役目として、西向きに方向転換されたようです。昔は反対を向いていたんだな、と思うとなぜかロマンを感じます。
八幡神社に祀られているのは、第十五代天皇の応神天皇で、勝負の神様です。他、厄除け、病気平癒のご利益があると言われております。縁結びのパワースポットなのに、恋愛の神様ではないの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ川越八幡宮では境内にある「タラヨウの葉っぱ」と「イチョウの木」が実はキーポイントなのです。
ただ、神主さん曰く、恋はある意味"勝負"ですので、恋にももちろんご利益があるとのこと。神社に到着したら、一先ず神前に手を合わせましょう。
写真:中島 誠子
地図を見る境内には大きなイチョウの木があります。御神木として植えられ、もともとは2つの木であったのに、徐々に寄り添い1つの木になったという不思議な木なのです。
そのため、そのイチョウの木は「縁むすびの木」として崇められるようになり、以後縁結びを願う人が絶えず訪れる場所となったそうです。
しかし、それだけではありません。なんと仲良く夫婦となった木は、やがて木と木の間から乳(木根)という命が誕生したのです!その乳に触れると子宝、安産に恵まれると言われております。縁結び、子宝、安産を一度に祈願される方もいらっしゃるようで、女性に大変ありがたいパワースポットとなっております。
木に触れ、じわじわと出る恋のパワーをいただきましょう。
写真:中島 誠子
地図を見る本殿のすぐ右横に御神木「タラヨウ」の木があります。なんとこの木の葉っぱにお願いごとを書くと願いが叶うと言われているのです。噂を聞きつけてか、この木をのぞくと葉っぱ一枚一枚にそれぞれの願いが書かれていて、たくさんの方が来られていることが分かります。
葉っぱの裏側に竹串のようなもので文字を書き、しばらくすると文字が浮き上がってきます。その文字は永久に消えることがなく、昔は恋文としても使用されたようです。とてもロマンチックですね。
「大好きな彼と結婚できますように」や「好きな彼と付き合えますように」等、恋する女性の想いがぎっしり詰まっています。
ここに願いを書き、幸せを手に入れた方がお礼参りに来られたり、ここで結婚式をされる方もたくさんいらっしゃるようです。ぜひ一筆、葉っぱに願いを書いてみては?
写真:中島 誠子
地図を見る本殿の左奥にひっそりと「ぐち聞きさま」という像があります。ぐち聞きさまは、苦しみ悩む多くの人の救いとなってこられた聖徳太子のお姿です。
人に言えないこと、心に溜まっている嫌なこと、何でも聞いてくださいます。「さあ言ってごらんなさい」という優しいお顔で耳を傾けてくださるお姿に、つい長々と話してしまいます。何ででしょう、石像のお姿なのに、優しいおじいちゃんに話しかけているような安心感があり、悩みを話すとスッキリします。
きっと恋の悩みも聞いてくださるはずです。
写真:中島 誠子
地図を見るお参りの後はお守りをぜひ買ってください。神社のパワーがいつもそばに付いていてくれます。中でも「えんむすび」お守りが人気です。神様の使いと言われている鳩が描かれているかわいいお守りです。
他、勝負のお守りもあり、「今の彼と結婚したい」という願いには勝負お守りもご利益があるとのことです。お願いしたい内容によってお守りが異なるようですので、ご購入の際に神社の方へお聞きください。
川越八幡宮は、川越にある他の有名な社寺と比べると比較的小さな神社ですが、隠れたパワースポットとして人気があります。結婚したい!と願う女性が毎日のように訪れ、「願いが叶いました!」とお礼参りに来られる方も多々いらっしゃるようです。
また、毎月第1、3日曜日の16:00から「良縁祈願祭」が行われています。ぜひ参加してみてくださいね。
そして川越でもう一つ、恋愛のパワースポットとして「川越氷川神社」がありますが、川越八幡宮とセットで訪れるとダブルで効果があると噂されています。お時間のある方はぜひどちらも行ってみてください。
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(2024/10/14更新)
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