写真:モノホシ ダン
地図を見る北条鉄道の本社のある「北条町駅」は、加西市の玄関口であり、市立図書館やCOOPなどが入居する複合施設“アスティアかさい”とは連絡通路でつながっていて、ローカル線のさびれた印象とは違って華やいだ雰囲気です。
駅の窓口では、1日フリーきっぷ、鉄道グッズの販売を行っており、レンタサイクルやレンタカーを借りることもできます。なお、話題を呼んだ子ザル駅長は、2016年より活動休止中です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る北条町駅には、北条鉄道の検修庫があって、プラットホームは片側1面。留置線には、運行されない車両停まっていて、運行中の車両とのツーショットが撮影できます。北条鉄道の車両は、3両あって、いずれもディーゼルカーです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る1日フリーきっぷは、列車内や北条町駅で購入することができます。運賃は820円で、往復するだけで元が取れます。きっぷには、北条鉄道の所有車両、フラワ2000-1・2・3号の3両がデザインされています。形式名のフラワとは、加西市の観光名所の“兵庫県フラワーセンター”にちなんだもので、数字は導入された年(西暦)を表しています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る北条鉄道の車窓の大半は、のどかな田園風景が展開します。運転席の後ろから、どこまでも続く線路を楽しむのもおすすめです。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまず最初にご紹介する、登録有形文化財の「長(おさ)駅」は、1915年(大正4年)播州鉄道(のちに播丹鉄道、続いて国鉄北条線)開業時の駅舎です。
無人駅ですが、毎週日曜日には、駅務室を利用して、NPO法人による「駅ナカ婚活相談所」が開設されています。レトロな駅舎が、出会いの始発駅に変身とは、地域活性化にも貢献する、なかなか粋な取り組みですね。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた長駅は、加工しやすい「長石(ちょうせき)」の産地が近くにあり、かつては出荷駅として繁栄を極めた駅でもあります。ホームには、長石で造られたモニュメントが立てられています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る続いてご紹介するのは、1917年(大正6年)に開業した「播磨下里駅」です。北条鉄道は、1985年(昭和60年)に国鉄北条線から、現在の北条鉄道になり、ローカル線の宿命ともいえる新たな乗客の獲得と収益向上のために、様々な取り組みを実施してきました。
線路の“枕木応援団”制度もそのひとつであり、ほかにユニークなものとしては「ステーションマスター制度」があります。これは、公募により駅長を募集し、個人により駅舎の運営、管理およびイベントを行うものです。
この播磨下里駅のボランティア駅長は、2018年4月現在2名で、ひとりは、お絵描き会を開催するお絵描き駅長、もうひとりは住職さん。住職さんは、月に数回、駅舎内に「下里庵」を開扉して、集まった人たちに人生相談など、自由に意見交換できる場を設けています。お絵描き会や下里庵の開扉予定日については、関連MEMOをご覧下さい。
写真:モノホシ ダン
地図を見る播磨下里駅のホームには、約40tの石を使った石庭があります。もっとも大きい石には、「歴史は古き下の里 見守りつづける 善防の山」と刻まれ、その隣には漂泊の俳人・山頭火の歌碑が建てられています。
善防の山とは、地元で“加西アルプス”と呼ばれている善防山(251m)のこと。播磨下里駅から徒歩で約20分ほどで行けますので、ハイキングにもおすすめです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る北条鉄道の運行ダイヤは、北条町駅から粟生駅間を、毎日1時間ごと17往復。次の列車待ちの時間を利用して、沿線で撮り鉄を楽しみましょう。撮影の際は、マナーを守り、無断で私有地に入ったり、線路に立ち入ったりしないようにしましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る最後にご紹介する、登録有形文化財の駅は、1915年(大正4年)開業の「法華口駅」です。名刹・法華山一乗寺への最寄り駅であり、徒歩で約1時間ほどで行くことができます。
駅舎の横に立っている三重塔は、一乗寺の国宝三重塔を参考に、約1年かけて製作され、寄贈されたものです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る法華口駅では、駅舎内に駅舎パン工房〜Mon favori〜(モンファボリ)が開店しています。店長は、ボランティア駅長も兼務しています。写真は待合室で、楽しい「駅ノート」か置かれています。開いてみると大勢の人たちによる微笑ましいコメントに、心が和む思いがするでしょう。ぜひ、旅の記念にサインしてみてはいかがでしょうか。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた、法華口駅は、太平洋戦争で使われた日本海軍の鶉野(うずらの)飛行場跡の見学の拠点でもあります。鶉野飛行場は、局地戦闘機の紫電や紫電改を生産していた川西航空機姫路工場の専用飛行場として造られ、1943年(昭和18年)10月には、パイロット養成のため姫路海軍航空隊も開隊しました。のちに戦局の悪化に伴い、神風特攻隊“白鷺隊”が編成され、63名が戦死しています。
ここで生産されていた写真の「紫電改」は、ゼロ戦をはるかに凌ぐ性能を誇った局地戦闘機です。この紫電改を主力戦闘機とし、各航空隊のエースパイロットを集めて四国・松山基地で開隊した日本海軍最強の航空隊“343空”はあまりにも有名です。鶉野飛行場は、隣接する川西航空機姫路工場を破壊するため、アメリカ軍の爆撃目標となり、多くの防空壕が建設されました。
現在でも、航空隊飛行科の地下飛行指揮所跡などが、良好な状態で残されており、2名以上の事前予約で、ボランティアガイドの案内で見学することができます。見学所要時間は、約70分間です。貴重な戦争遺跡を見学希望の方は、関連MEMOをご覧下さい。
<紫電改展示館の基本情報>
住所:愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城5688
電話番号:0895-73-2151
アクセス:JR宇和島駅から車で約60分
いかがでしたか。このように、北条鉄道は、沿線のみどころ満載の魅力あふれるローカル線です。なお、北条鉄道では、リーズナブルな料金で「貸切列車」も運行しています。オプションで列車内で、カラオケなども楽しめます。ちょっとしたパーティーや職場旅行に貸し切ってみてはいかがでしょうか。
住所:兵庫県加西市北条町28番地の2
電話番号:0790-42-0036
アクセス:JR大阪駅で新快速利用で、加古川駅まで約50分、JR加古川線に乗り換えて、粟生駅まで約25分、粟生駅で北条鉄道に乗り換えて約22分、北条町駅下車
高速バス利用の場合は、JR大阪駅から中国ハイウェイバス利用、北条町まで約90分
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/18更新)
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