写真:SAORI GRAPH
地図を見る首都ダカール郊外にあるバラ色の湖、ラックローズ(正式名称:レトバ湖)。ダカール市街地からは車で約2時間程の場所にあり、バスやタクシーに乗って日帰りで行く事ができます。
ただし、この湖はいつもバラ色をしている訳ではありません。湖がバラ色になりやすいのは11月〜6月の乾期の時期。塩分濃度の高い湖で繁殖するドナリエラ・サリナと呼ばれる緑藻が光合成色素のカロテノイドを大量に畜産し、それによって湖がオレンジがかったピンク色になるのです。
また「良く晴れている」ことと「風が強い」ことも、湖がバラ色に見えるための条件。時間帯はお昼前(11時頃)に着くように行くとよりバラ色に見える確率が上がります。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るこちらが「乾期」の「良く晴れた」「風が強い日」の「11時頃」という全ての条件を満たしたラックローズです。少し赤紫のような色をした湖がお分かりになりますでしょうか?
こんな色の湖、見た事がないですよね!湖の色は天候や時間でどんどん変化するので、バラ色の湖を見る事ができたらとてもラッキーだと思って下さい。湖の周りでは牛がのんびりしていて、とても長閑な雰囲気が漂っています。
写真:SAORI GRAPH
地図を見る手前は塩分を含んでいない水溜まり、奥が塩分を含んだラックローズなのですが、比較すると一目瞭然!こんなにも色が違うんです!
写真:SAORI GRAPH
地図を見るラックローズの豆知識になりますが実はこの場所、「世界一過酷なモータースポーツ競技」といわれているダカールラリー(旧称:パリ-ダカールラリー)のゴール地点だったのです(中止になった2008年の第30回大会まで)。
2009年以降ダカールラリーは南米にその地を移しましたが、この場所でダカールラリーが行われていた事が記念碑に刻まれています。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るラックローズは色を堪能して終わり・・・では勿体ない!塩分濃度が死海並みなので、死海と同じように湖にプカプカ浮かぶことができます。
ラックローズで浮かぶには、ほとりから入って浅瀬で十分?いえいえ、せっかく来たのだから湖の沖合で大の字になって浮かびましょう!
湖の中へ行く手段は手漕ぎのボート。湖のほとりにはセネガル国旗を立てたカラフルなボートがあり、ボートの漕ぎ手が勧誘をしています。ボートの価格は1人あたりいくらではなく1艘あたりいくら、ですのでグループで訪れると割安。日本のように金額が決まっているものではないので、価格交渉をしましょう。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るボートに乗りいざラックローズの湖上へ!
水が鮮やかなピンク色に見える日は大抵風が強いので、ボートに乗っていると風に吹かれて水しぶきが飛んできます。飛んできた水を舐めると「しょっぱい」を通り越して「苦い」。苦くなるほどの塩を含んでいるので、目に水が入らないよう注意しましょう!
写真:SAORI GRAPH
地図を見るボートで沖合に出たら準備完了。ボートに乗る前にあらかじめ水着を着ておき、ボートの上で服を脱いで湖へ静かに入ります。この時のポイントは「静かに」入ること!塩分濃度が非常に高いため、顔に水がかかるとヒリヒリ痛くなります。間違っても水に潜るような事はしないでくださいね!
水に入り体の力を抜くと・・・面白いほどに体が浮かびます。水の中から体を支えられているかのような不思議な感覚は、塩分濃度の高いラックローズだからこそ味わえるもの!
写真:SAORI GRAPH
地図を見るラックローズに浮かぶ時は仰向けでも、うつ伏せでも、はたまた横向きに寝転がっても、どんな格好でもプカプカと浮かびます。死海で浮かびながら新聞や本を読んでいる写真が撮られていますが、ここラックローズでも同じ事が出来ます。水面がバラ色の点で、ラックローズの方がインパクトは強いでしょう。
ところで水がバラ色の為、下が見えず怖いかもしれませんがご安心下さい!水深は1mほどで、大人であれば余裕で湖底に足がつきます。また湖底のミネラルたっぷりの泥をすくって体に塗ると、天然の泥パックにもなりますよ。
写真:SAORI GRAPH
地図を見る湖から上がり体が乾くと、肌にびっしりと塩の結晶が!このままだと体が塩でヒリヒリしてしまうので、水で塩を洗い流しましょう。
陸に着くと、ボート漕ぎのお兄さんが湧き水をバケツに汲んで体にかけてくれます。真水なので冷たいですが、塩を洗い流した後は体もスッキリ!濡れたタオルなども、セネガルの乾燥した風に吹かれて乾きます。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るラックローズのほとりには露店が並び、セネガルのお土産が売られています。ダカールの街中で購入するよりも安い場合もあるので、是非立ち寄ってみて!
写真:SAORI GRAPH
地図を見るラックローズで多く売られているのがこちらのサンドアート。絵柄は1点1点異なり、セネガルの木「バオバブ」が描かれたものや、民族や動物が描かれたものなど様々。比較的落ち着いた色味のものから、鮮やかな赤や青を使ったカラフルなものまで種類が豊富にあるので、あなたのお家に合うものがきっと見つかるはず!
インテリアのアクセントとして活躍するサンドアートは、セネガルのオススメのお土産です。
写真:SAORI GRAPH
地図を見る他にもラックローズで採れた塩や、セネガルバスケット、アクセサリーなどもお土産として売っています。お店の人の最初の言い値は少々高めに言ってくるので、まとめ買いをして値切るなど交渉するといい買い物ができますよ!
アクセス:
タクシーにてダカール市内〜「ポストチャーロイ」バス停へ
73番バスで「ポストチャーロイ」(始発)〜「ラックローズ」(終点)
※ポストチャーロイ〜ラックローズのバス
所要時間:1時間半〜2時間
料金:片道400F(約80円)
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/3更新)
- 広告 -