石庫門を眺めながら散策!過去と現在が共存する上海「新天地」

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石庫門を眺めながら散策!過去と現在が共存する上海「新天地」

石庫門を眺めながら散策!過去と現在が共存する上海「新天地」

更新日:2018/08/03 19:12

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員
上海市内でいま注目を集めているエリアがあります。「新天地」です。その名のとおり、近年、再開発が進み、新しいお店が次々に誕生しています。しかし、新天地の建物は何もかもが真新しいわけではありません。今回は「石庫門」と呼ばれるいにしえの建築を残しながら近代化がはかられている街・新天地を散策し、上海の新しい魅力をご紹介しましょう。
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石庫門と高層ビルとが共存する街・新天地

石庫門と高層ビルとが共存する街・新天地

写真:乾口 達司

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「新天地(しんてんち)」は上海市にある地区。その歴史は古く、19世紀にはフランスの租界地でしたが、21世紀に入って再開発がおこなわれ、新しいビルが続々建てられており、「田子坊(でんしぼう)」と並び、いまや上海市内でも有数の繁華街となっています。しかも、こちらの新天地では、それまで地区の大半を占めていた「石庫門(せきこもん)」が取り壊されることなく、再利用されています。新旧の建築が共存している点に新天地の街並みの特徴があるといえるでしょう。

写真はその石庫門を撮影したもの。石庫門は居住形式の一つ。19世紀後半以降、上海に流入して来た地方出身者のために作られた居住空間で、当初はおびただしい数が作られました。しかし、20世紀後半以降、マンションや団地にとって代わられ、その多くが取り壊されています。しかし、新天地では使われなくなった石庫門の一部を再利用しながら街並みの整備がはかられており、ご覧のように、前面に石庫門、後方に高層ビル群といった独特の光景が生み出されています。新天地は、文字通り、過去と現在とが共存する街といえるでしょう。

石庫門と高層ビルとが共存する街・新天地

写真:乾口 達司

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では、石庫門とはどのようなスタイルの居住空間なのでしょうか。実は石庫門は西洋のテラスハウスを中国風に模したものなのです。すなわち、連なった建物が共用の通路をかこむように配置されており、煉瓦造りの塀が内部と外部とを分かつようにしつらえられています。「石庫門」の名前はその壁に付属した門に由来します。そして、隣接するそれぞれの住居は「弄堂」と呼ばれる路地に沿うように配置されており、その入口には石造りのアーチもとりつけられています。

写真はその弄堂からの眺めですが、画面の右奥に見えるのが石庫門。左手に並んでいるのが、弄堂に沿って並ぶ石造りのアーチです。

石庫門と高層ビルとが共存する街・新天地

写真:乾口 達司

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アーチにはご覧のような華麗な意匠もほどこされています。モダンな印象を受けませんか?

華やかさを演出する石庫門の赤レンガ

華やかさを演出する石庫門の赤レンガ

写真:乾口 達司

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新天地で目にする石庫門の建物をご覧になると、レンガとレンガのあいだに赤レンガが挟まっているのが、おわかりいただけるでしょう。それが墨色の外壁に良いアクセントをもたらしています。

華やかさを演出する石庫門の赤レンガ

写真:乾口 達司

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こちらは外壁部分の窓。こちらも見た目があざやかですよね。

華やかさを演出する石庫門の赤レンガ

写真:乾口 達司

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実際、たくさんの観光客が石庫門をバックに記念撮影をしています。新天地ならではの写真ら仕上がるため、旅の記念にぜひ記念撮影をしてみてください。

<石庫門の基本情報>
住所:中華人民共和国上海市新天地
電話番号:なし
アクセス:地下鉄10号線・13号線新天地駅より徒歩10分

歴史的なスポットも!「中国共産党第一次全国代表大会会址」と「大韓民国臨時政府旧址」

歴史的なスポットも!「中国共産党第一次全国代表大会会址」と「大韓民国臨時政府旧址」

写真:乾口 達司

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新旧の建造物がひしめきあう新天地には、歴史的なスポットも点在しています。写真は「中国共産党第一次全国代表大会会址」。1921年、中国共産党の全国代表大会が開かれたところです。当時、集まったのは、中国共産党の結成を後押しするために派遣されたコミンテルンのメンバー2人をふくめ、中国各地で活動していた15人のコミュニスト。そのなかには、後に中華人民共和国建国の父となる毛沢東もふくまれていました。ここで各人の活動報告や綱領の検討などがなされました。館内には各地のコミュニストが作っていた雑誌なども展示されており、中国共産党にとっては革命の聖地といったところ。しかも、無料!もちろん、日本人の入館も認められています。

<中国共産党第一次全国代表大会会址の基本情報>
住所:中華人民共和国上海市黄浦区黄陂南路374号
電話番号:021-538-32171
アクセス:地下鉄10号線・13号線新天地駅より徒歩10分

歴史的なスポットも!「中国共産党第一次全国代表大会会址」と「大韓民国臨時政府旧址」

写真:乾口 達司

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中国共産党第一次全国代表大会会址から徒歩数分のところには、日本による植民地時代、上海にあった後の大韓民国臨時政府の旧跡(大韓民国臨時政府旧址)もあります。

歴史的なスポットも!「中国共産党第一次全国代表大会会址」と「大韓民国臨時政府旧址」

写真:乾口 達司

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写真の右手に見える建物が大韓民国臨時政府旧址。館内では植民地時代の朝鮮半島の様子や亡命政府の活動が紹介されていますが、こちらの建物も上で紹介した「弄堂」と呼ばれる路地に沿うように配置された石庫門スタイルです。

<大韓民国臨時政府旧址の基本情報>
住所:中華人民共和国上海市黄浦区馬当路302号
電話番号:+86-21-5382-4554
住所:地下鉄10号線・13号線新天地駅より徒歩5分

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過去の遺産を巧みに利用!石庫門をリフォームした店舗の数々

過去の遺産を巧みに利用!石庫門をリフォームした店舗の数々

写真:乾口 達司

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しかも、注目したいのは、その石庫門を現代にふさわしい形に改造してたくさんの店舗が軒を連ねている点。

写真はイタリア・ミラノで創業し、世界各地に店舗を持つカフェ「Cova」。外壁に赤いレンガが見られるように、店舗は石庫門を改造する形で営業しています。屋外にはパラソルも設けられているため、オープンテラスで新天地の街並みや人の往来を眺めながらお茶をするのも快適ですよ。

<「Cova」新天地北里店の基本情報>
住所:中華人民共和国上海市卢湾区太仓路181弄新天地北里内
電話番号:+86-21-3370-3910
アクセス:地下鉄10号線・13号線新天地駅より徒歩10分

過去の遺産を巧みに利用!石庫門をリフォームした店舗の数々

写真:乾口 達司

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スターバックスコーヒー(星巴克珈琲)の店舗もご覧のとおりです。

<「スターバックスコーヒー(星巴克珈琲)」新天地店の基本情報>
住所:中華人民共和国上海市太倉路181弄新天地北里18号楼
電話番号:+86-021-632-00137
アクセス:地下鉄10号線・13号線新天地駅より徒歩10分

過去の遺産を巧みに利用!石庫門をリフォームした店舗の数々

写真:乾口 達司

こちらの店舗では、石庫門に付属する石造りのアーチが店舗への入口部分として再利用されています。

休憩がてら小吃はいかが?「鼎泰豐」の小籠包

休憩がてら小吃はいかが?「鼎泰豐」の小籠包

写真:乾口 達司

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新天地にはおしゃれで美味しい飲食店がたくさんあるため、散策に疲れ、小腹がすいたらお店に入って「小吃」でもつまみながら休憩しましょう。「小吃」とは、おやつの意味。中国ではさまざまな小吃が販売されており、お店はいつも中国人で賑わっています。

なかでも、今回、紹介したいのが、こちらの「鼎泰豐」(ディンタイフォン)の上海新天地店。小吃の代表格というべき小籠包を看板メニューとする点心料理のお店です。1958年、台湾で創業し、いまや世界各地にお店を展開している有名店。日本では京都に店舗があります。

休憩がてら小吃はいかが?「鼎泰豐」の小籠包

写真:乾口 達司

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写真はエビの小籠包。食感がぷりぷりで美味しいですよ。

休憩がてら小吃はいかが?「鼎泰豐」の小籠包

写真:乾口 達司

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お店からは新天地の街並みを眺めることが出来るため、窓際の席にすわることをお勧めします。

<「鼎泰豐」上海新天地店の基本情報>
住所:中華人民共和国上海市盧湾区興業路123弄新天地広場南裏6号階2F
電話番号:+86-021-638-58378
アクセス:地下鉄10号線・13号線新天地駅より徒歩10分

おわりに

いかがでしたか?上海の新たな観光スポットとして注目を集める新天地。過去と現在とが共存する独特の街並みをぜひご堪能ください

2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/30 訪問

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