「はやぶさ」の感動をもう一度!JAXA相模原キャンパスへ行こう!

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「はやぶさ」の感動をもう一度!JAXA相模原キャンパスへ行こう!

「はやぶさ」の感動をもう一度!JAXA相模原キャンパスへ行こう!

更新日:2014/03/27 13:15

井伊 たびをのプロフィール写真 井伊 たびを 社寺ナビゲーター、狛犬愛好家

小惑星イトカワの物質を7年もの歳月をかけ、平成22年に初めて地球に持ち帰り、世界の人々に感動を与えた探査機「はやぶさ」。
その勇姿に出会い、あの感動を再び味わってみませんか?

JAXA相模原キャンパス(神奈川県相模原市)には、他にも日本の宇宙開発の扉を開いたペンシルロケットの実機、世界記録を達成した大気球など、数々の展示品がいっぱい。歴代のロケットの模型が並ぶコーナーもあり、あなたの宇宙科学への夢を育てるでしょう!

小惑星探査機「はやぶさ」

小惑星探査機「はやぶさ」

写真:井伊 たびを

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「はやぶさ」は7年間の飛行中、エンジンの故障や交信途絶など多くのトラブルに見舞われ、一時は絶体絶命とまでいわれました。ところが、不死鳥のごとくよみがえり、「小惑星まで行ってその惑星の表面物質を地球に持ち帰る」という、世界初の偉業を成し遂げました。世界の人々の感動を独り占めにした「はやぶさ」により、深宇宙往復探査の第一歩を踏み出しました。ちなみに、それは60億Kmの長旅だったそうです。お疲れさまでした。

この展示品は、もちろん実機ではありません。しかし、その勇姿をうかがうには、実物大で十分な迫力です。また会場では、大気圏に再突入した「はやぶさのカプセル(模型)」で、その重さを体験することもできます。(実機と同じ重さに調整されています。)

ところで、後継機「はやぶさ2」は、2014年(平成26年)8月に完成し、12月には打ち上げられる見込みです。その帰還は2020年、東京五輪が開催される平成32年12月。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係者は「必ず成功させたい!」と意気込んでおられます。

ペンシルロケット(実機)

ペンシルロケット(実機)

写真:井伊 たびを

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「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれる糸川英夫が開発したペンシルロケットの実機が展示されています。糸川英夫は、昭和30年3月、東京都国分寺市で、ペンシルロケットの水平発射実験を行ったのを皮切りに、同年8月秋田県道川海岸で飛翔実験を行いました。同月ベビーロケットを発射。翌年カッパロケットを発射。以後、ランダムロケット、ミューロケット、おおすみなどに関わっています。

現代の日本におけるロケット開発の草分け的存在である「ペンシルロケット」を眺めていると、糸川英夫のベストセラー「逆転の発想」を、もう一度読み返したくなります。糸川英夫がいなければ「はやぶさ」もなかったかもしれません。

世界記録更新!JAXA大気球

世界記録更新!JAXA大気球

写真:井伊 たびを

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人工衛星や観測ロケットばかりが、宇宙科学進歩の担い手ではありません。大気球は、宇宙や地球がどのようにしてできて、この先どうなっていくのか、どのようにして宇宙の最前線に行くのかなど、宇宙科学の進歩に欠かせない存在です。

この大気球は、極薄ポリエチレンフィルムで作られ、ヘリウムガスで膨らませる無人気球です。会場では、0.003mmのポリエチレンフィルムに触れて、その薄さを体感することができます。ちなみに、食料品を包むラップの厚みは、0.01mmです。

2002年には、成層圏を超えて中間圏の高度53.7Kmに到達するという、無人気球の世界高度記録を達成しています。これは、飛行機が飛ぶ高度の3〜4倍です。

展示品であふれています!

展示品であふれています!

写真:井伊 たびを

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JAXA相模原キャンパス展示室には、はやぶさの実物大模型やペンシルロケット、大気球の他にもたくさんの展示品があります。月周回衛星「かぐや」などが展示されている科学衛星・月探査コーナー、現代までに開発された歴代のロケットの模型が整然と並ぶロケットコーナーなどもあります。

さらには、スペースシャトルに搭載された高感度テレビカメラ(実機)などが展示されている、宇宙フライト品コーナーなどもあります。

ロケットの大きさを体感!

ロケットの大きさを体感!

写真:井伊 たびを

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屋外では、ロケットの大きさが体感できます。このM-V(ミューファイブ)-2は実物で、全長30.7m、直径2.5m、質量は139トンもあります。全段個体ロケットとしては、世界最高度性能を誇っていました。

1997年2月の初号機の打ち上げ以来、2機の惑星探査機と、4機の地球周回天文衛星を軌道にのせ、2006年9月、7号機による「ひので」の打上を最後に、その役目を終えています。
小惑星探査機「はやぶさ」も、このロケットのお世話になりました。

その隣には、M-3S-II型ロケットの原寸模型も展示されています。

まとめとして

JAXA相模原キャンパスの展示室は、糸川博士の開発によるペンシルロケットの実機に出会い、日本の宇宙開発の産声を知り、歴代のロケットの歴史をたどりながら、日本の宇宙開発の足跡を総合的に学べるよう工夫された展示レイアウトになっています。

華やかな小惑星探査機「はやぶさ」の成功の裏側で、繰り広げられた苦労と感動の人間ドラマを知ることで、あのとき感じた感動よりも、もっと深い感動を再び味わうことができます。

野外に展示された、ロケットの実機は絶対に見逃せません!ペンシルロケットから始まった、わが国の宇宙開発の歴史を学びながら、未来の成果に期待と夢がぐんと拡がります。

JAXA相模原キャンパスには、展示品のみならず、宇宙科学に関連する映像作品を、大型ディスプレイで自由に楽しむことができる談話スペースもあります。

もちろん一般の方でも、事前申し込みは不要です。無料で年中無休にて見学ができます。ただし、臨時休業する場合があります。お子様連れなら、スタンプラリーなどで楽しみながら見学ができます。

別棟には、食堂もあります。ただし、平日(11:30〜13:30)のみの営業です。売店では、人気の「宇宙食」や宇宙関連グッズなどを購入することもできます。お帰りには、思い出づくりに売店にも立ち寄ってみることをオススメします。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/15 訪問

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