ご紹介する白びわ狩り園「花木園」は、伊豆半島の西海岸。恋人の聖地として全国的に名が知られる「恋人岬」に隣接する農園です。
恋人岬の敷地内にある「恋人岬ステラハウス」の駐車場のすぐ目の前で、駿河湾を見渡せる絶景スポット。白びわ狩りが行われる季節は潮風が心地よく、青空の下で気分爽快に白びわ狩りを楽しむことができますよ。
白びわの生産者は、土肥地区の一部の農家のみ。国内では、この地区にしかない貴重な品種なので、一般の人が立ち入らないように農園の周囲は柵が設けられています。
厳重に警備され、大切に扱われていますが、白びわ狩りの時期に限っては入園OK!
約1ヘクタールの農園に、およそ300本の白びわが植えられています。白びわは、5月末〜6月初めの数週間しか食べることができず、果実は人肌のように柔らかくとっても繊細。もぎ採った数時間後には、褐色に変色してしまうほど傷みやすいので、市場に出すのは至難の業。
そして、柿やキウイのように果実をもいでから熟すことがないので、白びわは、木に実ったままが食べ頃なのです。その場でもいで食べるのが最も美味しい食べ方!農園で最高の状態で食べられるなんて、とっても贅沢ですね。
こちらの鈴なりにつけた実が白びわです。白びわの木は、1本の枝に直径4cm〜5cmの実を10個〜15個たわわに実をつけています。白っぽくクリーム色をしたのが特徴で、通常のびわの実より小ぶり。
もぎとった白びわは、果汁が滴るくらいとってもジューシー。メロンの平均的な糖度より高い、糖度18度もある果実で、口一杯に上品な甘さが広がります。こんな味が楽しめるのはここだけ。
ここを訪れる人の3割〜4割位の方はリピーターということからも、一度食べたら止められない病みつきの美味しさだということがお分かりになるでしょう。白びわの栽培は、明治時代の当時の静岡県知事が、美味しさを讃えて中国から種を持ち帰ったのが始まり。珍しいだけでなく、極上の美味しさは昔からのお墨付きです。
白びわ園が隣接する「恋人岬ステラハウス」では、白びわ狩りの時期に、白びわの品評会が開催されます。品評会は、確かな目を持った白びわの生産者が、びわの味はもちろん、外見・糖度など、びわの出来栄えを評価するもの。運が良ければ、選りすぐりの五つ星のトップクラスの白びわを買うこともできますよ。
数十粒しか入っておらず、ちょっとお値段が張りますが、大粒で品質に自信ありの選りすぐりの旨い白びわなので、見かけたらぜひ買うべしっ!
白びわ狩り園は、白びわが無くなり次第終了なので、興味のある人は、迷わずお早めにお出かけ下さいね。
場所:静岡県伊豆市小下田198-1 恋人岬に隣接する白びわ園
電話番号:0558-98-1111(伊豆市役所 土肥支所)
開園日時:2018年6月2日(土) 9時〜16時
※2017年は、5月下旬〜6月上旬の土日に開園していたものの、2018年は白びわの成育状況が良くないので、一日限定開催の予定。ただし、当日の天候などにより中止になる場合があります。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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