風光明媚な自然と歴史の道が人気「九州オルレ奥豊後コース」

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風光明媚な自然と歴史の道が人気「九州オルレ奥豊後コース」

風光明媚な自然と歴史の道が人気「九州オルレ奥豊後コース」

更新日:2018/05/11 16:40

小野 浩幸のプロフィール写真 小野 浩幸 ミステリアス・スポット研究家

「オルレ」は韓国・済州島から始まったトレッキングコース。九州で初めてつくられた「奥豊後コース」は今もなおリピーターが後を絶ちません。大分県豊後大野市と竹田市をつなぐ12kmの道程には、フォトジェニックな用作公園や普光寺磨崖仏、岡城址といった観光名所が続き、季節ごとに表情を変えます。さらにゴール地となる竹田城下町では、優しい肌触りの温泉と多彩な地元の味覚が待っています。

四季が彩る風光明媚な奥豊後の景観にうっとり

四季が彩る風光明媚な奥豊後の景観にうっとり

写真:小野 浩幸

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作曲家瀧廉太郎の名曲「荒城の月」のモチーフで有名な岡城址は、薩摩藩も落とせなかった難攻不落の山城としても知られています。本丸のあった山上では春の桜や新緑、秋の紅葉とともに、くじゅう連山や阿蘇山などの雄大な九州連山を一望できる、絶景のパノラマが広がります。

四季が彩る風光明媚な奥豊後の景観にうっとり

写真:小野 浩幸

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20mの岩肌に日本最大級の不動明王が刻まれている普光寺磨崖仏は、新緑から秋にかけてまわりの自然と一緒に美しく映えますが、特にお薦めしたいのは3,000本の紫陽花が咲き誇る6月から7月中旬にかけてです。白、ピンク、水色、青、薄紫など様々な色の紫陽花が谷全体をびっしりと埋め尽くし、幻想的な雰囲気につつまれます。満開時には多くの写真家や鑑賞客で賑わいます。

四季が彩る風光明媚な奥豊後の景観にうっとり

写真:小野 浩幸

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用作公園(ゆうじゃくこうえん)は、江戸時代岡藩の筆頭家老によってつくられた別荘跡地で、建物は残っていませんが、庭園には2つの池を中心に500本以上の楓や椛が植えられており、こちらも秋になると紅葉狩りの名所として多くの人が訪れます。

毎年11月に行われる用作観光もみじ祭り時には、神楽の披露や多彩な催し物の他に出店も並び、名物のもみじ汁や草もちが味わえます。

次々に変わる景色と道が旅人を飽きさせない

次々に変わる景色と道が旅人を飽きさせない

写真:小野 浩幸

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「オルレ」とは済州島の方言で「通りから家に通じる狭い路地」という意味があり、車などでは通ることのない道も多く歩きます。未舗装路や田んぼの畦道、家の軒下などなど。家畜の鳴き声や落ち葉を踏む音、田畑や牧草を焼く匂い、ひんやりした川の水・・・その時々の季節の真っ只中を歩いているということを、五感で感じてください。

次々に変わる景色と道が旅人を飽きさせない

写真:小野 浩幸

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十川(そうかわ)では、9万年前に起こった阿蘇山の大爆発で大量の火砕流が流れ込み、それが冷えて固まりこのような柱状の亀裂が入った柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれる景観を見ることが出来ます。

次々に変わる景色と道が旅人を飽きさせない

写真:小野 浩幸

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コース前半の朝地町エリアでは、棚田の風景や池に咲く菖蒲、椎茸のホダ場など穏やかな田舎の原風景が心を和ませてくれます。

ラスト2kmは濃厚な歴史の道!思わずもう1泊したくなる

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写真:小野 浩幸

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竹田という城下町。知れば知るほど滞在したくなるというのは私だけではないはずです。瀧廉太郎記念館はもとより、日本南画界最高峰の田能村竹田や童謡「犬のおまわりさん」で知られる佐藤義美、日露戦争の“軍神”廣瀬武夫など、そうそうたる偉人ゆかりの地がコース地図に記されています。

また、“隠し”キリシタンと呼ばれる、国内屈指のキリシタン遺物や遺跡も多く残され、江戸時代から現存されている武家屋敷と町割に佇む落ち着いた風情の商店街、数々の神社仏閣。城下町を歩くだけでも1日以上かかりそうです。

ラスト2kmは濃厚な歴史の道!思わずもう1泊したくなる

写真:小野 浩幸

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コース上にあるお楽しみは古いものばかりでもありません。「廉太郎トンネル」と呼ばれるトンネルを歩くと、センサーに反応して瀧廉太郎の曲がオルゴールの音色でランダムに流れます。春〜夏は「花」「荒城の月」「水あそび」、秋〜冬は「荒城の月」「はとぽっぽ」「秋の月」のそれぞれ3曲を聴くことができます。

ラスト2kmは濃厚な歴史の道!思わずもう1泊したくなる

写真:小野 浩幸

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ゴール地点には12kmを完歩したご褒美が待っています。「竹田温泉花水月」は日本で初めてのマイナスイオン還元浴槽。肌荒れやアトピー性皮膚炎の方や女性に大人気です。入口にある足湯は、誰でも無料で利用可能。疲れた足が喜んでいるようです。

<花水月の基本情報>
住所:大分県竹田市大字会々2250-1
電話:0974-64-1126
営業時間:11:00〜22:00
定休日:木曜(祝日は営業)
アクセス:JR豊肥本線豊後竹田駅から徒歩2分

初めて歩くオルレビギナーのために

初めて歩くオルレビギナーのために

写真:小野 浩幸

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オルレの道は地図だけを頼りにしていると迷ってしまうので、えコース沿線には専用の道しるべが備え付けられています。曲がり角には赤と青の矢印があります。「K」に似た方向へ進んでください。青色は正方向、赤色は逆方向を意味します。

初めて歩くオルレビギナーのために

写真:小野 浩幸

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そして、コース沿いには青と赤を結んだオルレ専用のリボンが樹木や電柱などにくくりつけられています。「KYUSHU OLLE」の印字とシンボルマークが目印。道中このリボンを見かけなくなったら、間違いなくコースから外れています。

スタート地点とゴール地点、それぞれの機能について

スタート地点とゴール地点、それぞれの機能について

写真:小野 浩幸

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スタート地点となるのはJR豊肥本線朝地駅。観光案内所ではオルレの案内の他にパンやお菓子なども販売もしています。(お弁当は事前予約にて)また、車でお出かけの際には、駅の有料駐車場(1日200円)もここで受付をすませてください。

<朝地駅観光案内所 基本情報>
電話番号:0974-72-0510

スタート地点とゴール地点、それぞれの機能について

写真:小野 浩幸

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ゴール地点となる「竹田温泉花水月」には、温泉施設の他に食堂や売店、観光案内所(竹田市観光ツーリズム協会)も併設されており、様々な情報の入手や旅の拠点としてご活用いただけます。

<竹田市観光ツーリズム協会 基本情報>
電話番号:0974-63-0585

スタート地点とゴール地点、それぞれの機能について

写真:小野 浩幸

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朝地駅へ戻る場合は、豊後竹田駅から豊肥本線下りでひと駅。1時間に1本の運行ですので事前に時刻表をご確認ください。

九州オルレ奥豊後コースの基本情報

所要時間:3〜4時間
距離:11.8km
難易度:中級者向け

2018年5月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/03 訪問

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