「恵山」は、函館市街地と大沼国定公園の間にある、標高618メートルの活火山。低標高にもかかわらず、多様な高山植物が生育しています。恵山地域は太平洋を南下している千島海流(寒流)の影響を受けやすく、春から夏にかけて函館市内でも、気温が低い地域です。
特に、南東部斜面には「エゾヤマツツジ」や「サラサドウダン」などのツツジ類が、山裾を赤く染める光景が素晴らしいと観光名所になっています。
恵山頂上までは登山道でハイキングも楽しめますが、標高300メートルまでは、車で上がる事ができます。
写真:ミセス 和子
地図を見る「恵山つつじ公園」は函館中心部から車で約1時間、恵山の山麓にあります。南部斜面を車で登ると、つつじに囲まれた看板がお出迎え。
5月下旬から6月上旬にはつつじが見頃を迎え、つつじまつりが開催されます。赤く染まるつつじと、木々の緑とのコントラストが美しい公園です。
写真:ミセス 和子
地図を見るつつじ公園までの道路沿いには、エゾヤマツツジが出迎えてくれるように咲き誇っています。
写真:ミセス 和子
地図を見る写真は鮮やかなピンク色の「エゾヤマツツジ」。ツツジ科の落葉樹で、北海道道南に咲くつつじ、星型に開いたお花が特徴です。木の高さが約1メートルほどで、道路脇に連なって咲いているのはエゾヤマツツジです。
写真:ミセス 和子
地図を見る「サラサドウダン」の木の高さは、2〜5メートル。紅白のしま模様で、小さな愛らしい風鈴型の花が房になっているのが特徴です。エゾヤマツツジよりも少し背が高く、少し控えめな色あいですが、秋になると葉っぱが赤く染まり、素晴らしい紅葉の風景を見せてくれます。恵山ではエゾヤマツツジとサラサドウダンの、二種類のつつじが競うように咲いています。
写真:ミセス 和子
地図を見る公園内は真っ赤に色づく満開のつつじが、艶やかに美しく咲き乱れます。園内の散策路を歩き、いろいろなアングルからつつじ公園を眺めてみましょう。雨の日のつつじは、より生き生きと輝いて見えるので、雨が降っていても傘をさして散策してみましょう。
写真:ミセス 和子
地図を見る「潮騒の娘」のブロンズ像を正面から眺めてみると、緑の山に点在する真紅のつつじが美しく、絵になる光景が眺められます。東屋があり、散策路に沿ってエゾヤマツツジが咲いています。
写真:ミセス 和子
地図を見る公園の丘の上から、遠くに観音像が見えます。これは昔、高田屋嘉兵衛が箱館に拠点をおいてい活躍した頃、航海の安全を祈願して、恵山の地にたてたもの。その趣旨を同じくして、恵山つつじ公園にも黄金大観音が建てられました。
恵山は標高618メートルの二重式火山。もともとあった成層火山の山頂部に、大爆発によって大きな火口原が形成されました。その火口原に安山岩質の溶岩ドームが押し出され、現在の恵山の形が作り出されました。
恵山の紅葉は例年11月初旬が見頃。青い空と青い海(津軽海峡)につつじの紅葉が映え、素晴らしい光景を見る事ができます。様々な方向から秋の紅葉風景を眺めてみましょう。また、天気の良い日に海の向こうを眺めると、下北半島を望むことができます。
住所:函館市柏野町117番地
お問い合わせ電話番号:0138-85-2336(函館恵山支所 産業建設課)
開園期間:4月上旬〜3月下旬
開園時間:24時間オープン
休館日:無休
料金:無料
駐車場:250台(無料)
アクセス:函館バスで約1時間30分、「恵山登山口前」下車後、徒歩約30分
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/16更新)
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