桃太郎伝説の地、岡山「吉備津彦神社」は静寂な気が漂うパワースポット

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古川 和美のプロフィール写真 古川 和美 温泉ソムリエマスター、神社検定1級

岡山といえば、桃太郎伝説が生まれた地でもあります。その桃太郎のモデルとなった人物を祀る神社が岡山市吉備には2つあります。その1つ、備前国一ノ宮「吉備津彦神社」は穏やかで居心地がよく静寂な空気が漂う神社です。また、古事記では桃は邪気払いとしても登場します。日頃の邪気を払い、心静かな時間を過ごせる神社境内の中でも、特におススメのスポットをご紹介します。

創建は不明。裏山をご神体として祀ってきた神社

創建は不明。裏山をご神体として祀ってきた神社

写真:古川 和美

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神社の創建は不明。古代より裏にそびえる中山に鎮座する磐座をご神体とし、山全体を神の山として信仰し、毎年5月第2日曜には「磐座際(いわくらさい)」も行われます。

ご祭神は桃太郎のモデルともなった「大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)」、第7代孝霊天皇の第三皇子で別名「彦五十狭斧彦命(ひこいさせりひこのみこと)」です。

鬼退治したヒーローとも言われている人物ですが、実際訪れてみると、血気盛んなイメージとは違い、穏やかで静寂な空気に包まれた心地よい神域です。

そのほか、孝元天皇、開化天皇、崇神天皇と歴代の天皇をはじめ、一説には卑弥呼では?といわれている吉備津彦命のお姉さんでもある、大倭迹迹日百襲比賣命(おおやまとととひももそひめのみこと)など、桃太郎ファミリーが勢ぞろい!といった神社でもあります。

創建は不明。裏山をご神体として祀ってきた神社

写真:古川 和美

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写真は向かって左が「本殿」、右が「渡殿」で、過去に焼き討ちや火災で焼失などを繰り返し、現在の建物は昭和11年に再建されたものとなっています。

繊細で緩やかな曲線の切妻屋根が印象的で、本殿は三間社流造りの神殿となっており神社建築の伝統でもある流造り。三間社流造りといえば、ほかに鹿島神宮、香取神宮の本殿などもそうですが、荘厳な佇まいに改めて日本の建築技術の素晴らしさを感じます。

鬼をまつる温羅神社(うらじんじゃ)にもぜひ。

鬼をまつる温羅神社(うらじんじゃ)にもぜひ。

写真:古川 和美

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境内から左手の南門を出て右手に、鮮やかな朱色の鳥居があります。この鳥居の先に稲荷神社がありますが、その途中に、桃太郎に討伐された鬼、つまり温羅(うら)を祀る「温羅神社」があります。

温羅(うら)は鬼として人々を困らせる存在として桃太郎の話などでは知られていますが、地元ではうらじゃ祭りといわれる温羅を慕うお祀りや、当時貴重な製鉄技術などを伝え、地元の人たちに溶け込んで町の発展にも貢献したとも言われています。

そんな温羅を祀る神社にもぜひ足を運んで、桃太郎側からではなく、温羅へにも想いを馳せてみるとまた違った物語が発見できるかもしれません。

静寂で穏やかな気に包まれた子安神社

静寂で穏やかな気に包まれた子安神社

写真:古川 和美

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さて、先ほどの南門とは逆にある北門を抜けると、子安神社があります。子安神社とは縁結びをはじめ、子授け、安産、育児の神として祀られ、こちらでも地元民に古くから愛され崇敬されてきました。

夫婦神のイザナギ・イザナミはもとより、多くの神を産ん玉依姫命(たまよりひめのみこと)も祀られています。

境内はそんな母のような温かい気に包まれるような居心地のよい空気感に包まれています。

静寂で穏やかな気に包まれた子安神社

写真:古川 和美

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毎年5月5日には子安神社例大祭というお祭りも開催。境内では子供神楽が奉納され、そして駐車場には色とりどりの鯉のぼりが風になびいて泳ぐ姿を見ることもできます。

錚々たる神々が祀られている7つの末社!

錚々たる神々が祀られている7つの末社!

写真:古川 和美

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さて、見逃しがちなのがこちらのズラリと並んだ末社。さきほどの子安神社の右手に伸びる道沿いに並んだ社が7つあります。
そしてよく見ると実は錚々たる神様が祀られているんです。

言わずと知れた「天照大神」をはじめ、現在の伊勢の地に遷座を決めた「倭比売命(やまとひめのみこと)」、道開きの神様「猿田彦命(さるたひこのみこと)」など伊勢に関係の深い神様たちも。
また鬼退治した際に活躍した地元の豪族などの社も祀られています。

ということで、ついつい手前から順番に参拝しがちですが、ここで参拝するときのポイントが!まずは一番奥から参拝することをおススメします。
その理由を次にご説明しましょう。

錚々たる神々が祀られている7つの末社!

写真:古川 和美

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こちらは一番奥に祀られている社になりますが、祀られているのは「祓戸神(はらえどのかみ)」。

祓戸神というのは祝詞にも出てきたり、神話でもイザナギの神が禊(みそぎ)をするシーンなどで登場しますが、私たち人間も知らず知らずのうちに日頃の邪気や穢れ(けがれ)が溜まっているとされています。

そんな邪気や穢れをまず祓ってから参拝するのが大事。なのでこちらの祓神社でまずはクリーンにしてから参拝されるのがオススメです。

<吉備津彦神社の基本情報>
住所:岡山県岡山市北区一宮1043
電話:086-284-0031
アクセス:JR岡山駅からJR吉備線で備前一宮駅下車。一宮駅より約0.3km。徒歩3分。
山陽自動車道、吉備SA内・スマートIC(※ETC限定/利用可能時間6:00〜 22:00)から総社方面へ約3.5km。

クセが強い!岡山B級グルメ「えびめし」

クセが強い!岡山B級グルメ「えびめし」

写真:古川 和美

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さて、ランチはどこにしよっかな〜と考える方に、岡山のB級グルメのひとつ「えびめし」はいかがですか?

見た目のインパクトもかなり強烈ですが、色を除けば普通のえびが入ったチャーハン。
そしてお味も見た目と違ってマイルドで、意外と食べやすいのも特徴。
秘伝のソースでこの色になっていますが、気になる方はぜひご自身の舌で味わってみてください。

今回ご紹介するお店は、吉備津彦神社から車で約10分なので、参拝前後にでもしっかりお腹をすかせてどうぞ。

<えびめしや万成店の基本情報>
住所:岡山県岡山市北区万成西町2-53 
電話番号:086-251-6221
営業時間:11:00〜22:00

両社参りで違いを体感してみて

今回ご紹介した「吉備津彦神社」ですが、そこから車で10分のところに備中一宮の「吉備津神社」があります。よく似た名前ですが、「彦」がつくかつかないかの違いで、ご祭神も同じです。ただ実際行ってみると全然雰囲気も違います。せっかくなのでどちらも巡っての両社参りでご自身でその違いを体感してみてくださいね。

2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/03 訪問

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