「もとぶ元気村」は様々なマリンスポーツや海の生き物とのふれあい、沖縄の伝統文化を体験できるプログラムが充実したホテル「マリンピアザオキナワ」に併設されている施設で、沖縄美ら海水族館のすぐ近くというロケーションだ。
子どもが4歳以上のファミリーなら、海水浴場でお馴染みのバナナボートやシーサイクルだけではなく、ジェットスキーやカヌー、ヨットセーリングなどの本格的なマリンスポーツに親子で挑戦することができる。また、0歳児でも参加できるイルカや与那国馬などの動物とのふれあい体験、島ぞうり作りや三線教室などの沖縄の文化を体験できるプログラムが充実している。
4歳以上の子どもを持つ人にぜひオススメしたいのは、保護者の付き添いなしで参加できる元気Kid’sプログラムだ。元気Kid’sプログラムの中でも、「ウミガメのしいくがかり」は親も近くで見学できるため、親となかなか離れたがらない子どもでも参加しやすい。子どもは魚の水槽の掃除と、ウミガメや魚への餌やり、そして、ウミガメの甲羅を洗うという飼育係の仕事を体験する。
ウミガメに餌をあげたり甲羅に触ったりできる体験なら他でもあるが、甲羅を洗う体験ができるのが「もとぶ元気村」ならではだ。子どもがウミガメの甲羅を一生懸命洗ってあげる様子はとってもカワイイ。
仕事が完了すると、売店やマリンピアザオキナワのレストランで使用できる500げんちゃん円の給料がもらえる。仕事やお金について理解を深め、1時間でちょっとだけ成長した子どもの姿が見られるだろう。
子どもの仕事の様子が見られないのが残念だが、ぜひともオススメしたいのが元気Kid’sプログラムの「ピアザワンのせんちょう」だ。ピアザワンは2018年3月にリニューアルして、コーラルビュークルージングを毎日数回行っているクジラが描かれた大型グラスボートだ。半潜水船なので、サンゴ礁に到着すると船室が約1.2m海中へ下がる仕組みになっている。
大人は子どもが船長を務めるピアザワンにお客さんとして一緒に乗船し(有料)、ビューポイントで船室が海中に下がった時には、船長姿の子どもと一緒にサンゴ礁やカラフルな熱帯魚を見ることができる。船室が海上に戻ると、子どもは再び船を操縦するため操舵室に戻っていく。もちろん、仕事が終わると500げんちゃん円の給料がもらえる。ピアザワンには0歳から乗船可能なので、下の子がいる場合でも一緒にクルージングできる。
他にも、元気Kid’sプログラムでは、イルカの健康診断やイルカに合図を出す飼育員、水上オートバイのエンジンを点検するマリンエンジニア、船の操縦体験もできる漁師などの面白い仕事を体験できる。また、ちんすうこうや黒糖作りの職人、沖縄の伝統舞踊エイサーの名人、与那国馬やヤギの健康診断をする動物のお医者さんなどの沖縄ならではの仕事体験もある。
元気Kid’sプログラムの値段は体験する仕事によって異なるが、どれも元気村の他のプログラムに比べるとリーズナブルなので、沖縄本島北部に来たら、ぜひ、4歳以上の子どもがいるファミリーには体験してみてほしい。
<基本情報>
住所:沖縄県国頭郡本部町浜元410
電話番号:0980-51-7878
アクセス:沖縄美ら海水族館から車で5分
沖縄本島北部は青い海だけでなく、緑も豊か。「どきどきヤンバルンチャー」のバギーライド体験では、4歳以上10歳までの子どもなら大人と一緒に四輪バギーで、やんばるの森を疾走できる。せっかくの沖縄旅行で雨が降ると、つい気持ちが沈んでしまうが、そんな雨の日や雨の降った後の数日間もアクティブに過ごしたいならバギーライドに挑戦しよう。大きな水たまりにバギーで思い切り突っ込む爽快感はたまらない。専用ウェアや長靴、靴下や手袋は無料で貸してくれるので汚れる心配だってない。
バギーは10代の子どもでも運転できるので、車の運転ができない人でもバギー初心者でもあっという間に乗りこなせるようになる。もちろん、まずは練習場でガイドに運転の仕方を教わり、ここでしっかり坂道やカーブの運転の練習をしてから、オフロードコースでコブ越えや2本橋走行をマスターする。そして、バギーに慣れた頃に、いよいよ沖縄やんばるの森に向かう。
森ではネイチャーガイドと休憩を兼ねた散策をする。森の中では見たこともない珍しい木に触ることもできる。森林散策が終わると、最後に森林コースへと乗り出していく。1時間後にはすっかりバギーの運転も板につき、でこぼこ道やカーブ、大きな水たまりも難なく運転できるようになっていて、すっかりバギーライドが病みつきになるはずだ。小さな子どもも怖がるどころか、乗用車では絶対に味わえないエキサイティングなバギーライドに大満足&大興奮するだろう。
<基本情報>
住所:沖縄県名護市字世冨慶1084番地
電話番号:0980-55-8118
アクセス:許田ICから車で18分
せっかくの沖縄旅行でも、子どもが小さいと諦めてしまいがちなアクティビティ。沖縄本島北部には、「もとぶ元気村」での様々なマリンスポーツや職業体験ができる元気Kid’sプログラム、「どきどきヤンバルンチャー」のバギーライド体験といったアクティビティが4歳から楽しめる。
ここで紹介したアクティビティはどれも毎日複数回催行されているので当日でも予約や取りやすく、1時間から1時間半くらいの時間があれば気軽に参加できるものだ。4歳以上の子どもを沖縄に連れてきたら、ぜひ沖縄でしかできないことにチャレンジして、ファミリー旅行の思い出作りをしよう。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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