写真:LUI
地図を見る黒味岳への登山口は、淀川登山口という、屋久島の中でも利用者が多い登山口です。アクセス方法はレンタカーか、タクシーです。登山口にはトイレはありますが、売店はありません(売店はこの登山道には一切ありません)。環境協力金を納めて登山届を出し、準備運動をして高度に体が慣れてきたらのぼり始めましょう!
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地図を見るスタートからは比較的なだらかな登山道で、30分ぐらい歩くと、世界自然遺産エリアに入ることを示す立て看板が出てきます。ここから先は、屋久島独特な気象環境の、特に注目すべきエリアですので、その森の雰囲気をたっぷり味わってください。
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地図を見る登山道入り口から約1時間すると、最後のトイレポイント淀川小屋に着きます。淀川には給水場所があるので、ここで屋久島の新鮮なおいしい自然水を味わうのも一つの楽しみです。
淀川を越えると、いよいよ登山らしい登り箇所が所々に出てきますので頑張りましょう!
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地図を見る黒味岳登山は、ルート上の見どころもたくさんあります。一つ目は、ごろごろ転がる巨大な花崗岩です。このルートでは、高盤岳にあるトーフ岩といって、名前の通りまるで切った豆腐のような切れ口の巨大な花崗岩が山頂にどんと存在するのが見えたり、なぜそういった姿で安定しているか、不思議なバランスで立っている花崗岩が見えたり、奇岩のオンパレードです。こんなにも大きな奇岩がごろごろ転がっているのは、このコースならではの見どころです。
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地図を見る小花之江は、湿原の中に白骨化した木が立たずみ、まるで水墨画や日本庭園の世界を切り取ったかのような景色が広がります。霧のときは、また一味違った違った幻想的な空間に変わります。
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地図を見る屋久島には、岳詣りという古くからの信仰行事があり、宮之浦岳といった奥岳と呼ばれる山々に祀られる一品宝珠大権現にお供え物をして、豊漁豊作・家内安全といったお祈りをささげています。花之江には、その祠の一つがあります。ぜひお祈りしていっては?
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地図を見る花之江河を抜けて20分ほど歩くと、黒味岳へ行く道と、宮之浦岳へ行く道の分岐があります。この分岐から黒味岳ルートに入ると、登山道は一気に冒険心くすぐる道へと変わります。
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地図を見る分岐点から黒味岳への道には、写真のようにロープを使って上り下りする個所があります。ただ、特別な登山技術や道具は必要ないレベルで、落ち着いて注意しながら進めば、初心者でも無事越えることができます。ただし、油断したり焦ったりすると大怪我につながるので、自分のペースで確実に登って行きましょう。
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地図を見るひと山越えると、黒味岳が見えてきます。姿が見えれば、ゴールに意識が行って気を抜きがちですが、ここからも油断すると危ない細い道や、急な登りがあるので十分に注意して慎重に進みましょう。
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地図を見る黒味岳の山頂には、いままでの苦労はこの達成感と絶景をより強調させる、ある種のイベントのようなものだと思えるくらい、素晴らしい景色が広がります。
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地図を見る黒味岳の山頂(1831m)は大きな花崗岩で、まるで舞台かのような岩肌のステージがあります。ここからは島の人々が三岳詣りで訪れる、宮之浦・永田岳・栗生岳といった、奥岳の山々が見渡せる広大で雄大な景色が広がります。
ここに来た人しか味わえない、写真を見るだけでは伝わらない空気感や、広大さは何時間も眺めていられるほどの絶景です。
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地図を見る頂上からは、途中にあった花之江の湿原が見えます。山の深い森の中にポツンと現われる湿原と、そこに小さく見える人の影から、自分がどれだけ登ってきたか実感することができます。こちらの景色からも山頂到達の達成感を得ることができるので、見逃せません。
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地図を見るほとんどの方が、黒味岳山頂の景色のすばらしさに、後ろ髪惹かれる気持ちで下山することになることでしょう。もう一度同じような山の上からの絶景パノラマを見たい、そんな願いをかなえてくれるポイントが帰り道にあります。それが黒味岳展望台です。(黒味岳への登山道は同じなので、ここのポイントを下山時に、残しておくことをお勧めします)
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地図を見る黒味岳展望台では、黒味岳の雄大な姿、緑豊かな山々のすばらしい景色が広がります。右奥には蒼い海が広がり、黒味岳山頂に勝るとも劣らないほど。残りの下山に向けて、休憩をして英気を養うにはぴったりの場所です。
いかがでしたしょうか?黒味岳にはご紹介した以外に、5月、6月ごろには屋久島の固有種ヤクシマシャクナゲやサクラツツジが咲き、時折出てきてくれるヤクシカやヤクザルといった動物との出会いもあります。
最後に注意点として、どのような山登りにも、熱中症や道迷いといった危険は常に伴います。黒味岳は登山道も整備され、道に迷うようなポイントも少ないですが、自信のない方はガイドをつけることをお勧めします。
また、天候が悪ければ、安全のため登山は中止しましょう。屋久島には山登り以外にも魅力がたくさんあります。
本ルートの登山参考時間
行き:約3時間半
帰り:約3時間
(各所での休憩含む)
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(2024/3/19更新)
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