フィレンツェの観光スポットを1日で周る!王道1日モデルコース

フィレンツェの観光スポットを1日で周る!王道1日モデルコース

更新日:2018/07/25 15:15

中山 久美子のプロフィール写真 中山 久美子 日伊通訳&コーディネイター、ライター
世界遺産の宝庫であるイタリア、その中でも芸術の都として人気も高いフィレンツェ。旧市街はとても小さく、見所がギュッと固まっていて周りやすいのも人気の1つの理由でしょう。しかし見所があり過ぎて、短時間でどう周れば良いか?悩む方も多いのではないでしょうか。在住歴17年のコーディネイターが、外せない観光ポイントをしっかり押さえた「王道」の1日モデルコースをご紹介します。

午前中:フィレンツェのシンボル「ドゥオモ」は、共通パスを有効活用

午前中:フィレンツェのシンボル「ドゥオモ」は、共通パスを有効活用

写真:中山 久美子

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フィレンツェと言えば、やはり「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)」。近年、18ユーロで大聖堂・洗礼堂・クーポラ・鐘楼・地下礼拝堂・付属博物館の6つの施設で利用できる「ドゥオモ共通パス」ができたので、これを有効活用してみましょう。

パスは72時間有効ですが、滞在が1日なら見る施設を絞って。クーポラは予約必須ですが、あとは当日の状況次第。地下礼拝堂・洗礼堂・鐘楼はたいていさっと入れますが、大聖堂と付属ミュージアムは並んで待つこともあります。オープン直後を狙うのもひとつの手なので、下記リンクより各施設の開館時間をチェックして下さいね。

午前中:フィレンツェのシンボル「ドゥオモ」は、共通パスを有効活用

写真:中山 久美子

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はずせないのは、やっぱり大聖堂。大理石で華やかに彩られたファサードとは裏腹に、中の装飾は一見とても地味ですが、床の緻密なモザイクやクーポラ内側のフレスコ画に目を奪われることでしょう。

地下礼拝堂の入り口は大聖堂の中にありますので、興味のある方は大聖堂の前後にどうぞ。

午前中:フィレンツェのシンボル「ドゥオモ」は、共通パスを有効活用

写真:中山 久美子

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クーポラか鐘楼にも、ぜひ上ってみて下さい。400段以上の階段を上るのは体力がいりますが、上から見下ろすフィレンツェの絶景は、疲れも吹っ飛ぶ美しさ!レプッブリカ広場、ヴェッキオ宮殿、サンタ・クローチェ教会などの観光ポイントも上から見られ、町の大きさや距離感もつかむことができます。


<サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)の基本情報>
住所:Piazza del Duomo
電話番号(事務所):+39-055-2302885
アクセス:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅より徒歩9分

ランチ:フィレンツェ人のソウルフード「ランプレドット」で手早く&美味く

ランチ:フィレンツェ人のソウルフード「ランプレドット」で手早く&美味く

写真:中山 久美子

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ランプレドットは牛の4番目の胃袋で、フィレンツェ人が心から愛するソウルフード。香味野菜で煮込んだものを、グリーンソースと合わせて食べるのが定番です。町中いたる所にランプレドット屋台がありますが、おススメは「Da’ Vinattieri」。ドゥオモとシニョーリア広場の間、という便利な場所にあり、店員さんもとてもフレンドリーです。

ランチ:フィレンツェ人のソウルフード「ランプレドット」で手早く&美味く

写真:中山 久美子

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ここではパニーノはもちろん、バスケッタ=プラスチックのお皿に入れて食べることもできます。ランプレドットだけでなく、トリッパやジビエの煮込みもパニーノまたはバスケッタで注文できますよ。

ランチ:フィレンツェ人のソウルフード「ランプレドット」で手早く&美味く

写真:中山 久美子

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ここのもう1つの嬉しいところは、ランプレドット以外のパニーノメニューも充実していること!スキアッチャータと呼ばれる塩の効いたフォッカッチャのパニーノは、具もバラエティに富んでいます。ドア横に英語併記のメニューがあり番号で注文もできるので、語学に自信がない方でも心配ありません。

<Da’ Vinattieriの基本情報>
住所:Via Santa Margherita, 4/R
電話番号:+39-055-294703
アクセス:ドゥオモより徒歩4分

午後:ルネッサンスの傑作が目白押し、「ウッフィツィ美術館」

午後:ルネッサンスの傑作が目白押し、「ウッフィツィ美術館」

写真:中山 久美子

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数ある美術館の中から1つ選ぶなら、やはりウッフィツィ美術館です。年間通して入場者が多く並ぶことがほとんどなので、下記のリンクよりオンライン予約しておきましょう。

午後:ルネッサンスの傑作が目白押し、「ウッフィツィ美術館」

写真:中山 久美子

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絵画部門ではジョットの「聖母子像」、ボッティッチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」、ミケランジェロの「聖家族」などが3階に。近年修復されたダ・ヴィンチの「マギの礼拝」や「受胎告知」、ラファエロやカラヴァッジョの作品は2階にあります。

午後:ルネッサンスの傑作が目白押し、「ウッフィツィ美術館」

写真:中山 久美子

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美術鑑賞に疲れたら、3階の北側にあるカフェテリアで休憩を。テラスはちょうどシニョーリア広場・ランツィのロッジアの上になり、景観も楽しめますよ。

<ウッフィツィ美術館の基本情報>
住所:Piazzale degli Uffizi, 6
電話番号:+39-055-23885
アクセス:ドゥオモより徒歩8分

夕方:もう1つのフィレンツェのシンボル「ヴェッキオ橋」を見て、散策しながら駅へ

夕方:もう1つのフィレンツェのシンボル「ヴェッキオ橋」を見て、散策しながら駅へ

写真:中山 久美子

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ウッフィツィ美術館を出たら、川沿いを西方向に進んでヴェッキオ橋へ。その名の通りフィレンツェで一番古い橋で、橋の上には宝飾店がズラリと並んでいます。

夕方:もう1つのフィレンツェのシンボル「ヴェッキオ橋」を見て、散策しながら駅へ

写真:中山 久美子

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ヴェッキオ橋を通り過ぎて川沿いを歩き、次のサンタ・トリニタ橋で右折すれば、フェラガモやグッチの本店が並ぶブランド通り=トルナブォー二通りに出ます。ブランドに興味がある方もない方も、その美しいショーウィンドゥを見るだけでも楽しめますよ。

夕方:もう1つのフィレンツェのシンボル「ヴェッキオ橋」を見て、散策しながら駅へ

写真:中山 久美子

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トルナブォー二通りから左折してサンタ・マリア・ノヴェッラ広場へ。薬局に行きたい方は、広場からスカーラ通りを直進して下さい。広場からでも薬局からでも、駅はすぐそこです。

夕方〜夜:フィレンツェの締めくくりは、ミケランジェロ広場からの絶景!

夕方〜夜:フィレンツェの締めくくりは、ミケランジェロ広場からの絶景!

写真:中山 久美子

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絶景ポイントで有名なミケランジェロ広場へは、駅から12番のバスに乗って。広場のテラスから眺めた後は、階段を下ってテラスへもどうぞ。テラスには、カフェテラスや有料トイレもあります。

夕方〜夜:フィレンツェの締めくくりは、ミケランジェロ広場からの絶景!

写真:中山 久美子

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時間がある方は、ミケランジェロ広場より1つ手前のバス停で先に下りて、サン・ミニアート・モンテ教会へ。更に高みからの絶景や教会内部のモザイクも美しく、併設のショップでお土産も買えます。詳しくは、下記の記事リンクを参考にして下さい。

夕方〜夜:フィレンツェの締めくくりは、ミケランジェロ広場からの絶景!

写真:中山 久美子

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夜まで時間のある方は、ミケランジェロ広場から徒歩で下って旧市街まで戻ってみましょう。真下にあるサン・ニッコロ地区は、下町情緒が残りつつも、新しいお店も出てきたトレンド地区。ワイン好きの方はサン・ニッコロ門より外のエノテカ「Fuori Porta」でワインメインの軽い食事を、一方トスカーナ郷土料理を食べたい方は、門から直進した「Osteria Antica Mescita San Niccolo’」をおススメします。両方ともランチタイムから休みなしで開いているので、早めの夕食が楽しめます。

残念ながら時間のない方は、ミケランジェロ広場から今度は13番のバスで駅へ戻りましょう。

<Osteria Antica Mescita San Niccolo’の基本情報>
住所:Via di S. Niccolo’, 60 r
電話番号:+39-055-2342836
アクセス:ミケランジェロ広場より徒歩8分

美術、絶景、グルメまで!1日でこれだけ楽しめるフィンツェの王道モデルコース

ドゥオモとウッフィツィ美術館を軸に周るモデルコース、いかがでしたか?時間がないからこそ効率よく楽しんで、フィレンツェを堪能して下さいね。

2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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