塩原温泉郷の絶景5選〜滝・巨木・火山の大自然を満喫

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塩原温泉郷の絶景5選〜滝・巨木・火山の大自然を満喫

塩原温泉郷の絶景5選〜滝・巨木・火山の大自然を満喫

更新日:2018/05/15 15:36

大木 幹郎のプロフィール写真 大木 幹郎 巨木マニア、中級登山者、ブロガー

塩原温泉郷は栃木県を代表する温泉地の1つ。豊富な湯量と多様な泉質を持つ、数多くの温泉地が渓谷の中に密集しています。この温泉地の大きな魅力は、上質な温泉と渓谷の美しい自然。渓谷に架かる吊橋からの展望、迫力と神秘の滝、県内最大の巨木、そして源泉が沸く噴火口跡。温泉と併せて巡りたい、塩原温泉郷の大自然の絶景スポットを5つご案内。

回顧の滝〜吊橋と観瀑台からの雄大な眺め

回顧の滝〜吊橋と観瀑台からの雄大な眺め

写真:大木 幹郎

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1つ目の塩原温泉郷の絶景スポットは、回顧(みかえり)の滝。塩原渓谷を流れる箒川の左岸へ、直に流れ落ちる落差約53メートルの大瀑布。高台の対岸にある観瀑台から、滝と渓谷の美しく雄大な景観を眺められます。「みかえり」という名前は、旅人が何度もふりかえる美しさに由来しています。

塩原温泉郷について少し説明を。栃木県の北部、那須塩原市の自然豊かな山岳部にある温泉地。箒川上流の塩原渓谷に沿って、東西に11地区もの湯元が続きます。1つの地域に様々な泉質の温泉が数多く湧出している、全国的にも珍しい温泉地。渓谷の眺めが良い露天風呂や、上質な源泉かけ流しの温泉の数々。ご案内する5つの絶景と併せて巡れば、より一層、塩原温泉郷の大自然を満喫できることでしょう。

回顧の滝〜吊橋と観瀑台からの雄大な眺め

写真:大木 幹郎

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回顧の滝へのアクセス。入口は国道号沿いにある蟇(がま)石園地で、マツ・ブナ・ミズナラなどが茂る遊歩道を箒川の左岸へと下って回顧の吊橋(写真)の前へ。吊橋を渡った先で右へ少し進めば、回顧の滝の観瀑台に到着。蟇石園地から往復約30分。

回顧の滝〜吊橋と観瀑台からの雄大な眺め

写真:大木 幹郎

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回顧の吊橋から箒川上流の眺め。この吊橋は全長100メートル、高さ30メートル。塩原渓谷に数ある吊橋の中でも、高さと眺めの良さは抜群。ちなみに吊橋からは回顧の滝の姿は見えません(滝は写真右奥)。


<回顧の滝の基本情報>
所在地 :栃木県那須塩原市関谷字西山
問合せ先:0287-32-2914
電車  :那須塩原駅
バス  :JRバス関東・塩原本線
     那須塩原駅〜回顧橋(下車後すぐ)
自動車 :東北道・西那須野IC、約15分
駐車場 :蟇石園地

留春の滝〜箒川上流の秘境の景観

留春の滝〜箒川上流の秘境の景観

写真:大木 幹郎

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留春の滝は回顧の滝から箒川上流の右岸、直線距離で約800メートルの位置にあります。落差は約15メートルで、美しい姿と滝つぼに間近に迫れることが魅力。留春という名前は、昔は冬季になると水が涸れ、晩春から水を得て滝となったことに由来。渓谷の奥で密やかに、春の雫を集めているような風雅な滝です。

留春の滝〜箒川上流の秘境の景観

写真:大木 幹郎

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留春の滝へのアクセス。入口は国道沿いの猿岩駐車場。遊歩道は国道に沿って続いた後、渓谷へジグザグに下っていく急坂となります。やがて箒川に架かる留春の吊橋(写真)を渡れば滝に到着。猿岩駐車場から往復約20分。

なお、留春の滝と回顧の吊橋は、塩原渓谷遊歩道の回顧コースの区間で、距離は約2.8キロメートル、片道約1時間30分。山中を行く健脚向きのコースです。

留春の滝〜箒川上流の秘境の景観

写真:大木 幹郎

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この景観は、留春の滝の前に広がる箒川の渓谷。原生林と大岩に包まれた渓谷の底で、青く輝く神秘の淵。ここで目にする箒川は、国道沿いや温泉街から見下ろす姿とは一味違う、秘境の景観です。


<留春の滝の基本情報>
所在地 :栃木県須塩原市金沢
問合せ先:0287-32-2914
電車  :那須塩原駅
バス  :JRバス関東・塩原本線
     那須塩原駅〜塩原大網(下車徒歩5分)
自動車 :東北道・西那須野IC、約20分
駐車場 :猿岩駐車場

竜化の滝〜塩原十名瀑の筆頭

竜化の滝〜塩原十名瀑の筆頭

写真:大木 幹郎

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塩原渓谷を流れる箒川とその支流には、数多くの滝があります。その中で最も代表的な滝、塩原十名瀑(回顧の滝を含む)の筆頭とされるのが、この竜化の滝。落差約60メートル、全長約130メートル。数十メートルの切り立った岩壁の間を3段になって豪快に流れ落ち、岩の峡谷を震わせる大迫力の滝。竜化という名前は、白竜が天へ飛翔していくように見えることに由来しています。

竜化の滝〜塩原十名瀑の筆頭

写真:大木 幹郎

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竜化の滝へのアクセス。遊歩道の入口は、国道沿いの駐車場の正面。遊歩道はしばらく国道に沿って続いた後、寒沢に出たら左へ曲がり、竜化の吊橋を渡った後、沢を遡っていきます(写真)。その後、鉄製の橋を1つと木橋を2つ、次に風挙の滝を過ぎた後で、竜化の滝へ到着。片道約20分。遊歩道の一部では落石の心配があるのでご注意ください。

竜化の滝〜塩原十名瀑の筆頭

写真:大木 幹郎

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ここは竜化の滝の約200メートル手前にある風挙の滝。沢沿いの遊歩道の中でも、特に明るく開けた場所。落差約10メートル、穏やかで清涼感たっぷりの滝の広場は、しばしの休息にぴったりの場所です。


<竜化の滝の基本情報>
所在地 :栃木県那須塩原市塩原字東山
問合せ先:0287-32-2914
電車  :那須塩原駅
バス  :JRバス関東・塩原本線
     那須塩原駅〜竜化の滝入口
自動車 :東北道・西那須野IC、約25分
駐車場 :竜化の滝入口

塩原八幡宮の逆杉〜栃木県で最大の巨木

塩原八幡宮の逆杉〜栃木県で最大の巨木

写真:大木 幹郎

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中塩原温泉の近くある古社の塩原八幡宮。御神木は栃木県最大の巨木、国指定天然記念物の逆杉(さかさすぎ)です。推定樹齢1500年、東西に並び立つ2本の大杉。樹高は約35メートル、幹周は東の雄杉が約11メートル、西の雌杉が約7.5メートル。大迫力の巨木です。逆杉という名前は、地面に向かって垂れた大枝が多いことに由来。縁結びや夫婦円満のご利益があるとされる御神木です。

塩原八幡宮の逆杉〜栃木県で最大の巨木

写真:大木 幹郎

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塩原八幡宮の境内は、大木に覆われ山の湧水が流れる森厳とした雰囲気。この塩原温泉郷の古社は、創建は平安初期の大同2年(807)。康平元年(1058)に源頼義と嫡子の義家が、前九年の役の戦勝祈願に立ち寄り再興したと伝えられます。


<塩原八幡宮の基本情報>
所在地:栃木県那須塩原市中塩原11
連絡先:0287-32-3912
電車 :那須塩原駅、上三依塩原温泉口駅
バス1:JRバス関東・塩原本線
    那須塩原駅〜塩原温泉BT、徒歩20分
バス2:ゆーバス・塩原上三依線
    上三依塩原温泉口駅〜塩原支所、徒歩5分
自動車:東北道・西那須野IC、約30分
駐車場:境内入口

新湯富士の硫黄山〜源泉の沸く噴火口跡

新湯富士の硫黄山〜源泉の沸く噴火口跡

写真:大木 幹郎

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奥塩原新湯温泉は、塩原温泉郷の中でも最も高い標高(約950メートル)にある温泉地。源泉は新湯富士(約1184メートル)の西麓、爆裂噴火口跡の硫黄山から引いています。硫黄山の展望地(写真)では、火山ガスが噴出する迫力の山腹と温泉街を見下ろせ、周囲の山並みも遠望できます。

ちなみに、塩原温泉郷で硫黄泉のある温泉地は、新湯温泉と元湯温泉のみ。新湯という名前は、江戸時代初期の大地震で元湯温泉が被害を受けた際、この地に新たに拓かれた温泉ということに由来しています。

新湯富士の硫黄山〜源泉の沸く噴火口跡

写真:大木 幹郎

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硫黄山の展望地へのアクセス。新湯温泉神社の石段を登り、鳥居の前(写真)で左へ。沢沿いに少し登った先の分岐で左へ(標識あり)。しばらく山腹の道を進めば、硫黄山の展望地へ到着。片道約10分。なお、硫黄山には火山ガスが漂っているので、長居はしないでください。

なお、新湯温泉神社から硫黄山へ延びる山道は、塩原自然研究路の一部。新湯富士を越えて大沼を経由し、塩原温泉ビジターセンターまで延びています。全長約8キロメートル。

新湯富士の硫黄山〜源泉の沸く噴火口跡

写真:大木 幹郎

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新湯温泉には3つの共同浴場があります。ここは温泉神社の手前にある中の湯。他の2つは、寺の湯(混浴)、むじなの湯。また、4軒の温泉宿(奥塩原高原ホテル、渓雲閣、白樺、下藤屋)では日帰り入浴ができ、宿泊者には塩原温泉バスターミナルまで送迎を行っています。


<新湯温泉の基本情報>
所在地 :栃木県那須塩原市湯本塩原
問い合せ:0287-32-2248(塩原温泉旅館協同組合)
電車  :那須塩原駅、上三依塩原温泉口駅
バス  :JRバス関東・塩原本線
     那須塩原駅〜塩原温泉BT
タクシー:0278-32-2801(塩原自動車)
     塩原温泉BTからはタクシー利用
自動車 :東北道・西那須野IC、約40分

絶景スポットを巡れば塩原温泉の楽しみは倍増

以上、塩原温泉郷の絶景スポットのご案内でした。美しい塩原渓谷の温泉地では、温泉街から一足伸ばせば、数々の絶景が待っています。それは、大吊橋からの渓谷の展望、迫力と神秘の滝、栃木県最大の巨木、源泉沸く噴火口跡など。これら絶景スポットを巡れば、温泉巡りの楽しみは倍増。四季折々の変化も美しく、モミジ、ミズナラ、ブナなどの広葉樹が豊かなので、新緑と紅葉は最高。渓谷の遊歩道は真夏でも涼しく、避暑の行楽地としても最適です。温泉と合わせて大自然の絶景スポットを巡れる塩原温泉郷へ、週末のお出かけは如何ですか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/15−2018/05/05 訪問

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