写真:猫乃 みいこ
地図を見る鹿沼の街歩きの出発点は「まちの駅 新・鹿沼宿」から。農産物直売所や、鹿沼名物「鹿沼そば」、ニラの甘さが楽しめる「ニラそば」が食べられる「大越路」、いちごパフェやカレーなどが食べられる「おもてなし処 仲まちや」があり、地産地消のグルメが楽しめます。
<まちの駅 新・鹿沼宿の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市仲町1604-1
電話番号:0289-60-2507
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約15分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約25分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る「まちの駅 新・鹿沼宿」で手に入れたいのが、まち元気くらぶ鹿沼が作成した「かぬまグルグルマップ」。マップには、旧市内のあちこちを、わくわくドキドキしながら徒歩で巡るヒントがたくさん隠されています。
「かぬまグルグルマップ」を片手に出発しましょう。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る「まちの駅 新・鹿沼宿」のすぐ前の道は、1本の道に121号線、293号線、352号線の国道3つが重複する「重複国道」。全国でも珍しいこの重複国道沿いにあるのが、ノスタルジックな「久保町バス停」。
まるでアニメの中から飛び出したような、美しい連子格子と高い門。何気なく通り過ぎてしまいそうな光景ですが、写真で切り取ってみると、塀一面に貼られた商工案内地図がどこか懐かしい。誰しもノスタルジックな気持ちになることでしょう。
<久保町バス停の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市久保町
アクセス:まちの駅 新・鹿沼宿より徒歩3分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る天神町交差点北の路地を入ると、そこには「鹿沼天満宮」が。
天満宮と言えば、学問の神様として受験シーズンには賑わいますが、普段は静かな境内。実は社名は「厳島神社」。女性の神様「弁財天」が祀られているので、カップルでお詣りすると別れることになる・・かも。
「天神様」があることから、町の名前は「天神町」。
<鹿沼天満宮の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市天神町1716
アクセス:天神町交差点北路地入る
写真:猫乃 みいこ
地図を見る「天満宮」を抜けると、「鹿沼ハリストス正教会」のある路地に出ます。
鹿沼ハリストス正教会は、キリスト教の中で最も歴史のある正教(東方正教会)。
鹿沼の正教会の歴史は明治5年から。現存する教会は昭和初期に建造されました。初代の偉大な聖使徒の名を取り「聖使徒ペトロ・パゥエル会堂」と命名されています。
屋根の上にある十字架に注目してください。短い棒や斜めの棒のある十字架は、「ロシアン・クロス」または「八端十字架」と呼ばれています。八端とは、角が8つある十字架という意味。
<鹿沼ハリストス正教会の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市上材木町1732
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約20分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約25分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る全国的にも有名になった「根古屋路地(通称ネコヤド)」は、裏路地を利用した古民家カフェ「カフェ饗茶庵」や「アンリロ」のある通り。鹿沼といえば「ネコヤド」と思い浮かぶかたは、カフェ通と言えるでしょう。
「ネコヤド」の地名は、その昔鹿沼城があった御殿山の麓の集落であったことから「根古屋」と呼ばれたようです。定期的にイベントも開かれますので、足を運んでみてはいかがでしょう。
<根古屋路地の基本情報>
住所:栃木県 鹿沼市上材木町
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約20分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約25分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る根古屋路地を左に見ながら北に行くと、のどかな畑の風景。畑を抜けると「宝蔵寺」に行くことが出来ます。
「宝蔵寺」は、高野山真言宗の寺院で、1400年代に開基され、鹿沼城主の祈祷所となりました。徳川家とのつながりもあり三代将軍家光が日光東照宮を参拝する際には、本陣として使用されました。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る三代将軍家光ゆかりの井戸が、現存しています。手洗いに使われた井戸と伝えられています。
<宝蔵寺の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市上材木町1752
電話番号:0289-63-1294
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約20分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約25分
宝蔵寺から路地を抜けて、「弁天池」へ。
1500年代に建立された「厳島神社」。かつて百日の干ばつ時にも、こんこんと泉が涌き、宿場の用水を賄ったという「弁天池」の中島には「弁財天」を祀る社が。
「弁天池」には、鯉や亀がのんびりと泳ぎ、市民の憩いの場となっています。
<弁天池の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市上材木町
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約20分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約25分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る弁天池から見える場所にあるのが、「鹿沼カトリック教会」。
1954年建立のゴシック様式の聖堂は威厳があり、2015年公開の映画「はなちゃんのみそ汁」のロケ地にもなりました。
<鹿沼カトリック教会の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市戸張町2491
電話番号:0289-62-2749
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約22分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約26分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る鹿沼市は、ユネスコ無形文化遺産に認定された彫刻屋台の秋祭りでも有名になりました。
その彫刻屋台のわっぱと呼ばれる車輪と、心棒作りの「乾樫木工所」。二階の窓に飾ってある車輪が目印の、秋祭りを支える車師です。
<乾樫木工所の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市上材木町1779
電話番号:0289-62-5553
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約19分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約23分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る再び3つの国道が1本の道で重複する「重複国道」から今宮神社へ。2016年12月に「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録。秋祭りには、20台以上の豪華な彫刻屋台が繰り込む神社。
12月と1月のそれぞれ10日には、冬渡祭・春渡祭のお祭りがあります。冬渡祭・春渡祭は漢字は違えど、同じ「おたりや」と読み、邪気を払い無病息災を願う「どんど焼き」のような役割をします。
<今宮神社の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市今宮町1692
電話番号:0289-62-2679
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約17分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約24分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る今宮神社の参道沿いには歴史的建造物が並びます。明治後期に写真館として建てられた「大谷好美館」は、屋根の天窓が特徴的。
写真を現像する関係から、感光しないようにと、南側から光を取らず、主に北側から自然光を取るスタイルになっています。
写真館としての役割を終えた「大谷好美館」は、護身術を学べる館として活躍中。
<大谷好美館の基本情報>
住所:鹿沼市今宮町1609-4
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約14分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約26分
写真:猫乃 みいこ
地図を見る大谷好美館と並ぶ「駒橋歯科医院」も必見。こちらは、大正時代に当時の院長が設計した建造物。外壁はドイツ下見板張りという技法で、洋風に仕上げています。
駒橋歯科医院から今宮神社の参道を進むと「まちの駅 新・鹿沼宿」に戻ります。
<駒橋歯科医院の基本情報>
住所:栃木県鹿沼市今宮町1608-2
電話番号:0289-65-3558
アクセス:東武日光線新鹿沼駅から徒歩約14分、JR日光線鹿沼駅から徒歩約26分
「まちの駅 新・鹿沼宿」を起点としてのモデルコースをご紹介しました。所要時間は約1時間半。じっくり見るとさらに時間がかかりますので、時間に余裕をもってお出かけください。
歴史と文化の新旧の魅力が入り混じる街「鹿沼」。徒歩で街歩きすることで、普段なら見つけられない細かな街の魅力を発見してくださいね。
2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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