オトラント(現地での発音は「オートラント」)は、南伊・プーリア州の南に位置する人口5700人の小さな港町。イタリア半島の最東端に位置することから「イタリアの太陽が生まれる町」ともよばれています。昔から東洋への玄関口として重要な機能をもっていますが、同時に相次ぐ他民族からの侵略に市民の血が流れたという悲しい歴史を背負う町でもあります。
現在は国内をはじめ世界中から海バカンスを求めて観光客がやってくる夏の避暑地。オトラントの海はきれいな海の認定証である“バンディエラ・ブルー”を毎年獲得しています。
提供元:Hotel Palazzo Papaleo
http://www.hotelpalazzopapaleo.com/it/ご紹介する「Palazzo Papaleo(ホテル パラッツォ パパレオ)」は、19世紀に建てられた名門貴族パパレオ家の邸宅をホテルに改装した建物です。立地は旧市街の心とよばれる“オトラント大聖堂”の向かい、徒歩30秒の場所にあります。部屋の窓をあけると大聖堂の鐘の音が心地よく聞こえる距離感です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る外観は淡いイエローで統一され、各バルコニーにはミニサボテンが上品に飾られています。入口にはパパレオ家の紋章とホテルランクを表す5つ星。貴族の館らしく品格あるエントランスが、今からどんな滞在が待っているのか?胸を膨らませてくれます。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るパラッツォ・パパレオは3階建てで、1階が受付、2階が共有スペースと客室、3階が共有テラスと屋上レストラン、そして客室という構成。階段とともにエレベーターが2階まで設置されています。スーツケース等の荷物は到着時にスタッフが部屋まで運んでくれるのでお願いしましょう。
2階の共有スペースはサロンとダイニング。ダイニング(写真)の天井にはフレスコ画が一面に描かれ、家具は年代もののアンティークで揃えられています。雨の日または寒い時期の朝食はここで。この部屋は眺めも自慢!オトラント大聖堂を横から見ることができます。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るパラッツォ・パパレオの客室はたった9室。ベーシック、クラシック、スイートと3タイプに分かれます。どの部屋も冷暖房完備、防音仕様。液晶TV、専用バスルーム、金庫、冷蔵庫など一般的な設備が備わっています。
全室共通デザインのバスルームはセンスのよいグレー基調のモザイクタイルで覆われ、ゆったりとした空間。バスタオルやバスローブには、このホテルのイニシャル“PP”の刺繍。主張しすぎずに品格を感じさせる5つ星ならではの細やかな技です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る女性にうれしいのが備え付けのアメニティ。有名ブランドのETRO!上品な香りに包まれて過ごす優雅なバスタイムが待ちきれないですね。シャンプー&リンス、ボディーソープの基本セットだけでなく、うれしいことに保湿クリーム、シャワーキャップ、コットンなど必要なものが一式揃ってます。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るベーシックは一番経済的な客室タイプで広さは14平米。「観光と海を楽しむのが目的!部屋は寝るだけ」と割切る方向けです。専用バルコニーはありませんが、好きなときに共有バルコニーを利用することができます。
提供元:Hotel Palazzo Papaleo
http://www.hotelpalazzopapaleo.com/it/筆者がオススメするのは、クラシック以上の客室タイプ。クラシックタイプは、2階建て構造、海を臨む専用バルコニー付き、バスタブ付きなどバリエーションが豊富で広さも14平米から20平米と幅があります。
ある部屋は窓からアドリア海を遠くに眺める特等席。日常の忙しさを忘れて、ゆーっくりとこの眺めをいつまでも堪能したいものです。
提供元:Hotel Palazzo Papaleo
http://www.hotelpalazzopapaleo.com/it/最後にご紹介するのが、35平米という広さを誇るスイートルーム“パパレオ”。パパレオ家の当主が実際に主寝室としてつかっていた部屋です。天井には贅沢にもフレスコが一面に広がり、海を臨む専用バルコニー付き。バスルームにはジャグジー付きのシャワーまで。
そして、サービスがこれまたすごい!到着時には専用の駐車場が用意され、ウェルカムドリンクとしてプロセッコ(発泡性ワイン)が提供されます。滞在中は冷蔵庫内のドリンクも飲み放題。館内にあるサウナも一日中無料で楽しめます。
これぞ贅沢の極み!貴族になった気分で贅沢なおもてなしの時間を満喫しちゃいましょう。
提供元:Hotel Palazzo Papaleo
http://www.hotelpalazzopapaleo.com/it/このホテルのレストランは、毎夜、宿泊客だけのためにオープンするという徹底的なおもてなしぶり。メニューは港町だけに魚をつかった日替わり。事前に夕食と朝食が付いた1泊2食付プランを選択すると「前菜+主食+メイン+デザート」がセットになったお得なメニューをいただくことができます。
料理は現代的な盛り付けでシンプルな調理法だけに、しっかりと素材本来の味を堪能することができます。メニューの一例として、この日提供された前菜は「カリカリ野菜とタコのサラダ」。色鮮やかな一品に心が躍ります!ひとつひとつの材料はシンプルですが、それらを組み合わせて皿に華を咲かせるシェフの腕前に拍手です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る暖かい時期の夕食は屋上レストランで!通常は5月から9月までライトアップされた開放感溢れる空間で極上の魚料理がいただけます。
料理は注文を受けてからシェフが屋上併設のキッチンで調理するので、アツアツをいただく幸せを嚙み締めることができますよ。
屋上はレストランのほかにラウンジバーとしても利用可能。ロマンチックな夜景を見ながらカクテルを傾けて大人の時間をどうぞ。
提供元:Hotel Palazzo Papaleo
http://www.hotelpalazzopapaleo.com/it/宿泊料金に含まれる朝食はインターコンチネンタル式のブッフェ。シェフ手作りのケーキやキッシュ、ハムやチーズ、フルーツなどがずらりと並びます。ここでもオモテナシ度は高く、例えば、できたてのオムレツが食べたいときは注文するとシェフがその場で作ってくれます。瞬時に融通を利かせてくれるところがさすが5つ星。
筆者が見逃さずに食べてもらいたいのが、“パスティチョット”。オトラントのあるサレント半島名物のカスタードクリーム入りドルチェです。
提供元:Hotel Palazzo Papaleo
http://www.hotelpalazzopapaleo.com/it/人気の避暑地オトラントの5つ星ホテル、お値段を想像すると“私には無理”と諦めてしまう人も多いのでは?でも、7月8月のハイシーズンを避けると手が届く料金で滞在することができます。
一番割引率が高いのがスイートルーム。5月6月に滞在すると8月のハイシーズンに比べて60%OFFの日も。これは見逃せませんよね!クラシックタイプは2名1室100ユーロ程度=日本円で約13000円(2名様分の料金)というお得な日もあります。
7月8月は混雑するうえ、刺さるような強い日差しが肌に刺激的な季節。オフシーズンに訪れるのが同じ日本人としてオススメです。きれいな海の景色を撮影するのが目的なら9月下旬からもお得でオススメです。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る町を代表する観光名所“オトラント大聖堂”は目の前。そして、クリアブルーの海からは徒歩3分の至近距離。部屋から海へ水着でレッツゴー!夜はホテルのレストランでシェフの極上料理を満喫。
空いた時間は旧市街を散策して町歩きを楽しみましょう!細い路地がどこまでもつづく旧市街は「イタリアの美しい村百選」にも選ばれた自慢の町並み。シャッターを押す手が止まらないほどフォトジェニックな景色が広がっていますよ。
提供元:Comune di Otranto
http://www.comune.otranto.le.it/ホテル内にはマッサージやエステ、サウナが揃った宿泊客専用のスパもあります。観光で疲れたら、ここでリラックスタイムを過ごすのもいいですね。マリンスポーツを楽しみたい方は優待価格で申し込むことができます。
事前に連絡すると到着時にスタッフが車でオトラント駅など旧市街の外まで迎えに来てくれます。重たいスーツケースを引きずってわざわざ石畳を歩く必要はありません。(旧市街は許可のある車両のみ通行可)
このホテルは避暑地にあるため、毎年4月の復活祭後から10月末までの営業です。冬季は閉まっているのでご注意を。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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