写真:モノホシ ダン
地図を見る「路面電車まつり」の会場となるのは、阪堺電気軌道の「あびこ道停留所」を降りてすぐの「あびこ道車庫」。あびこ道停留所は、阪堺電気軌道の大阪市内区間と堺市内区間の境界駅でもあります。
写真:モノホシ ダン
地図を見る車庫では、阪堺電気軌道のイメージキャラクター“ちん電くん”に出会えることも。ちん電くんは、阪堺線開通100周年記念キャラクターとして誕生し、2011年(平成23年)11月24日に「観光部長」に任命されました。出会えたら、ぜひ一緒に記念写真を撮りましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る“ちん電くん”のモデルになったのは、「モ161形電車」です。中でもトップナンバーの「モ161号」(写真)は、阪堺電気軌道の名物車両。1928年(昭和3年)製で、阪堺電気軌道の前身である南海鉄道が投入した車両です。
2018年(平成30年)で、現役稼動年数が90年を迎えました。現在は、定期運行から引退し、おもに貸切専用車として運用されています。
路面電車まつりでは、休憩所として、車内に立ち入ることができます。床や窓枠など各部は木製で、ニスの光沢が美しいレトロな内装を楽しみましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかに注目の現役車両としては「モ501形電車」が挙げられます。1957年(昭和32年)に登場し、2017年(平成29年)に還暦を迎えました。写真は、就役60周年を記念して“金太郎塗装”と呼ばれる登場時の塗装に復刻された「モ505号」。
写真:モノホシ ダン
地図を見るさらに、1962年(昭和37年)に、南海時代に最後に製造された車両が、写真の「モ351形電車」。大型木造車であったモ101形からの置き換えのために導入されました。
写真:モノホシ ダン
地図を見る車籍がなく、運用からは外されていますが、元京都市電の「モ251形」も車庫にて大切に保存されています。京都市電には懐かしさを感じる人も多く、路面電車まつりでは、来場者やカメラマンの人気を集めています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る阪堺電気軌道でも客室床面の高さが低く、バリアフリーに対応した超低床型車両(LRV)が導入されています。それが「1001形電車」で、2013年(平成25年)から営業運転が開始されました。
写真:モノホシ ダン
地図を見る1001形電車には、“堺トラム”という愛称が付けられていて、合計3編成あります。ボディカラーにより、第1編成の緑色は「茶ちゃ」、第2編成の紫色は「紫おん」、そして第3編成の青色は「青らん」とそれぞれ命名されています。
さらに2020年(令和2年)からは、新たな低床式の新車両「1101形電車」(1編成)がラインナップに加わっています。
写真:モノホシ ダン
地図を見るステージイベントでは、鉄道好きで知られるタレントの斉藤雪乃さんが司会進行を務め、参加各社によるPRも行われます。なお、特設ステージで使用されるのは、電動貨車の11形電車(デト11形)という特殊車両。中央部が荷台で、両側には運転室がついています。
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかの特殊車両としては、構内入換用車両として、「TR-1」と「TR-2」が。構内の狭いスペースでも小回りが利くように全長が短くなっています。いずれも、この機会でしか見ることができないので、見逃さないようにしましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る「路面電車まつり」では、“ちん電”ファンには嬉しい、阪堺電気軌道の部品類の販売も。一部はオークション形式です。
写真:モノホシ ダン
地図を見るさらに、グッズ販売では、各鉄道・バス会社等のオリジナルグッズを販売。写真は、大阪府貝塚市の「水間鉄道」です。ほかに、阪堺電車をモチーフにした商品(堺ちん電パン・ちん電ゴマさぶれ)や阪堺電車の駅弁など、参加店舗の商品販売も行われ、お土産にも最適です。
このように「路面電車まつり」は、鉄道ファンでなくても、路面電車を身近に感じ、親しみの持てる素晴らしいイベントです。阪堺電気軌道「全線1日フリー乗車券 てくてくきっぷ」(大人600円・小人300円)を購入して、沿線のレジャーやお店めぐりとともに訪れてみてはいかかでしょうか。
2023年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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