「藪の湯 みはらし」は、山梨県の北西部・北杜市にあります。中央自動車道「小淵沢IC」から、南アルプスに向かうように続く、甲斐駒ケ岳広域農道を経由。釜無川の上流、林道「釜無川右岸線」の行き止まりに宿があります。
道の最終地点にあるので、通り過ぎる車もなくとっても静か。宿は森の中にあるため、辺りは木々が生い茂り、自然も豊かです。
宿のエントランスから延びる坂道を登りきると、早速現れるのがこちらの景色。黒戸山・甲斐駒ケ岳など2000m級の山々が連なる壮大な眺めが楽しめます。
ここは、南アルプスに最も接近した位置にあり、しかも山奥の高台に宿が建てられているので、どこよりも迫力のある山並みが見られる特別な宿なのです。
まるでピラミッドのようにそびえている中央の山が、日本百名山に選定された甲斐駒ケ岳。登山家・深田久弥も愛した名山で、白く美しい頂を、ここから肉眼ではっきりと見ることもできますよ。
宿に入る前からこんな眺めが見られるなんて、さすがは絶景の宿! 玄関口近くに、テラスが設けられているので、座って素晴らしい眺めに酔いしれてみて下さいね。
宿に着いたら、真っ先に足を運んでほしいのがこちらのお風呂。宿自慢の湯で、とにかく眺めが最高です!
ガラス越しに、左手に甲斐駒ケ岳、正面に八ヶ岳を始め、蓼科山など長野県の山々も一望できます。日本の著名な山々を見ながら入れる珠玉の風呂。宿の名前「みはらし」の由来を感じられて、実にアッパレです。
特に、初夏は一年の中で最もお勧めなシーズンです。森の木々が芽吹ぶいた新緑は、素晴らしい風景により一層の鮮やかさを添えてくれます。
朝は、山の尾根にかかる朝もやなど、幻想的な光景が見られ、木々が出す新鮮な空気を感じながら入ることができてとっても爽やか。また、野鳥のさえずりも聞こえ、癒しと安らぎを与えてくれるお風呂です。
お風呂は天然水を沸かしたもの。温泉ではありませんが、ミネラルをたっぷり含んでおり、体を優しく労わってくれるかのような優しいお湯です。
※日帰り入浴ができます。
夕食は、地元で採れる旬素材を使った料理が味わえます。季節やプランによって異なりますが、手前から時計回りに、ニジマスの燻製。筍ご飯・フキ、タラの芽などの天ぷら。ウド・鰻・牛肉の陶板焼き・タラの芽のクルミ和え。カモのスモークなどの3種盛りなど。
一足遅い春が訪れる山では、5月上旬が山菜狩りのピーク。例えばこの記事にはフキやタラの芽など、山菜をふんだんに使った季節限定メニューが並び、ウドは、サクッとシャキシャキした歯ごたえの良い食感。その時期だけにしか出会えない、四季折々の格別な味に出会えますよ。
「藪の湯 みはらし」は、甲斐駒ケ岳の登山口に近いので、登山をする人にもお勧め。ここを拠点として、登山を楽しまれてみても良いですね。登山後に、山々を眺めながら汗を流すお風呂は、きっと格別なはず。
宿は、ホテルのような華々しさや飾り気はありませんが、素朴で落ち着ける庶民派の宿。宿の周りは、とにかく自然が豊かなので、たまにはテレビを付けずに、森の声に耳を傾けてゆっくり過ごされてみてはいかがでしょうか?
また「藪の湯 みはらし」のお風呂は、迫りくるような山々を目の前にしながら入れる、これまでにない最高傑作のお風呂。冬は、一面の雪景色が見られるなど、四季折々の魅力も見逃せません。
2018年6月現在の情報です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。
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