勝海舟も暮らした東京・赤坂の「本氷川坂」と界隈坂道めぐり

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勝海舟も暮らした東京・赤坂の「本氷川坂」と界隈坂道めぐり

勝海舟も暮らした東京・赤坂の「本氷川坂」と界隈坂道めぐり

更新日:2018/05/22 16:07

雲本 らてのプロフィール写真 雲本 らて ブロガー、坂道探検家

東京メトロ・赤坂駅からすぐの赤坂の地にもいくつか名坂があります。その中でも特筆すべきなのは、幕末から明治にかけて幕臣として活躍した勝海舟と縁深い本氷川坂です。今回はそんな本氷川坂を中心に、界隈の坂道や勝海舟と縁のある場所などについても紹介します。

勝海舟とも縁深い本氷川坂

勝海舟とも縁深い本氷川坂

写真:雲本 らて

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「本氷川坂」は東京メトロ・赤坂駅から徒歩で5分程度の場所にあります。赤坂の繁華街から一歩外れた落ち着いた場所にあり、坂の西脇には氷川神社が隣接しています。
高低差もあり坂の形状自体も湾曲しているので、歩いていると次々に景色が変わり、それだけでも楽しい坂道です。

勝海舟とも縁深い本氷川坂

写真:雲本 らて

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坂名の由来は、江戸時代に元氷川明神があったことからそう呼ばれるようになったという説が有力です。ただ、名前の由来にもなった神社は明治16年(1883)に氷川神社に合否され存在しません。

勝海舟とも縁深い本氷川坂

写真:雲本 らて

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本氷川坂の坂下あたりには、勝海舟がかつて暮らした邸宅がありました。時期的には安政6年(1859年)から明治元年(1868年)という幕末でもっとも日本が激動した時期のことです。年齢でいえば36歳から45歳までの時期にあたります。

現地には、その史実を証明するような案内看板もあります。そういう意味では、勝海舟はもちろん、この邸宅を訪れた坂本龍馬をはじめとする幕末の志士たちが肩を並べてこの本氷川坂を上り下りしたことを想像しながら歩くと、また違った意味で楽しめると思います。

<基本情報>
本氷川坂
所在地:東京都港区赤坂6丁目10番と18番・19番の間
アクセス:東京メトロ・赤坂駅より徒歩5分

氷川坂と氷川神社

氷川坂と氷川神社

写真:雲本 らて

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本氷川坂の北東側を並行してあるのが「氷川坂」です。この坂道も江戸時代から存在し、坂上あたりに氷川神社が隣接しているため、そう呼ばれるようになりました。

ちなみに、氷川坂の名前の由来ともなった氷川神社は、八代将軍徳川吉宗の命令で建てられた神社で、その歴史も古く、現在も江戸の情景がそのまま残っている都内でも珍しい神社のひとつです。また勝海舟もよく訪れていたようで、境内には勝海舟が名付けた「四合稲荷」も祀られています。

<基本情報>
氷川坂
所在地:東京都港区赤坂6丁目5番と11番および赤坂6丁目8番・9番と10番との間
アクセス:東京メトロ・赤坂駅より徒歩4分

整備された転坂

整備された転坂

写真:雲本 らて

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氷川坂を歩いたならば、「転坂」もおすすめです。氷川坂とは坂下あたりで合流しているためすぐにアクセスできます。坂の北西側には鹿島建設関連のビルが隣接しており、そのためかビルの外構と一体になって坂道も再整備されています。坂道からの遠景ビル群を含め、気持のいい空間が体験できます。

なお、坂名の由来については、江戸時代から道が悪く、通行する人たちがよく転んだため、そう呼ばれるようになったとのこと。

<基本情報>
転坂
所在地:東京都港区赤坂6丁目5番と9番の間
アクセス:東京メトロ・赤坂駅より徒歩4分

勝海舟晩年の邸宅跡めぐり

勝海舟晩年の邸宅跡めぐり

写真:雲本 らて

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転坂からならすぐの場所に、勝海舟が晩年を過ごした邸宅跡があります。年齢で言えば、49歳から満76歳で亡くなるまでの期間を過ごした邸宅と言われています。ただ現在は、邸宅跡とはいっても当時を偲ぶものはなく、案内看板のみです。

また、邸宅跡のそばには、平成28年9月に建立された「勝海舟・坂本龍馬の師弟像」もあります。この像は、地元民らが寄付を呼び掛けてつくられたもので、海外に目をむけた師弟の志を表現して海の向うのアメリカを望むように東向きに置かれています。

史実にも思いをはせながら歩いてみよう

勝海舟は三十代後半から晩年まで、数年のブランクはありますが、ほぼこの赤坂の地で暮らしていました。そうであれば、今回紹介した本氷川坂をはじめ、界隈の坂道もぶらぶらと歩いた可能性も高いと思います。ぜひこの機会に界隈の坂道散歩とあわせてこれまでの史実にも思いをはせながら歩いてみることをおすすめします。

掲載内容は執筆時点のものです。

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