写真:咲田 みつる
地図を見る前橋市の赤城白樺牧場は、明治時代から続く歴史ある牧場で、かつては80頭以上の牛を放牧していました。ツツジには毒性があるため、動物は本能的に食べることを避けます。そのため牛や馬などを放牧している場所では、ツツジの群落が成長するのです。こうしてできた群落は今や観光資源となっており、6月にはレンゲツツジ目的の観光客や写真愛好家が大勢やってきます。
なお、例年の見頃は6月中旬〜下旬ですが、2018年は前倒しで6月上旬〜中旬となると予想されています。
写真:咲田 みつる
地図を見る残念ながら現在、牛の放牧は行われていません。しかし今後は羊の放牧を開始する予定(2018年7月〜8月ごろから)だそうです。かわいい羊たちが、ここで草を食む姿を早く見たいですね。
写真:咲田 みつる
地図を見る牧場はおよそ95ha。基本的に入ることができませんが、周辺から見渡すことが可能です。おすすめのポイントは…
1、赤城山総合観光案内所のテラス
2、新坂平の駐車場
3、見晴山展望台(後述します)
…です。上の写真は、1の赤城山総合観光案内所から、2の新坂平の駐車場方向を撮影したもの。1と2は至近で、新坂平の駐車場がすでに絶景ポイントというわけです。
牧場を高台から見渡してみると、ツツジとミズナラ以外の木はほとんど見られず、まさにツツジのパラダイス。そして牧場を見守るようにして白樺の林が広がります。
写真:咲田 みつる
地図を見る赤城白樺牧場は、前橋市中心部と赤城山を結ぶ県道4号線沿いにあり、標高は約1400m。赤城山総合観光案内所に隣接しています。
ちなみに「赤城山」は複数の山の総称で、主峰の黒檜山は1828m。赤城白樺牧場は、それより少し低い地蔵岳(1674m)や、鈴ケ岳(1565m)の登山の拠点となっています。
付近は、白樺の純林地帯となっており、県道4号は「白樺ライン」とも呼ばれる美観ロード。ご当地かるた「富士見かるた」でもこの「白樺ライン」を天下の景勝として紹介しています(上部の写真)。
写真:咲田 みつる
地図を見る牧場は広いので、新坂平だけを見て帰るのではなく、ぜひ展望台へも足を伸ばしましょう。新坂平の駐車場から大沼方面に向かって、県道4号線をさらに800mほど進むと、牧場を見おろす「見晴山展望台」があります。ここへ至る道中がまたおすすめなのです。
写真:咲田 みつる
地図を見る新坂平から見晴山展望台(麓)へ車で行く場合は、1分もかかりません。(駐車場もあります)しかし、おすすめは遊歩道。車だと「あっ」という間に通りすぎてしまいます。白樺とレンゲツツジのコラボは、是非ゆっくり歩きながら堪能していただきたいです。
写真:咲田 みつる
地図を見る見晴山展望台への遊歩道は、県道4線沿いに伸びており、道迷いの心配もありません。かつて牛たちが暮らした牛舎を横目に見ながら、のんびりと進みましょう。新坂平の駐車場から約10分ほどで、展望台の麓へ到達します。
写真:咲田 みつる
地図を見るそして見晴山展望台へ至る道中に見えるのが、この光景。展望台へは最後の数10メートルだけ急な登りですが、もし登りがお嫌なら、階段の下へ行くだけでも、新緑萌える赤城白樺牧場の様子を十分楽しめます。
最後に、とっておきの情報を。平日限定ですが、例年ツツジの見頃に合わせて、牧場内に入ることができるガイドツアー(有料)も開催されています。遊歩道からは見えない牧場内の見どころが、ガイド付きで堪能できるチャンスです。2018年は6/4(月)〜19(火)間の平日が予定されています。詳しくは関連MEMOのリンクをご覧ください。
住所:前橋市富士見町赤城山
電話番号:027-235-2211(前橋コンベンション協会)
アクセス:関越自動車道 前橋ICより約60分、赤城ICより約50分
駐車場:あり
公共交通:土日祝はJR前橋駅より直通バスあり(関越バス・赤城ビジターセンター行き約60分・新坂平下車)
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
咲田 みつる
松山市出身。10代〜20代は父の転勤や自身の進学・就職で引っ越しをたくさん経験しました。得意分野は「関東甲信越の花と絶景」&「ハイキングコースの紹介」。【花と絶景】花の見頃に対しての執着心が強く、友人…
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