ベアード・ブルワリーガーデン修善寺で工場見学&できたてビール!

ベアード・ブルワリーガーデン修善寺で工場見学&できたてビール!

更新日:2018/08/24 12:05

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター
「緑あふれるビールの楽園」そんな言葉がぴったりハマる、ビール好きなら誰もが憧れるブルワリーが修善寺にあります。その場所とは「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」。クラフトビールファンの中でも人気のベアードブルーイングが2014年に開いたこの施設は、修善寺の自然あふれる環境でできたてのビールをいただける至高のスポット。土日祝日にはブルワリー見学も可能です!

クラフトビールファンを魅了する「ベアードブルーイング」

クラフトビールファンを魅了する「ベアードブルーイング」

写真:下川 尚子

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第二次クラフトビールブームと言われる近年、個性あふれるマイクロブルワリーが全国に増えつつあります。大手ビール会社のビールと異なり流通量が少ないクラフトビール。そこでしか飲めない個性的なビールを味わうのは、旅行の楽しみのひとつですよね。

ベアードブルーイングは静岡を拠点とするブルワリーで、クラフトビールの中では日本でも有数の醸造量(年間約600キロリットル、2017年)と人気を誇ります。そして、沼津にて開業したベアードブルーイングが2014年にブルワリーの規模を拡大し移転したのが、ここ「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」。美しい狩野川のほとり、緑に囲まれたロケーションは、ビールをつくるにも味わうにも最適な環境です。

1,2Fは醸造所。土日祝日はブルワリー見学ツアーも開催

1,2Fは醸造所。土日祝日はブルワリー見学ツアーも開催

写真:下川 尚子

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約7500平方メートルの広い敷地を持つベアード・ブルワリーガーデン修善寺。メイン施設の1,2Fが醸造所、3Fはできたてのビールをいただけるタップルームとなっています。土日祝日にはブルワリー見学ツアーが開催されており、約30分程度で醸造施設を見学することが可能。

ここは見学ツアーのスタート地点で、創業当時に使われていた道具が展示されています。ブライアン・ベアードさんとさゆりさんのベアード夫妻が静岡県沼津市にてブルワリーを開業したのは2000年のこと。ブライアンさんが手作りでビールを醸造し、そのビールをさゆりさんが手料理とともに振る舞う小さなお店がベアードビールの始まりでした。ずらりと並ぶ小さなサイズの道具に、驚く方も多いのではないでしょうか。

1,2Fは醸造所。土日祝日はブルワリー見学ツアーも開催

写真:下川 尚子

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クラフトビールはブルワリーごとのポリシーや個性があるものですが、ベアードブルーイングのビールづくりの原則は、「加工最低限の原材料を使うこと」と「瓶内二次発酵」の2つ。

例えばビールの原材料である「ホップ」に着目すると、多くのブルワリーが使用するペレット(キューブ状のホップ)ではなく、摘み取って乾燥させただけのホップがそのまま使われています。そうすることで、ホップを多く使うビールでもナチュラルでフレッシュな味わいを表現できるのだそう。工場見学では、そんなビールづくりに対する工夫やポリシーも知ることができます。

1,2Fは醸造所。土日祝日はブルワリー見学ツアーも開催

写真:下川 尚子

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そして、見学ツアーのハイライトといえばなんといってもここ!ずらりと並ぶタンクは圧巻です。これほどの規模を持つクラフトビールブルワリーは日本全国でもなかなかありません。

クラフトビールのブルワリーとしては大きな規模ですが、大手ビール会社の工場見学で見られるような、機械化された大工場とはまた違った「手作り感」が感じられるのも楽しいところ。運がよければ、作業中のブルワーさんの姿を見ることもできますよ。

3Fタップルームで飲む、できたてのビール!

3Fタップルームで飲む、できたてのビール!

写真:下川 尚子

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ブルワリー見学ツアーに試飲はついていませんが、3階のタップルームではベアードビールを存分に味わえますので、見学後はぜひ寄ってみてください。もちろん、タップルームのみの利用もOK。カウンター席、テーブル席、そしてテラス席もあり、のんびりと過ごせる居心地の良い空間です。

提供されるビールは最大21種類。ラインナップは定番ビールが12種類、その他季節のフルーツビールや限定醸造のビールなどが揃います。メニューから好みに合いそうなビールを選んでも良いですが、スタッフに相談してもOK。3種選べるサンプラーセットで、たくさんの種類を楽しむのもおすすめです。

3Fタップルームで飲む、できたてのビール!

写真:下川 尚子

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写真のサンプラーセットは、「旅行客が初めてベアード・ブルワリーガーデン修善寺を訪れました。おすすめはなんですか?」というお題で、スタッフの神田さんに選んでもらいました。

選ばれたのは、下記の3種。
・ベアードビールで不動の人気を誇る代表銘柄「ライジングサンペールエール」
・修善寺の環境をイメージした爽やかなゴールデンラガー「修善寺ヘリテッジヘレス」
・香りの良さとモルトのうまみを感じられる、女性に人気の「レッドローズアンバーエール」

組み合わせとしてはあくまで一例ですが、それぞれの味わいが異なり、ベアードビールの多様性を感じられる3杯でした。クラフトビールはとても個性豊かで様々なスタイルがありますので、飲み比べを楽しみつつ、スタッフにもいろいろ質問してみてくださいね。きっとビールについてもっと詳しくなれますよ。

3Fタップルームで飲む、できたてのビール!

写真:下川 尚子

そのほか「沼津ラガー」「スルガベイインペリアルIPA」など地名を冠したビールや、ブライアンさんがさゆりさんのためにビールのレシピを書いた「セゾンさゆり」など、ぱっと見て興味を引かれる銘柄も多くあります。迷ったら、興味の赴くままに試してみるのもいいですね。

「ビールには旅をさせるな」という格言もあるように、ビールは工場でできたてが一番新鮮でおいしい状態。つまり、工場併設のタップルームで飲むビールは最もおいしいのです!テラス席で美しい緑を眺めながらビールを飲むと、きっと楽園気分に浸れるはず。

ちなみに、タップルームにはレストラン設備はないため、フードは乾き物やスイーツが何種類かある程度。ただし食べ物の持ち込みはできますので、おつまみや手作りのお弁当など持参すると安心です。

お土産にはボトルのベアードビールをどうぞ

お土産にはボトルのベアードビールをどうぞ

写真:下川 尚子

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店内ではボトルビールも販売されており、お土産にもぴったりです。なお、ドライバーさんやお酒が飲めない方向けには「季節の自家製ドリンク」や「ハーブティー」などソフトドリンクも用意されていますのでご安心ください。

今後は「泊まれるブルワリー」に!キャンプ場もプレオープン

今後は「泊まれるブルワリー」に!キャンプ場もプレオープン

写真:下川 尚子

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屋外にはベアードビールに活用される野菜や果物を育てている畑もあります。周辺は自由に歩けますので、ビールを飲んだ後はお散歩もおすすめ。

そして、ベアード・ブルワリーガーデン修善寺の敷地内では今、キャンプサイトがプレオープン中。現状はテントなどキャンプ用品の持ち込みが必要ですが「将来的にはトレーラーハウスなどもオープンし、手ぶらでも泊まれるキャンプ場になれば」とのこと。いつか「泊まれるブルワリー」になるのが楽しみですね。

動画:下川 尚子

最後に、動画にてその魅力をご紹介しますのでご覧ください。

大人の楽園、ベアード・ブルワリーガーデン修善寺。最高のビールと美しい景色を楽しみに、ぜひ足を運んでみてください!

ベアード・ブルワリーガーデン修善寺の基本情報

住所:静岡県伊豆市大平1052-1
電話番号:0558-73-1225
アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺駅」下車、バス停4番または5番より乗車し「ラフォーレ修善寺入口」下車徒歩10分弱

【ブルワリー見学ツアー】
開催日:土日祝日
開催時間:12:30〜、14:30〜、16:30〜
料金:無料 (無料試飲は付きません)
所要時間:約30〜45分
人数:各回20名まで(予約優先制)

【タップルーム】
営業時間:月〜金 12:00〜19:00、土日祝 11:00〜20:00

※2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/21 訪問

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