メルヘン街道の町「ブレーメン」世界遺産の市庁舎横にはあの音楽隊の姿も!

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メルヘン街道の町「ブレーメン」世界遺産の市庁舎横にはあの音楽隊の姿も!

メルヘン街道の町「ブレーメン」世界遺産の市庁舎横にはあの音楽隊の姿も!

更新日:2018/08/01 14:19

car minのプロフィール写真 car min ドイツ在住旅行ブロガー

「ブレーメン」は、フランクフルト近郊にあるハーナウから、北へ約600Km続く、メルヘン街道の終着点。中世後期には、バルト海沿岸地域の貿易を独占し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配したハンザ同盟の中心都市でもありました。グリム童話「ブレーメンの音楽隊」に出てくる動物達が憧れ、目指した町「ブレーメン」は、どんな町だったのでしょう。世界遺産に指定された市庁舎や、魅力ある町並みをご紹介します。

世界遺産の市庁舎とローラント像は「ブレーメン」の象徴

世界遺産の市庁舎とローラント像は「ブレーメン」の象徴

写真:car min

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中世後期にハンザ同盟の中心として栄えたブレーメン。ただ、第2次大戦中には市の62%が破壊されたこともありました。しかし人々の力により復興し、多くの観光客も訪れる魅力的な町として完成。現在も自由ハンザ都市ブレーメンと呼ばれ、活気にあふれています。

市の中心、マルクト広場横には、壮麗な市庁舎があり、その前にとても大きなローラント像が立っています。ローラント像は約5.5m、支えの天蓋を入れると10mもの高さがあり、少し離れて見ないと全体が見えないほどです。このドイツで最大のローラント像は、ブレーメン自治都市としての尊厳の象徴として1404年からこの場所に立っています。

この「ブレーメン市庁舎とローラント像」が、市民の独立と主権の比類なき証明として、2004年の世界文化遺産に登録されました。

世界遺産の市庁舎とローラント像は「ブレーメン」の象徴

写真:car min

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「ブレーメン市庁舎」(Bremen Rathaus)は、1405年から1410年にかけて建てられたゴシック様式建築の建物です。そして約200年後の1608年に、ヴェーザー・ルネッサンス様式の壮大なファサード(建物の正面部分)が、ブレーメンの建築家の手によって加えられました。連なるアーチとそこに施された繊細な彫刻部分がとても美しく、ドイツの中でも、とても美しい市庁舎の1つとして数えられています。

市庁舎とローラント像は、マルクト広場の西側に位置しているので、西日が正面に当たり、より美しく見える午後からの訪問がお勧めです。

世界遺産の市庁舎とローラント像は「ブレーメン」の象徴

写真:car min

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世界遺産の市庁舎内は、ガイドツアーで見学することができます。天井から吊るされた3隻の船は、貿易で繁栄したブレーメンの象徴になっています。第2次世界大戦中、このホール内にも不発弾が落ちましたが、そこに居合わせた5人の女性が、その爆弾を抱えて外に投げ出し、現在にこの姿を残すことができたという逸話も残っています。他にも「金色の小部屋」と呼ばれる、金と赤で装飾されたユーゲントシュティール様式の部屋も見所の1つです。

<基本情報>
住所:Am Markt 21, 28195 Bremen
アクセス:ブレーメン中央駅より徒歩15分
ガイドツアー 大人1名6.5ユーロ
月-土:11時,12時,15時,16時 日:11時,12時(英・独)

※事前にツーリストインフォメーションでチケットを購入が必要。

「ブレーメン」といえば音楽隊!

「ブレーメン」といえば音楽隊!

写真:car min

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19世紀初頭にグリム兄弟が書いた「ブレーメンの音楽隊」は、多くの国の言葉に翻訳されている有名な童話です。4匹の動物達は、物語の中では町に到着しませんでしたが、動物達が憧れ、音楽隊に入ろうとしたブレーメンの町には彼らの姿があり、人気の観光スポットになっています。

ブロンズで造られた「ブレーメンの音楽隊」の像は、市庁舎の西側にあり、ロバの両足に触ると幸運に恵まれると云われています。そのため、ロバの両足に加え鼻までも、色が変わりピカピカになっているほどです。

<基本情報>
住所:Am Markt 11, 28195 Bremen
アクセス:ブレーメン中央駅より徒歩15分

コーヒー商人が復活させた個性的な通り

コーヒー商人が復活させた個性的な通り

写真:car min

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マルクト広場からヴェザー川に向かって歩いて行くと、「ベトヒャー通り」(Boettcherstrasse)という歩行者専用の細い路地があります。この地域はその昔樽職人が住んでいた地域で、一時は職人の減少とともに寂れていました。しかし、現在は美術館、手工芸品の工房、レストランやカフェが集まる芸術と文化の中心になっています。

コーヒー商人が復活させた個性的な通り

写真:car min

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20世紀の初めに、ブレーメンのコーヒー商人ルートヴィヒ・ロゼリウスは、この衰退していく通りの建物を私財を使って次々に購入し、建築家の力を借り、非凡でありながら、同じような外見で統一感がある街並みを造りあげました。通りを無意識に歩いていると、同じように見える家々ですが、意識してみると、壁の装飾などそれぞれが個性的です。細い路地なので、つい前だけを見てしまいそうですが、少し上の方を見上げてみると、通りの印象が変わってきます。

コーヒー商人が復活させた個性的な通り

写真:car min

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「ベトヒャー通り4」には、ブレーメンのツーリストインフォメーションが入っているので、情報収集やガイドツアーのチケット購入などが可能です。そして、その屋根の上に設置された、30個のマイセン陶磁器でできた鐘が奏でる「グロッケンシュピール」(Glockenspiel)も見逃せません。立ち止まって、空に響く澄んだ鉄筋に似た音色にしばし耳を傾けてみてくださいね。

<基本情報>
住所:Boettcherstrasse 4, 28195 Bremen
電話番号:+49-421-3080010(ツーリストインフォメーション)
アクセス:ブレーメン中央駅より徒歩16分
グロッケンシュピール演奏時間:1月-3月:15時,18時 4月-12月:12時から18時の毎正時。※氷点下以外。

迷路のような路地に可愛いショップがたくさん!

迷路のような路地に可愛いショップがたくさん!

写真:car min

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「シュノーア地区」(Schnoor-viertel)には、15、16世紀に建てられた小さな間口の家が、路地に所狭しと並んでいます。ドイツ語で「ひも」の意味の「シュヌーア」(Schnur)がこの地方の方言で「シュノーア」(Schnoor)となり、この地域に漁師向けのロープ作り職人が住んでいたからだとか、街並みが、紐に通った真珠のように並んでいるからとの云われがあります。

人がすれ違いできない程の狭い路地もあり、お店を見ながら歩いていると、迷路のように感じるかもしれませんね。木組みの家や装飾を凝らしたショップもあり、思わず「可愛い!」と言ってしまう程です。

迷路のような路地に可愛いショップがたくさん!

写真:car min

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この「シュノーア地区」には、雑貨、衣類、お土産などのショップが勢揃いし、カフェやレストランもあるので、ブレーメン訪問時には必見です。「ブレーメンの音楽隊」グッズもたくさんあるので、旅の思い出の品をぜひ見つけてくださいね。また、日曜日にはお店が閉まってしまうドイツですが、この「シュノーア地区」は日曜の11時から16時まで開いているお店もあるので、時間が限られた旅行者には嬉しいですね。

<基本情報>
住所:Schnoor, 28195 Bremen
アクセス:ブレーメン中央駅より徒歩16分

見所がいっぱいの活気あふれる「ブレーメン」へ!

メルヘン街道の終着点の町「ブレーメン」は、「ブレーメンの音楽隊」のモチーフや看板を、あちらこちらで見ることができます。中心となる世界遺産の市庁舎があるマルクト広場横には、内装が美しい聖ペトリ大聖堂などもあります。今回ご紹介した場所は、全て旧市街に位置していますが、見学する場所が多いので充分時間をとって訪問されることをお勧めします。


2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/04/22−2018/04/24 訪問

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