嵐電の桜のトンネルと呼ばれるのは嵐電北野線の宇多野駅〜鳴滝駅の区間。大正15年、嵐電北野線の全線開通を記念し、洛北八瀬から桜が移植されたものが今日まで伝わっています。桜の時期となると、約70本・距離にして200m程の桜並木が線路を覆うトンネルのように咲き乱れます。
その桜のトンネルの中を走る抜ける嵐電。ローカル電車ならではのゆったりとしたスピードは車窓から花見を楽しむのにもってこいなのです!
写真:bow
地図を見るそんな嵐電の春の風物詩、桜のトンネルは例年桜の満開に合わせてライトアップされます!大体が見頃の週末にかけてがライトアップ期間となりますが、見頃の具合によっては2週間にわたることも!
毎年それほど長期間のライトアップをされるわけではないのですが、どこで聞きつけたかと思えるほど、沢山の夜桜見物客が桜のトンネルを見にやってくるのです!
写真:bow
地図を見るそしてライトアップに合わせて運行されるのは「夜桜電車」と呼ばれる特別車両!
この「夜桜電車」、桜のトンネルのライトアップ区間に差し掛かると室内灯を消し、スピードを落としてゆっくり走行してくれるという心憎い演出がされる電車なのです!「夜桜電車」の車窓からは、昼とは異なる幽玄な世界を楽しんでもらえること間違いなし!
桜シーズンの週末に運行される「夜桜電車」は期間限定イベント!ぜひ、車窓からの夜桜見物に出かけてみましょう!
■嵐電北野線 桜のトンネルライトアップ
点灯時間:18:40頃〜20:10頃
(電車の運行に合わせてライトアップされます)
運行期間・運行状況等は嵐電HPにてご確認ください。
写真:bow
地図を見る桜のトンネルのみならず、嵐電の沿線には桜の名所がいろいろあります。当然ながら「嵐電」といえばその名の語源でもある嵐山。ご存じの通り、日本でも有数の桜の名所です!桜のトンネルとは見頃が一緒ですので、ここまで来たのならぜひ嵐山まで桜見物に足を運んでほしいところです。
桜の時期の嵐山は、嵐山公園を中心に桜が咲き乱れます。 中之島では、渡月橋を背景に春の絶景が楽しめます。また、亀山公園では、展望台に立つと色づいた山々や桂川を堪能できます。更には遊覧船に乗って、川から嵐山一帯の桜を堪能するちょっと贅沢でいて風流なお花見もアリ!
そんな嵐山だけでなく、嵐電沿線には御室仁和寺など他にも桜の名所が目白押し!京都でも重要な観光地ばかりを結ぶ嵐電は観光シーズンに大活躍するのです!
2015年度は、3月17日から春のシーズンを盛り上げるべく、桜をイメージしたラッピングとヘッドマークを付けた桜電車が運行!車内も桜の装飾や嵐電沿線の桜の見どころをご紹介したポスターを掲出し、車内で春を感じられる電車となっています。
見どころの多い春・桜シーズンの京都ですが、昼も夜も楽しめる嵐電「桜のトンネル」、オススメ度高いですよ!!
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この記事を書いたナビゲーター
bow
京都生まれ、京都育ちの生粋の京都人です。仕事で全国を飛び回り、京都の良さを再認識したため、京都の観光に携わる仕事をしています。全国を旅した経験と、観光業界に生きる人間としての視点、更には京都人ならでは…
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