写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る京都府木津川市の山間にある岩船寺の創立は、天平7年、聖武天皇の勅願によって開基したと言われています。最盛期には広大な敷地に39もの坊舎を有したものの、度重なる兵火で縮小。荒廃していったものの、徳川家康、秀忠らの寄進で、本堂、仏像等が修復され、現在も多くの文化的遺産が残されています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る緑豊かな山の中にある岩船寺では、静寂な境内に四季を通じてさまざまな花が咲き乱れます。特に6月〜7月にかけて青や紫、赤や白といった色とりどりの花を咲かせる紫陽花は、見ているだけで和み癒される雰囲気。
雨にも関わらず多くの人でにぎわうのも納得の美しさです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る1442年、仁明天皇が智泉(空海の最愛の弟子)の遺徳をしのんで建立した三重塔。内部には、智泉作の「普賢菩薩騎象像」が収められています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る池を取り囲むように咲く紫陽花と三重塔のコントラストは、風情たっぷり。日ごろの疲れを癒してくれる景色をじっくりと堪能してみてください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る三重塔では四隅の垂木に注目。垂木を支えるのは、なんともユーモラスな隅鬼の木彫。隅鬼の表情がキュートで思わずくすっとしてしまいます。
<岩船寺の基本情報>
住所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
電話番号:0774-76-3390
拝観時間:8:30〜17:00
拝観料:400円
アクセス:JR「加茂駅」より徒歩約1時間30分。
コミュニティーバス当尾線「岩船寺」下車
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る岩船寺周辺は石仏の宝庫。あぜ道の横やしげみの中、といたるところにさまざま表情をした石仏を見ることができます。岩船寺から徒歩約40分のところにある浄瑠璃寺まではゆるやかな下り坂でとっても歩きやすいので、石仏散歩を楽しんでみてください。
途中、地元の人たちが作った野菜や漬物が並んだ吊り店を楽しむこともできます。新鮮な野菜は激安!カバンに余裕があればぜひどうぞ。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る浄瑠璃寺の手前にあるレストラン「あ志び乃」では、庭中に咲き誇る紫陽花を愛でることができます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る食事をしなくても、庭の紫陽花は見られます。庭といってもかなり広いので存分に紫陽花を楽しめるはず。
食事は山菜や野菜を使った素朴な田舎料理。ぜんさいやアイスクリームなどもあるので、カフェ利用にも最適。外にもテーブルがあるので、紫陽花を見ながらティータイムを過ごしてみては?
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る<あ志び乃の基本情報>
住所:京都府木津川市加茂町西小札場56
電話番号:0774-76-2791
営業時間:9:30〜17:00
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る最後に訪れたい浄瑠璃寺は、奈良時代に聖武天皇が僧行基に命じて建立されたと言われている寺。美しい寺の名前は三重塔の内陣に安置されている薬師如来の浄土「瑠璃光浄土」からきています。
東に薬師仏、西に阿弥陀仏を配した庭園は、極楽浄土の世界観を表しています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る浄土式庭園は緑に囲まれる夏が特に美しい。池をはさんで向かい合う本堂と三重塔を見ていると心が洗われるようです。
<浄瑠璃寺の基本情報>
住所:京都府木津川市加茂町西小札場40
電話番号:0774-76-2390
拝観時間:9:00〜17:00
拝観料:400円
アクセス:JR「加茂駅」より徒歩約1時間。
コミュニティバス当尾線「浄瑠璃寺前」下車
雨の日はどうしても家に引きこもりがち。しかし、京都には雨の日だからこそ見られる美しい景色があります。趣ある古寺と紫陽花を愛でながら、気持ちを浄化させてみては?
※2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
浮き草 ゆきんこ
浮き草のごとくあっちこっちふ〜らふ〜らと旅するライターです。ニュージーランドで添乗員として働いていたとき、世界中を旅するバックパッカーたちに遭遇!突然、バックパッカーに憧れ、世界半周旅行へ。一人でふら…
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