写真:アシュ 飯田
地図を見るシェムリアップの朝はとても早いので気合を入れてください。何故なら、アンコール・ワットから上るご来光を拝むため。トリップアドバイザーでは世界遺産の人気No.1に輝き(2017年のランキング)、1日の観光のハイライトと言っても過言ではありません。
観覧ポイントは、一番外のお堀に掛かる橋の脇、尖塔正面の参道、中のお堀の前の3箇所です。1日しか時間を取れない場合は、この中から絞ることになります。
池に反射する逆さアンコール・ワットと朝日、さらに朝だけ咲く蓮の花が幻想的な雰囲気を作る、外側のお堀に掛かる橋の脇が一番おすすめのポイント。早めにベストポジションを確保しましょう!
ご来光の後は、朝食をとりに一旦ホテルまで戻ります。次の遺跡巡りへの力を蓄えましょう。
<基本情報>
住所:Angkor Wat, Siem Reap 855
アクセス:シェムリアップ空港から車で20分
入場料金:1日券 37ドル、3日券 62ドル、7日券 72ドル
※入場券は遺跡から離れたチケット販売所で購入する必要があります。
また同じチケットでアンコール・ワット遺跡群だけでなく、ロリュオス遺跡群、バンテアイスレイ、クバールスピアンなども入場可能です。
写真:アシュ 飯田
地図を見る午前中の比較的気温の低い時に回りたいのが、大きな微笑み顔の石が有名なバイヨンを有するアンコール・トム。某世界の果てまで行く番組のセットの中でも印象的ですよね。
バイヨンは、アンコール・トムという一辺3km四方の遺跡の中心となる遺跡。その周囲にはピラミッド型の聖堂などいくつもの見どころが点在しています。
写真:アシュ 飯田
地図を見るアンコール・トムという世界観の中心にあるバイヨンは、シェムリアップのアンコール遺跡群の中でももっとも興奮するスポットと言っても過言ではありません。いくつもの仏塔が立ち並び、塔の四面に彫られた「クメールの微笑み」が独特な雰囲気を作り出しています。その微笑みも様々で、よく見ると一つ一つの微笑み具合が異なることが分かります。
ここでは「クメールの微笑み」とのキス写真がおすすめ。石像との角度と遠近差を利用して、記憶に残る楽しい写真を撮ってみてはいかがですか?
写真:アシュ 飯田
地図を見るまた、バイヨンの外に広がる一際大きな建造物にも注目してみてください。長さ350mの象のテラスは、ステージに彫刻された象のレリーフが圧巻。細かく綺麗に彫られているのはもちろんのこと、一頭一頭異なる表情や態勢をしており飽きずに見入ってしまいます。
アンコール・トムを鑑賞したら、この辺りでゆっくりランチをとりましょう。午後は日差しも強く体力を使うので、しっかり休んでおいてくださいね。
<基本情報>
アクセス:シェムリアップ空港から車で20分
写真:アシュ 飯田
地図を見るその後は再びアンコール・ワットへ。アンコール・ワットの日中の観光は、順光になる午後が最適です。午前は逆光になるので、写真を綺麗に撮りたい場合は避けましょう。
そして必ず見るべきは第三回廊。傾斜が60°もある階段を登って行きます。今は観光用の階段が作られたのでかなり安全になりましたが、階段が作られる前はもっと急勾配で幅も狭く落ちて亡くなる方も多かったそうです。
階段を登るとテニスコートが2面くらい入りそうな想像以上に広い回廊に到着。60mの高さから見るシェムリアップの街は、当時の王様になったような気分になれますよ。
写真:アシュ 飯田
地図を見る遺跡の醍醐味を味わいたい場合は、第一回廊の南面にあるレリーフがおすすめ。ヒンドゥー教の神話の戦闘場面や天地創造の物語など、象徴的なシーンが細かく彫られていて見ごたえたっぷり。
その中でも南面東側の「天国と地獄」というレリーフは、地獄行きの人を串刺しにするなど日本の閻魔様に通じるものもあり、神話を知らなくても理解できて面白いのでおすすめです。
12世紀に作られたアンコール・ワット遺跡は、当時の宗教観・歴史が詰まった最高傑作。じっくりとクメールの時代に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
写真:アシュ 飯田
地図を見る1日の締めくくりに訪れておきたい場所が、美しいサンセットを見られることで人気のプノン・バケン。遺跡の上からはアンコール・ワットや付近の密林を見渡すことができます。
高さ60mの丘の上に建てられた寺院は、アンコール・ワットよりも高い建物を作ることが禁止されている現在、遺跡が生きていた当時の景色が見られるスポットとなっています。
写真:アシュ 飯田
地図を見る遺跡巡りをして疲れた1日の最後のご褒美。どこへ旅するにしてもサンセットがあると締まります。1日の出来事を振り返ってセンチメンタルな気分になって寂しい気持ちもしますが、それ以上に温かい気持ちになりませんか?
シェムリアップの森にゆっくり沈んで行く太陽を見ながら、心の中からじわじわと広がる豊かな気持ちを感じてみてください。
またプノン・バケンのサンセットをベストポジションで見たい場合は、日の入り時刻の一時間前には到着するようにしましょう。見やすい場所はすぐに人が集まってしまいますので要注意です。
<基本情報>
アクセス:シェムリアップ空港から車で20分。アンコール・ワットとアンコール・トムの中間地点になります。
今回はポイントを抑えた1日で回る遺跡を3箇所ご紹介させて頂きました。日の出から日の入りまで見どころをぎゅっと詰め込んだコースなので、サンセット後は溢れ出てくる充実感をホテルまで持って帰ることができるでしょう。
暑さ対策を忘れず、大人気のシェムリアップ「アンコール遺跡群」を堪能し尽くしてみてください。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
アシュ 飯田
国内・海外問わず月1ペースで旅する、旅系SE。今年は航空会社アライアンスのステータスを取得する為の、SFC(スーパーフライヤーズカード)修行を行い、8月に無事解脱しました!そして、近年は特に海外の一人…
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