写真:沢原 馨
地図を見る「雀川砂防ダム公園」は埼玉県ときがわ町の北部、雀川の源流域に設けられています。その名が示す通り、水害の防止・軽減を目的に造られた砂防ダムの周辺を公園として整備したものです。開園したのは平成3年(1991年)のこと(その頃はまだ「ときがわ町」ではなく、「比企郡玉川村」でした)。その堅苦しい名の印象に反して、意外にも(と言っては失礼かもしれませんが)、雀川の渓流をうまく活かして造られた、素敵な公園ですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る「雀川砂防ダム公園」には2000本ほどの紫陽花が植えられていて、ときがわ町の花の名所のひとつとして名を連ねています。緑豊かな園内、渓流脇に咲き誇る紫陽花は風趣に富んでいて美しい景観を見せてくれます。紫陽花の咲く季節に訪ねてみるのがお勧めですが、渓流での水遊びも可能なので、家族での夏の行楽にもよいところなのです。
写真:沢原 馨
地図を見る「雀川砂防ダム公園」のいちばんの魅力は、何と言っても園内に植えられた2000本ほどの紫陽花です。紫陽花は公園が開園した頃から植樹が始まり、年々増やされ、平成11年(1999年)には2000本の規模になりました(今ではもっと多いかもしれませんね)。
写真:沢原 馨
地図を見る紫陽花は園内の随所に植えられて、緑濃い景観を彩ってくれます(「紫陽花園」のような施設が設けられているわけではありません)。砂防ダムの下流側の水路脇や、さらにその下流の渓流の岸辺、あるいは砂防ダムの上流側に設けられた渓流脇の斜面など、それぞれに風趣に富んだ魅力で飽きさせません。
写真:沢原 馨
地図を見る「雀川砂防ダム公園」の紫陽花は、渓流とのコラボが生み出す景観の味わいが最大の魅力。涼やかな流れの岸辺に咲く紫陽花を観賞しながら、のんびりと散策を楽しみましょう。周囲を緑濃い山々に囲まれて、すっかり日常の喧噪を忘れてしまいますよ。
写真:沢原 馨
地図を見る雀川源流域の渓流も「雀川砂防ダム公園」の魅力のひとつ。砂防ダム下流側の、長久保川が合流する辺り、広場から川辺に降りていけるように整備されていて、川遊びが楽しめます。ある程度は整備の手が入れられていますが、基本的には自然のままの渓流です。
暑い季節の川遊びは楽しいですね。子どもたちはもちろん大はしゃぎ、大人でも靴を脱いで渓流に足を浸すのは楽しいものです。大人もひととき童心に返って川遊びを楽しみましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る砂防ダムの上流側には「渓流広場」と名付けられたエリアが設けられています。ダム上流側の雀川の流れを整備し、カスケード状の水路が造られています。きれいに整備された水路なので、子どもたちも比較的安心して水遊びが楽しめそうです。
しかし、水遊びは常に危険が伴います。小さな子どもは浅い水でも溺れることがあるのです。小さなお子さんを遊ばせるときには保護者の方は決して目を離さないようにしましょう。充分に気をつけて、安全に川遊びを楽しみましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る「雀川砂防ダム公園」を訪れたら、やはりマニアでなくても砂防ダムの姿を見ておかなくてはいけません(見ようと思わなくても視界に入ってしまいますけどね)。雀川の砂防ダムは昭和55年(1980年)に着工、昭和63年(1988年)に完成しました。高さ17m、堤頂長約111m、計画貯砂量43000立方メートルという堂々としたものです。砂防ダムとしては大きい方ではないでしょうか。マニアの方なら必見でしょう。
写真:沢原 馨
地図を見る砂防ダムの下流側の水路脇には舗道が設けられていて、ダムのすぐ下まで近づくことができます。直下から見上げる砂防ダムはなかなかの迫力です。緑濃い風景の中に横たわる巨大な人工物の存在感が独特の興趣を感じさせてくれますね。堤体上部の「水通し」からは水が滝となって流れ落ちていて、堤体に白い帯を描く様子も涼やかです。
写真:沢原 馨
地図を見る山々に囲まれて自然豊かな「雀川砂防ダム公園」、園路を辿って園内をのんびりと巡ってみるのもお勧めです。砂防ダム北側の道からは砂防ダムの向こうにときがわ町の風景を望むことができます。爽快な眺望ですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る「雀川砂防ダム公園」、その名の印象で少し“損をしている”かもしれませんね。緑濃く美しい風景が広がり、紫陽花も見事で川遊びもできて、とても魅力ある公園です。ファミリーや友人同士で行楽に訪れても楽しめますよ。キャンプやバーベキュー、花火などの「火気の使用」は、ときがわ町に事前の許可申請が必要です。お気をつけください。
紫陽花の開花期は例年、6月中旬から7月上旬にかけて。いちばんの見頃は6月下旬。紫陽花の見頃に合わせて訪ねるのがお勧めですが、時期が少しずれても渓流での川遊びが楽しいですよ。
住所:埼玉県比企郡ときがわ町大字日影
電話番号:0493-65-1539(ときがわ町建設環境課)
アクセス:東武東上線小川町駅からときがわ町路線バス「せせらぎバスセンター」行き(日影経由)、「砂防ダム入口」下車、徒歩約10分/駐車場有り、関越自動車道嵐山小川ICから約10km
2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -