写真:月宮 うさ
地図を見る樽前山(たるまえざん・たるまえさん)は、風不死岳(ふっぷしだけ)、恵庭岳(えにわだけ)とともに支笏三山の一つに数えられる、北海道の支笏洞爺国立公園に位置する標高1041mの山。活火山ではありますが、現時点では穏やかな状況が続いていますので、活火山であることを留意しておけば、初心者でも登れる山です。
そんな樽前山登山の魅力は、大自然を五感で感じることができるところ。標高は1000m程でありなからも数多くの高山植物が自生し、裸山であるため遮るものが何もなく360度の大パノラマを楽しみながら登ることができます。頂上付近では今も噴気を上げる溶岩ドームが間近に!
※写真の左側に位置するのが樽前山です(右側は風不死岳)。
写真:月宮 うさ
地図を見る樽前山のおすすめ登山ルートは登り約60分・下り約40分の「東山コース」。7合目まで車で上がれるので、初心者・お子さま連れでも挑戦しやすいコース。駐車場にトイレ(非水洗)があるのも嬉しいポイントです。ただし、売店はないので飲料・携帯食等必要なものは先に準備しておいてくださいね。特に夏は炎天下の下を歩き続けますので、水分は多めに用意しておくことをおすすめします。裸山のため霧が発生しやすいので、雨具の用意も忘れずに。
駐車場は約70台停めることができるのですが、天候の良い休日は早い時間に満車になることも多いため、朝早めの行動がおすすめ。また7合目駐車場までの道路は冬期間(11月〜5月)・悪天候時は通行止めになりますのでご注意を。
※詳しくは記事下の関連MEMOより「樽前山登山情報」を出発前にご確認ください。
準備が整ったら登山口で登山届に提出し山頂に向けて出発!準備運動も忘れずに。
写真:月宮 うさ
地図を見る夏の登山道ではたくさんの高山植物たちの可憐な姿を見ることができます。見ごろは6月下旬〜7月。お盆を過ぎた頃からは秋の花へと季節は移り変わっていきます。そして、10月上旬には紅葉が見ごろに。錦色に染まる季節もまた美しいです。
写真:月宮 うさ
地図を見る樽前山を代表する高山植物「タルマイソウ(イワブクロ)」の見ごろは7月。
写真:月宮 うさ
地図を見る7月後半を彩るイワギキョウの可憐なお花。
写真:月宮 うさ
地図を見るゴールの山頂に待っているのは、北海道の天然記念物にも指定されている、噴気を上げる溶岩ドームの神秘の絶景。大地の鼓動を間近に感じることができます。雲がない日は眼下には支笏湖の姿も。360度見渡す限り大自然の感動が待っています。
※火山性ガスの噴出により溶岩ドームへは近づくことはできません。
写真:月宮 うさ
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写真:月宮 うさ
地図を見る体力に余裕があり、もう少し山歩きを楽しみたい人は溶岩ドームをぐるっと1周してみてはいかがでしよう?比較的なだらかな道が続き、縦走気分も味わえておすすめです。コースタイムは1周2時間半前後。
登山経験がある人向けになりますが、風不死岳への縦走もおすすめ。急登・鎖場もありますので初心者は必ず経験者と同行してくださいね。
写真:月宮 うさ
地図を見るアクセス:札幌・千歳方面からは国道453号から276号へ・苫小牧からは国道276号を大滝方面へ。大滝への分岐点から約3分で樽前山方面への青い看板がありますので左折。約10分で7合目駐車場に到着します。苫小牧方面からは道道141号で支笏湖方面に進み7合目駐車場に至るルートもあります。
駐車場:70台、無料。土・日・祝日は早い時間に満車になることが多いので注意が必要。駐車場にはトイレ(非水洗)有り。売店は無し(支笏湖畔にあります)。
※5合目ゲートは冬季・悪天候時は閉鎖します。閉鎖時は7合目駐車場は使用できません。詳しくは記事下の関連MEMOより「樽前山登山情報」を出発前にご確認ください。
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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